ひょ んなことの始まり(2)
/// スーパーサウンドって? ///

2007年3月16日のこと
 3月も中旬を過ぎた頃、酔った勢いでスーパーサウンドのスリップオンを ヤフオクでGetしたんです。若干使用感はあるものの、ステンレスの輝きも良く、マフラー部分全体にキズなどがない美品でありました。
 この製品のリリースはデイトナのBSA SR400の発売時期にフィットして開発が進められていることが、過去のSRのムック本を読んでいたときに感じました。私がこの製品が早くリ リースしてくれればいいのに、と思っていたのは「Sick'n SRを何とかする」でホワイトブロスのスーパートラップが思うようにならなかった頃です。
 あの時は本当に稚拙な考えでレポートを記載していたこと。再読しますと赤面の至りの面もありますが、どうも、今のSR用のリプレースマフラー共通の問題 点がそこに存在した、というのが解ります。が、その対処方法は正しく暗中模索の状態であった、ということが解った次第です。
 この時、スーパーサウンドのスリップオンを通常の1/4の金額でGet出来たことの方が大きいし、これをその まま取り付ければ無調整でOK。ようやく終わったな、と感じていたところでした。
 2007年3月17日、ともかく実験してみることとします。ともかく、メーカーサイドを信じて、これで万事解決!。が、今回もこれまでと同様の結果が待 ち受けていようとは夢にも思わなかったのですが... 。



特 徴
 スーパーサウンドの特徴はディスクのエンドの排気角度にあります。20°で排気口の中心と結ばれます。スーパートラップの通常版ディスクの45°とは全 く異なるもの で、ディスクのエンドが繋がって見えるのが特徴です。もう一点はメガホンの排気部分から三角形に囲まれた円盤がディスクに溶接されものた(これをトライア ング ルディスクという)、それを45°ずらせた配置で装着され、次に遮蔽板が来て、最終段は丸穴のディスクでエンドプレートとなる仕組みです。
 SR500の場合はトライアングルディスク5枚+遮蔽板+円形ディスク6枚の仕様となります。このことを念頭に、届いたスーパーサウンドのディスクをバ ラします。息をのんだのはトライアングルディスクの最初の1枚の前に円形ディスクが装着されていたのです。このことがどういったことを意味するのをこの時 は、まだ感じなかったところです。
 一点はトライアングルディスクが4枚しか装着されていなかった点にあります。私が考えるのは、おそらくトライアングルディスク5枚がSR500で、 4枚がSR400の仕様ではないか、と考えたところです。
 もう一点は、スーパートラップのようにアキシャルフロー的な配慮(20°の角度で排気)が施されているわけです。私の読み間違いかもしれませんが、マフ ラー(メガホン部分)のエンドを出た排気ガス は四方八方に分散している。そのため、整合性を少しでも修正するために円形ディスク1枚を装着しているのではないか、と考えたのです。しかし、どうも眉唾 物だなと感じてしまい、いきなりトライアングルディスク5枚+遮蔽板+円形ディスク6枚の標準装備としました。最初のエンドは、どうも収まりが悪いので、 スーパートラップのオープンエンドを使用することにしました。(この時はエンドキャップの重要性を感じていませんでした。)

 

走 行
 スーパーサウンドでの走行をしますと、良いのはいいのですが、何か割り切れないものがつきまとっています。参考までに、と並べて 写したスーパトラップと何から何までそっくり。しかし内部は相当に違う上に、スーパートラップのディスクとは性格がまるで違う。もっともインナーコアの状 況も違うので、スーパーサウンドのシステムは全く違うのだということが理解できました。



 が、古いセーターキャップ止めのスーパートラップの状況からするとスーパーサウンドのディスクをスーパートラップに装着するとおもしろい結果にな る... 、かもしれない、というのは本当のようです。
 それに、この応用はスパトラにも適用できるのかな?、とも感じられたところです。少し回り道をしてスーパートラップで実験をしてみたいと思いました。間 違っていないものの、真面目に何かヒントのようなものが紛れ込んでいるのではないか... 。そんなものが支配したのです。


 








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