付
録
RBRさんで調査した結果からすると、プッシュレバーとの無調整の遊びが3〜4mm以上のものが多いとのことでした。つまり、その分、油圧クラッチのス レーブシリンダーから出ているロッドが長いことであると思われます。 しかし、これは遊びではなく、「自由度」と置き換えた方が良い、と私は理解しています。 そういった状況を、AISが装着されてキャブレターの変更されたモデルまでの車両に装着すると、スレーブシリンダーのロッドを一杯に伸ばして装着する と、ちょうど良い状況になるはずです。これはプッシュレバーにリターンスプリングが掛かっていてもいなくても同じであろうと思います。 しかし、この状態でシフトを行いますと、何かギクシャクするように思います。(1の関連) 当然、ワイヤー作動なら、クランクケースのボッチとプッシュレバーをフィットさせる位置になっているにもかかわらず、プッシュレバーのリターンスプリン グを外してしまうと、どうしてもプッシュレバーがボッチの位置より中に入り込んで来てしまいます。つまり、遊びは一切なくなるのです。(2の場合) [ しかし、おかしいことに、スレーブシリンダーはグラグラの状態でクランクケースのクラッチワイヤー通し穴に装着されています。つまり、これが自由度=遊 び、であろうと解釈するところです。] で、ロッドを装着したままで、マニュアル通りにクランクケース部分で調整すると、1.の状態になって堂々巡りをすることになるのではないか、と感じると ころです。 それでは、ハンドル左のクラッチレバー側の調整ツマミは、クラッチレバーとハンドルまでの開度調整だけですから、クランクケース側の調整はどうすればい いのか、ということになります。(3の場合) これを解決するのは、比較的簡単です。17mmのメガネレンチと+ドライバーを用意して、下記のようにやってみてください。
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