SR500と... (その4)ある日突然
前回は2012年4月7日、パイロットジェットの#2.5アップ、スパ
トラ改にスーパーサウンドのディスク枚数決定、ソラート(太陽石油)のガソリンでバッチリの調子手前まで来ていたのでした。それゆえ、スーパーサウンドへ
のレクイエ
ム的なことも記載したところです。
翌8日から体の異変がやってきましてね、原因は少しイキカケの食品を食べたのと、相当集中してSR500にかかっていた疲れが出てきた反動として、とエ
セ医学者の私が判断しました(爆)
こういった件は、最近ヨーグルトの飲用(食用)が効果がある、とマスコミに取り上げられています。昔、母が「腹下しにはヤクルトが効く」と言っていまし
た
が、真面目に今回は乳酸飲料のアンバサを飲んだところ改善が見られました。退職後の食生活が少し乱れていたのかもしれません。
4月12日スーパーサウンドのディスクを少し考えて見ました。それはトライアングルディスクの組み合わせで、仕切り板へ到達する六角形の排気投影は円盤
で整流してやる方が良いのではないか、と考え、以前加工していた仕切り板に30mm径の穴を開けたものを入れてみることとしました。
この理由としては、少し計算をやってみてのことです。思いが具現化できるかもしれない、という稚拙な計算ですよ。ま、こういったことも個人でやれる、と
いうことで紹介しますね。
まずは、トライアングルディスクの組合せで、ディスクの橋から放出される排気ガスは確かに減ります。以前、焼き玉エンジンを例に出しましたが、国内向け
のSR500は圧縮比も低いし、そうパワーが出るエンジンではないと考えますので、この考え方も適用できるのではないか、と考えます。
そして、各ディスクの内部を通過する排気ガスは六角形状に排出されて仕切り板に当たる、と考えたのです。この確認は仕切り板の排気の陰でも理解できると
思いますので、仕切り板手前は丸く整形すべきではな
いか、と考えたのですね。
まず、実寸ですが、改造仕切り板のセンターホールは直径30mmです。この面積はπr2乗ですから、15×15×3.14=706.5uということにな
ります。これに対して六角形の面積は1辺×1辺×3×√3÷2で算出できますので14×14×3×√3÷2=509.22となります。
次に、スパトラのインナーコアのエンドは20×20×3.14=1256となります。トライアングルディスクの開口部分は42×36÷2=736となり
ます。1256−736=520となり、=以降の答がほぼ同じになる。
これらの理由から、改造仕切り板(30mm径)を持ってくるのも効果があるのではないか、と思った次第です。
もう一点は、現在のスパトラはインナーコアのエンドに段が付いていません。したがって、1枚目と2枚目のスリットは、考えようによっては、旧インナーコ
アの2枚目と3枚目に合致するのではないか、と考えて、スーパーサウンドのエンケイディスクを先に装着して、その後にトライアングルディスクを装着するこ
ととしました。
翌13日にこれをテストして、排気のヌケが少し悪くなった代わりに、スムースさが増したようにも思えました。
本来はもう少し大きい径の穴あきのディスクが必要かもしれません。
と、いうところから、再び元に戻すこととして、最初の円形ディスクのみ残して元の組み合わせとし、パイロットジェットも#45に戻しました。
ことは4月15日に起こりました。ちょっとした思いで点火プラグを
B7ESに変更して走ることとして、エンジン始動。若干スムースさが増したような気が
して、意気揚々出発。
ところが、和霊大橋を過ぎてエンジンがブツブツ言い始めたのです。若干回転を上げつつ、申生田の手前の信号でストップ。プラグが死んだ?。そんなことは
ない。手前のサンクスの駐車場で再始動。あっけなくかかるのです。
裏道を走り、いつもお世話になっている末広モータースへ。マスターへお願いして電動パッソルを借用しBPR6ESのプラグを持ち帰り交換。再始動して、
這々の体で帰宅しました。
どうすることもできないまま、午後を迎えます。症状を思い返すと、要は間引き運転の状況になるのです。この原因としては、点火コイルが逝ったかな?、ま
た、プラグはすすけているが火が出るためC.D.Iユニットが逝ったかもしれない、ということでした。永井モータースで問うと「糞詰まりかもしれない」と
のこと。
スーパーサンダーのコイルに交換し、ディスクを外しエンジンを始動し、排気のカーボンを掃気して、夕方、一応ノーマルマフラーへ交換しました。
で、エンジン始動となるのですが、ボボッと言ったきりで、以後かからなくなってしまいました。万事休すです。
助け船を出すと言ったところでよるが近づくこの日はどうすることもできません。私にとっては初めての経験です。何度も何度も状況を想い出してメモにする
のですが、どこにも症状対策がありません。症状すらツインエンジンの片肺状況だ、といったところで、そういったオートバイが少ないため無理。ましたや、カ
ワサキのW650、800といってもポイント点火でもないので難しい。
「オマエサンの知識があるじゃないか?!」と言われそうですが、マジ、藁をも掴みたい気分だったし、経験したことのない症状だったのです。
年寄りの考えとして、オートバイはもはやこれまで。カブの110を購入するか、とまで考えていたのですよ(汗)
4月17日、ご機嫌伺いのためBORE-ACEさんへ電話。新製品のオイルインジケーターのことを少し聞きました。ナルホドね。熱膨張に伴うオイル漏れ
の対処として結構金がかかってることが解った次第です。ついでに、当方のSR500の症状の対処をお聞きすると、CDIではない。カプラーをチェックして
ほしいとのことでした。
翌18日、オートショップワタナベ。マスターが言うには、ACGのダウンドラフトキー、点火プラグキャップ、最終はガソリンか?。一番はキャブかもしれ
ない、とのこと。ウーム、がそりんか?。そういえば、37年前、XT500で冬場北条まで走ったとき大協石油で補給したとき全く走らなくなったことを想い
出しました。
この数点については、圧縮もあるし、重いフライホイールも回っているのでダウンドラフトキーの破損などはない。CDIはOK、ということから、カプラー
の点検、プラグコードとキャップの確認、ガソリンの抜き替えをやってみることとしました。
が、やるにはやるとして、プラグが入手できない状態では手が出せません。したがって、大まかな計画を立てると、まずは、20日に高知へ行くとき南海部品
高知店でBPR6ESを購入すること。プラグコードとキャップをノーマルに戻すこと。ペットボトルを用意して、ガソリンを抜き替えする。それでダメならプ
ロへ任せるとして、とりあえずはカプラーの確認をしました。
が、どれも接点は綺麗なもの。全くバカにされているようで、私好みのアラフォーの女友達のようにSR500が私を受け入れるような顔をして突っぱねま
す。年寄りの遊び相手にはダメね、というように。トライアンフが正常なら、バッコンバッコンできるのにナー。と、馬鹿なことを考えるものです。
天候不順と、現在の半分公職業務が続いて4月24日に作業を行いました。作業の最終で言いようのないものが.... 。