最近
は、整備の段取りなどがすごく悪い。この工具をここにおいて、次
を出して、前のヤツを...、としたときに、その工具のありかが一瞬途切れる。ミリサイズのコンビネーションなどであれば、よく使う分の各サイズは2本の
うち1つは共通だからまだしも、インチサイズはサイズのコンビネーションがないから、大変な思いをしてしまう。 今回も、ロックハートのアダプターをはずすアーレンキーを散々探し回る始末であった。整備終了後、そのアーレンキーが1本行方不明ときた。3本一セット の長いタイプだから1本不足というのが分っていたからよかったものの、通常のものなら右往左往であったろうと思う。 が、その置き場がどこか不明。結局、シートをはずしたときから使ったものを順に、ここはソケット、ここはメガネ...、といったような確認をすると、一 か所だけ普段と 違うニッパーを使用した部分があるのに気付いた。まさか、と思ってシートを再びはずすと在りましたね。もう一つ発見。エアクリーナーのダクト部分に燃料タ ンク取り付けの12mmヘッドの取り付けボルトが鎮座しているではないか。あ〜あ、大変なことになるところであった。トライアンフなどになるとアーレン キーを置いた場所はバッテリー の上だからショートってことになりかねない。 9月21日は、そんな状態で整備を終え、エンジンを始動し、オイルの循環を確認したところであった。その後はまたしても天候不順で走れず。 23日、お彼岸の中日。 その前日はいろんなことがあって、午後から一段落して徴収がてら市内を原付で走る。人から見ればゆっくりだが、実際は35km/h程 度で走っているのだ。図体が大きい僕のことだし赤いヘルメットからすると、こういう目立つ格好の方が好ましいかもしれない。シゴトではあったが、久しぶり にのんびり走ること自 体「いいな」と思う瞬間であった。 夜は観月会で芋炊きパーティーで行くとこまでいって... 。 23日の朝は、昨日の観月会の名残で、世界最速のインディアンと同様、オシッコすると芋焼酎の匂いが残っている。秋の交通安全期間だし、朝に走るのはダ メだな。天候も昨日と同じ好天...、と思ったが、残念なるかな、曇天で鬼ケ城はモヤとも雲とも判らないものがかかっている。雨かもしれないと思いSRは 出さず じまい。 が、ネットで孫のプレゼントの配送状態を見ると、午後2時までには届きそう、と判明。とすると、妻には内緒だから僕が受取らないと、いらぬトコロをつつ かれる。走行開始は時間を最長延ばしても午後4時からか...。 少し遅い昼食の後、空模様が好転し始めた。早いところやりたいと思うものの、荷物の到着が20分ほど遅れたので、3時前から走ることとする。 やおら、SRを引き出し、キック3発で始動。キンキンガチャガチャ音が今までより小さい。拙宅前で始動すると反響音で気付かないが、道路に出して始動す るとノイズの少なさが際立つ。 これまでに施したのはオイル関係にSTPを混入しただけだ。どうやら、オイルクーラーをはずしただけで、BORE-ACEのオイルラインが効いているよ うだ。 これまで「500にはオイルクーラーが必要」と記載しておいたのだが、BORE-ACEのオイルラインに変更して、結果としてはオイルクーラーをはずし てしまった。それが妥当かどうかが判ることになる。そういったテスト走行だ。 いつもどおりの発進。ルートもいつもどおり。そう飛ばすこともないし、40〜60km/hの範囲内での走行に心がけようと思った。 光満街道で女性が運転する軽四が前に。これが遅い。が、隙を狙って追い越すことは控える。それにしても、カーブでは「35km/h」近くまで落ちる。こ れがつらい。こちらは3速まで落とさないとSR500の場合はギクシャクして走らせないのだから。 エンジンの音が素晴らしく静かだ。いつもは気にならないカンリンのフライホイールがクヮンクヮンと回っているのが判る。ダイシンのクラッチは相変わらず うるさい。 三間街道へ行く手前の信号で、僕が前へ出ることに成功。一気に加速もしない。シフトアップしていくうちに気付くと70km/hに達している、という 状態だ。ここから近永までは思う存分初秋の田舎道を走る。誰も前を走ることがない。 あー、昔はこういった調子だったな〜。ガソリンが高くなったからむやみに自動車を走らさなくなったのかもしれない。 永野市の信号を右折。ここからはどうしても国道197号線からの車が多くなる。が、いつもに比べると数は少ない。結構のんびりと走る。前は室内で姿勢を 変える人がいるため、たまにロールする軽四のみ。後ろからの自動車は居ない。しばらくは登りだ。 途中、うねりを伴うギャップを通る。これまではクラッチで操作してたが、今回はハンドルと、曲がる側へ少しだけリーンインスタイルで切り抜ける。前後の サスペンションは、僕の83kgの体重からすれば良好だ。水分の下りの左カーブをクリアするとき、上体が突っ立ってしまった。曲がらない。慌てずに左ひざ を開くとスーッと切れ込んでいく。 あー、これはXT500の時と同じだ。ギャップをクリアするときも、若干フロントフォークがツンツク気味になって、リアがこともなく過ぎていく。しばら く忘れていたXT500のことを思い出した。もし、BSのトレールウイングを装着しているとしたら、緩いコーナーでもアクセル開けるとズズッとリアが滑る ことになるのだけどね〜。こんな時はエイッ、ヤッ!と身体をアウトにして寝かせるわけ... 、なんて古い思い出が蘇る。 軽四が下りを利用してどんどん加速。思い出などが浮かぶことからか、僕との間が開く。それよりはBSTのキャブ特性だろうか、僕の場合はエンブレがかか りすぎるような感じだ。致し方ないな。 柿原の信号手前で、ハーレーのFXっぽいのが走っているのを発見。「見せ付けてやれ」と思い始める。トンネルに入ると、僕のSRよりうるさい。ハーレー だろうか?。 駅前のトンネルを出て後ろへ着く。パイプ状のマフラー。こんなのがいいのかな〜。恵美須町の信号で横に着く。な〜んだ、400のスティードじゃないか。 残念ながら右側に着いたので、こちらの乾式クラッチを見せ付けることが出来なかった。しかし、音が大きい分速度は遅いな〜。こういうのを「音が速い」とい うのだろうね。 御茶撰橋を過ぎて、Nモータース前を過ぎて丸之内から国道へ出るいつものコースを取る。と、どうだ、僕の方が遅いはずだのに、例のスティードとすれ違 う。「ゲー、遅すぎる」。ハーレーだともっと速いよ。 気分よく帰宅。エンジンは950回転程で安定したアイドリングを続けている。 |