イ
ンプレッション さ、エンジンを回すこととします。蛇足ですが、テールランプ球をLED化して相当の効果を感じます。ヘッドランプは一つのダンパー的役割をしているのは ご存知だと思いますが、そのヘッドランプの明るさの変動が少なくなったのは特筆ものです。テールランプ、ことにストップランプの消費電力の多さは想像以上 だと思いました。 いつもどおりの始動です。チョークを引きますが、残念なるかな、この手の改造を施すと二段チョークが使えなくなるようです。チョークはONかOFFのみ になります。 エンジンを回して、若干高めのアイドリングでの排気音は気抜けしてしまいますが、音質自体は好ましいものだと感じました。 すでに、点火プラグコードはツインコアに変更しています。点火コイルもノーマルに戻していますから、点火自体はノーマルと大きく異なるものではない、と 感じるところです。 ウォーミングアップの後、国道56号線を下ります。家の近くの信号待ちからスタートして、次の信号に至るまでに4速までアップします。5速に入れると、 SR500では多少しゃくる性格になりますから、4速のまま次の信号を向かえ、シフトダウン。 そのときに、バスッと音が出ません。その前段でボボッという音も出ないので、非常に気分がいい感じになります。 光満街道へ入る頃になると油温も上がって、通常ですとマフラー部分が熱を持つようになるのですが、これまでのスパトラやスーパーサウンドとも違って、熱 を持つ=換装=パサパサというものでもなく、破綻がない音のままで終始します。 もちろん、これが良いとは断定できませんし、私自身の感じるままの表現ですけれど、ま、そこそこの音と性能は兼ね備えているのではないか、と感じまし た。 また、マフラー自体が軽いものになっていますので、、ヒラリヒラリという軽快感はないものの、SR500のバランス全体が好ましいものに変わるっている ように感じるところでもあります。 三間街道へ入ると、若干のスラッチの滑りが生じてき始めます。この件はいずれ報告しますが、平坦路での一定速度域での排気音もなかなかいいものに感じま す。 もちろん、古いシングルエンジンのようにタッタッタッタッと走るものではない、いつものショートストロークのSRのエンジンですので、激変するサウンド ではありません。 スパトラでもスーパーサウンドとも違う落ち着いた音質といえるものだろうと思います。周囲に対しても好ましい排気音ではないか、と思います。 意外に気付かないライダーが多いと思いますが、ケタタマシイなどの排気音はライダー自身にとっても、知らない間に疲れを伴わせるものなのです。 だらだらした登りを過ぎると、多少タイトなコーナーを含めて須賀川ダムへ向けて一気に下ります。エンジンブレーキがかかったときの、この排気システムの 良否が問われるところでもあります。カンリンの重量フライホイールを装着していますが、バックプレッシャーの減少にもかかわらず、この走りよさはなかなか のものがあります。 須賀川ダムサイドの下りでそれが発揮されます。「小ぶりちゃん」でもカンリンの重量フライホイールですから、アクセルを開けていないと速度低下を招くこ とになっていたのですが、適度な排圧のため、これが押さえられているように感じます。 同時に、これまではバスッバス、あるいはボボッと不整脈のような音を発していたのですが、この音がほとんど出なくなっています。これにはびっくりしま す。 柿原の交差点で止まったときも、アイドリングは900回転付近を刻んでいます。 帰宅して、マフラー全体を見回すと黄変の範囲が大きくなったように感じましたが、スーパーサウンドとテイラーの組み合わせによる点火の最終段のように、 太い・大きい、火の出る時間が短いとは違って、適正な火が長い間出ているようなエンジンの回り方も理解できるようになりました。 幸いにも今回の組み合わせでは、スーパーサウンドのようにマフら-エンドにフードのようなカットが施されていません。そのため、スーパーサウンドと違っ て、黄変から黒ずんでくる可能性も考えられますし、ステンレスの材質が違うので、現状のままで推移するのかもしれません。 |