SR500のオイルラインの小変更

 いやはや、PLOTのパーツには泣かされます。BORE-ACEさんの ホームページで、びっくりしたのは、バンジョー部分がガンメタからブラックになる、というものでした。これは少しばかり違和感があって、むしろ着色(染 色)なしの方が好ましいのではないか、とも考えるところです。
 さてSR500のオイルラインは、前回、放熱フィンをシリンダーヘッド側へ移動しました。これはこれで良かったのですが、インレット側のホースが、燃料 コックのダイアフラムの出っ張りに当たって急角度で曲げられてしまうのです。
 スェッジラインでは、このことが直接悪影響を及ぼすわけではありませんが、私の気分からはどうも気がかりでなりません。仮に、アールズですと、バン ジョーとホースの取付部分にストレスがかかるのは当然のこととなります。
 この部分のストレス回避としては、角度付きバンジョーに交換すればいいというのが分かります。しかし、フルードではなくオイルが通過するのですから、粘 度などの関係から、この部分が急角度で曲がるのはいただけません。PLOTのカタログからすると10°と20°のものがラインナップされています。安くは ありませんが、いずれも持っていてもOKと判断し、10°と20°の曲がりのバンジョーをオートショップワタナベから発注しました。その後で、ガンメタの 生産中止を知ったわけですから、対処していてよかった、と思います。万一の場合は代替えにブラックを、と言っておきました。



 到着したものはガンメタでしたから、少しばかり胸をなでおろしました。後で気付いたのですが、ガンメタの退色が大きく、もしブラックだったら少しちぐは ぐになってしまうところでしたので... 。
 残念ながら、四国自動二輪交友会へは前日までに作業をする時間が取れなくて、ストレートバンジョーのままとせざるを得ません。帰ってから交換することと しました。

 さて、角度合わせですが、問題の大半はクーリングフィンを装着するとホースとバンジョーのジョイント部分が燃料コックのダイアフラム部分に大きく阻害さ れて内側へ曲げられるのです。


 以前このことがあって、クーリングフィンをオイルの取り出し側(下側)へ装着していたわけです。



 そこで、現物合わせでやると、20°曲がりのバンジョーなら何とかいけそう、ということが判りました。とはいえ、ステンメッシュホースの取り回しはなか なか難しい。一部に知恵の輪要素も加わりますから、微調整に結構時間を費やしました。
 結局、最終仕様に至までに2時間程度かかりました。ナナ・何と最終問題回避はキャブレターのアクセルワイヤーホルダーの調整ナットに当たらないようにす ることでした。一つが良くなると、その上を目指す。そして苦労する。これが楽しみでもあります(爆)



 若干判りづらいとは思いますが、ホースのジョイント部分の曲がりが緩やかになり、コックのダイアフラム部分の状況がストレートバンジョーのときより若干 内側に入り込んでいるのが判ると思います。
 先ほど申しましたように、欲張って仮に30°のものにすると、キャブレターに観賞するようになりますから、この20°曲がりが限界ということになりま す。
 これで、オイルラインは完成の域に達した、としましょう。



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