SR500 13年目の夏を迎える

 雨雨雨の2008年6月は、何ともオートバイ乗りからは嫌われる季節で す。それに 我が工房は青空の下でやることになっていますが、夏を迎えると、青空さえ恨めしく思われる季節が夏です。何かしら悶々の日々になることは否めません。それ が、7月のはじめまで続きました。
 という一面では嫌な夏を迎えます。

 まずは、前段で紹介したフューエルラインの変更ですが、一応OKの線を出すことが出来ました。水分が多くガソリンタンク内に発生した場合など、サビの フィルタリングをコックのストレーナーのみに頼るのはいかがと思うところですが、ノーマルとしてエアクリーナー、フィルターを装備したものであれば、サビ の発生は少ないと思いますし、万一サビ取り剤を使用している場合などもありますので、安心材料としての途中のフィルターは必要ではないかな、と感じます。
 問題は燃料の流れる抵抗要素が多くなると困りものですが、フィルタリングの機能との板ばさみになるのも困りものですので、万一の場合に備え、コンパクト で機能重視、と、これまた問題が多いのもフィルターですので、ソコソコのところで折り合いを付けたいと考えるところです。

 今回使用した純正のフィルターは分解は出来ないのですが、結構使えます。
 本来、現在のSR400用にL字型で片側の内径を拡げたホースですので、BST-34のフラットピストンキャブの燃料受けパイプと現在のBSR-33の キャブとでは全高が違いますし、ホース受け口の角度が水平に近いため燃料の流れる量が違うため、おかしいエンジン回転になるのではないか、と感じますが、 リザーブ直前まではいつもどおりですので、このままとして様子をみることといたしました。

 というところでですが、これまで12年間過不足なく走らせることができるSRは、別の意味で名車かもしれません。

プロローグ
 一方、少しばかり気がかりなパーツがあったので、夏のボーナスで検討してみようとして記憶の中に留めておいたのが今年の春でした。もっとも、M.W.I さんのサイトでもこのメーカーが少しばかり出てきましたし、通常のパーツ屋の製品とはチト違うものですが、高価なこと極まりなし。こういったパーツのコス トパフォーマンスはいつも私を悩ませるものがあります。

 ともかく、気になる製品の出どこはBore-Ace(坂本製作所)で、大阪の切削屋が本業のようです。雑誌などで知ったのは、SRに装着するケーヒン FCR、CR用のインマニです。そんなのアルミの鋳物で製品化してるのがあるじゃないか、と思われがちですが、何とBore-Aceの製品は2分割方式に なっているんです。T-140Vで経験した熱によるキャブレター不調を生じさせないため、フランジ部分とスピゴットの部分が別のパーツで作ってあるんで す。これには少々マイッタところでした、早速同社のサイトを覗くと、ありましたね。

 6月に入って梅雨時、SRに乗るということを意識しつつの日々、長雨は本当に嫌です。そんな時、ボア・エースさんへ電話して問合せをしてみました。
 チョイスしたものは、次の3つの製品です。

1.まずはシリンダーの冷却補助フィンです。単純なもののようです が、以前私が陳腐な方法ながら、SR500のダウンチューブ(オイルタンク)にフィンを装着して、それが熱を持つことを確認しておりますので、緻密に計算 されたこのフィンは期待が大きいのです。

2.もう一点はオイルフィルターカバーです。これはわずか30ccの油量 アップですが、コンパクトな中に30ccを蓄える。ボアエースさんの説明にもありま すが、強いて言うとオイルフィルター自体がオイルで十分に満たされることからSRには有用ではないか、と考えた次第です。

3.そして、オイルラインの変更です。この点は誰しも考えるとおり、ロッ カースピンドル(シャフト)部分へのオイル供給を十分にして、ロッカー部分が暴れ るのを防ぐための措置であるべきです。

 この中でも、「SRのオイル循環への問題点」は私の頭から離れることがありませんでした。
 当初は後部ロッカースピンドルへ供給し、前傾エンジンのため、内部のオイル通路を確保して前側(エキゾースト)のロッカースピンドルへもオ イル供給する仕組みだったわけです。
 XT500では吸・排気のバルブ径が同じだったし、エンジン全体のバランスが良かったので、これで十分だったのですが、SRになって、吸・排気のバルブ が違い、出力特性も違うエンジン、その上にブローバイガスのダイレクト燃焼などが加わったため、ことにSR500では、ロッカー周りがガタガタになってし まう欠点が出てきたわけです。
 そのために、フロント(排気側)のスピンドルにオイルラインを持ってきて、後ろを、エンジン潤滑へ供給するオイルでまかなう変更をして現在に至るわけで す。
 SR500/400のリリースのとき、バイカーズステーション誌の創刊号と2号に佐藤氏が記事を記載していらっしゃいます。つまり、現在のクランクケー スから出ている部分へオイルラインを追加することは可能かどうか?答えはノーであります。
 SRのオイルポンプはずいぶんと変更がありますが、決して強力なものではありません。むしろ、内部のパッキンが増設されたことにより、オイルへ空気の混 入が少なくなったことが改良されたところであって、そんなに拍出量が増えているわけではないんです。
 したがって、私はオレブルがリリースしている前後共用のオイルラインは大きい効果は得ていないのではないか、と考えるところです。
 これに対して、ボアエースの製品は、クランクケースの背中、太いオイルホースが取り付けてある部分よりオイルを供給しようとする製品です。

 この3つの製品についてを主に、インマニのワンオフ製作に対しても問合せをいたしました。

回答は
 結果は思いのほかいい感じでした。私の場合、大半のパーツは関東の業者が多いのです。その中でSR関係の大物パーツはカンリン、ダイシン工業と不思議に 関西のショップが多いのも何かの縁かもしれません。今回のボアエースさんも同様です。
 電話での結果は意外でした。そもそも電話口で応対されたときから「坂本です」なのですから、一瞬電話番号を間違えたかな?と思いました。

1.まずはシリンダーの放熱フィン。これは放熱の効果は長距離を走る際に 出てくるもので、真の対策としては、熱によるシリンダーの歪を防ぐため、というのが 真実のようです。したがって、熱による歪を押さえ込むということは、絶対オイル量が少ないSRでは十分に効果が期待できるということではないか、と考えら れます。安いとはいえませんが、SR500には効果が大きいのではないか、と考えられます。

2.次は、オイルフィルターの30ccオイル増量キャップです。「この キャップにフィンをつける計画はありませんか?」との問いに、苦笑気味に応えていただ きました。[この件は相当ご質問があり、今のところ忙しくて手が回らない状態なのです]とのことでしたから、私と同じような考えのSR乗りは結構いらっ しゃるのだ、と思いました。
 すでに、リリースされているパーツですし、効果の程は記載されているため、同社の結果を信じることとしました。

3.圧巻だったのは、オイルラインの件です。少々説明不足でしたが、ボア エースさんのアダプターと同じようなものが装着されていて、そこからオイルクーラー コアへのホース取り出し口が装着されているのがロックハートの製品なんだ、と理解されました。ボルトの長いのがあれば、段重ねにして対応できますとのこ と。信じられなかったのですが、後で近撮の写真から可能という判断が出来ました。
 で、問題のオイル拍出量ですが、これはボアエースさんも実験済みで、同社の純正エキゾースト側のオイルラインに重ねて取り付けるタイプで十分であるとの ことでした。効果は絶大で、万一の場合はオイルクーラーは必要ないかもしれないとのこと。ますは、この1本を実験としてやってみることとします。


 製品問合せと発注、それに受取までは非常にスムースに行えました。以前も記しましたが、関西のパーツメーカーとの取引は意外と多いことに気付きます。今 回も非常にスムースにことが運びました。

製品受け取りの日
 送金して2日目の朝、出勤しようとしたとき、宅配便で「坂本製作所から荷物です」とのこと。エ〜ッ、もう届いたの!?。凄まじい速さです。
 遅刻までには十分な時間があったので、箱の透明荷造りテープをカットして確認しました。



 どうして箱の写真を撮ったのか?。何気なくということ以上に、妙に懐かしさのようなものを感じたのです。ダイシンのときもカンリンのときも何か有名な メー カーがリリースしたものだ、と名前を表示した段ボール箱でしたから、そこそこ保存をしております。
が、今回とってつけたような「坂本製作所」の文字の上にあるスタンプのような“BORE-ACE”からすると、町工場の別誂えの製品が手元に来たようで、 妙に嬉しかったところです。

− 開けてビックリ玉手箱 −

 まさにこれでした。とり急ぎフィルターカバーを手にしたとき、予想は的中。重さと切削状況からすると、廉価版のパーツではな いことは明白です。放熱フィンに至っては加工するのは気の引けるようなもの。よくぞここまで...、というものでした。
 一気にコストパフォーマンスの気がかり面が少し晴れましたし、意気揚々、ラレーの自転車で職場へ出かけたところです。その日の夕刻からは新人さんの歓迎 会があることをすっかり忘れている始末。どうしようもありません。
 時間が時間のため、箱に戻しましたが、装着前に全てを写真に収めることとしました。ニュアンスが伝わると幸甚です。

感じたまま
 帰宅して、今回入手したBore-Aceのパーツを手にして感じたことを記載することとします。

 

 まずはフィルターカバーですが、私が手にした写真から判断できるかと思いますが、切削状況がお解りになるでしょうか?。黒いアルマイト処理はしてあるも のの、表面の独特の波。この切削行程はどのように行われたのか?。私にはよく解りませんが、かなりのものが必要になろうかと思います。



 フィルター内部の状態をご覧になると、一目瞭然、フィルター単体の取り付けサポートの立ち上がりなど加工するのは少々難しいし、特に容量アップの製品で すから、その部分が深くなっているため、一層加工が難しいだろうことが予測できるんです。



 続いて放熱フィンを手にすると、切削技術の高さがよく解ります。溝(フィン)の切削はまだしも、サイドに開けられたホールですが、加工後の面取りをしな くてもいい状態で仕上げるには、大変よく切れる歯での加工が必要となるわけですから、これまた技術を要するわけですね。
 厚みあるアルミにボール板で穴あけをされると、切子の状態からドリルの歯の状態が仕上りに大きい影響を及ぼすことがお分かりのことだろう、と思います。

 オイルホースはPLOTのスエッジラインを使用しているため、バンジョー部分を固定するまでのホースの動きはフレキシブルに対応できます。 オイルの取 り出し口の アルミ加工も同社一様の良質加工が判ります。
 私は既にロックハートのオイルクーラー取り出し部分の精度で理解できていますが、切削加工でここまで行うとなると、結構大変だな、と感じるところです。



 ボアエース製品を装着するのですが、若干の問題が発生しました。ボアエースさんへの以前の質問でロックハートのオイルクーラーへのアダプターとオイルラ インのアダプターを併用できるか?と問うたところ、アダプターのスタック(縦重ね)も可能とのこと。どの程度の高さになるか不安でしたが、これが赤面の至 り。

 自分でオイルクーラーを装着して、その様子をホームページに記しているのに、取り付 け方法を忘れている始末。恥ずかしい次第です。

 うまい具合に、クランクケースへはオイルクーラーのアダプターをダイレクトに装着し、従来のホースはその後ろ側に装着する格好ですから、今回のオイルラ インはスタックの必要がなく、オイルラインのアダプターをオイルクーラーのアダプターに装着すればいいため、不安なく装着できることがわかったと ころです。

 これで、現在の改造ポイントに触れることなく、Bore-Aceのパーツを装着できます。

組み付け想定
 取付け前に次のような順序立てをしてみました。

1.まずは、燃料タンクはずします。その後、放熱フィン取付け部分になるエンジンシリンダーのアルミ粉などを除去し、清掃します。

2.最初はオイルラインの取り付けから行います。注意点としては次のとおりです。 3.次はフィルターカバーの取り付けです。
 オイル交換前なので、オイル自体を漏らさないように車体を椅子などにもたれさせて傾斜を強くします。 4.最終は放熱フィンの取り付けになります。
5.燃料タンク装着します。

あっと驚く瞬間が来る
 受取った日から3日後の7月12日(土)まずは、というところから装着を開始しました。が、裏話としては... 。
7月12日(土)はれ時々くもり
 早暁、息子の不祥事をきつく叱る夢で飛び起きました。5時前の涼しい空気が、裸の身体を包み込みます。昨夜は、労金宇和島支店の新店舗移転オープンのレ セプションと、昇った気分からその後のゲルマン、蛮可無でのことを引きずって、BORE-ACEから届いたパーツを整頓した後、歯磨きしてZZZ... 、だった、とおぼろげな記憶がグルグルと頭の中を周りました。目が覚めたついで、作業を行うこととしました。
 先に記載しているとおりの方法で行うことができました。慣れているとはいえ、暑い季節ですから、私にとっては比較的楽な取り付けではありますが、やはり 今回のようにある程度シミュレーションしておく必要性を感じたところです。
 もっとも、セサミンEを飲用しているためでしょうか、以前のようにアガリ症のように汗が噴き出すなどもなく、落ち着いてテキパキと作業がこなせるように なったようです。
 ところが、昨日の酒の一件が急激にやってくる羽目になってしまったのですね。
 それは、作業が終了し、締め付けなどの確認をした後のことでした。いよいよエンジンを回して何とかしよう、としたときでした。作業した場所の周辺に飛び 散ったオイルの除去のため、キャブクリーナーを軽くスプレー。その臭い(ガス)を少し吸ったため、急激に気分が悪くなって、再び布団へバタン・キュー。
 二日酔いではないものの、どうもガスの影響を除去するのが少しばかり難しいことを悟りました。深呼吸と水を飲みつつ何とかしなければ... 、と焦ります。四塩化炭素のガスでも一度経験したことがありますが、結構来ますね。

 順を追って取り付けを... 。



 オイルクーラーが装着されてますので、少々手が入っているSRということは判りますが、オイルラインがおかしげな処理をされているが、何だろう?、と気 付く人は少ないのではないかな、と感じるところです。

 赤面の至りを記したように、個別の装着となりますので、ボルトはプリセットのものを使用し、そのままの締め付けトルクとしました。オイルクーラーとの併 用を続けるのであれば、キャップボルトも製作していただこうかな、と思っています。(写真ではスタックのようになっていますが、通常の位置よりオイルクー ラーのアダプターが左[ブリーザー側]へずれているのです。)

 最終確認として、エンジンを始動して、オイル取り出し口のボルトを緩め、オイルが出てくればシリンダーヘッドへのオイル供給は問題ありません。



 フィルターカバーは上部に測定器取り付けのメクラボルトが無いタイプですので、万一のことを考えて、最終段階で、下の取り付けボルト穴からオイルを 130cc程度プライマリー注油しておくこととしておきましたが、車体を傾斜させての作業のため、オイル漏れも少ないので、この作業は省きました。



 切削部分が深いため、この部分が放熱と強度を増すための処理としたのは言いすぎでしょうか(爆)。しかし、梨時の乾式クラッチ部分とカンリンのカバーで すので、ブラック仕上げはフィットしているように思います。
 次は、放熱フィンです。シリンダーのアルミ粉をきれいに除去した後に、ここは経験上一工夫しました。それは、トランジスタなどヒートシンクとの合わせ目 に塗布するシリコングリスです。これを塗布して から組み付けることとしました。
 装着はシリンダー右下にある前後のヘキサゴンボルトをはずし、付属のヘキサゴンボルトを使用して装着するわけです。トルク管理は出来づらいため、アーレ ンキーでの締め切りとして処理しました。
 予定通り、手の入らないところなどはWD-40で事前処理をしておきます。

 はやる気持ちを抑えて、空キック20回程度行います。エンジンを始動した後、クランクケースアダプター部分のオイル出を確認した後、エンジンをストップ し、オイルラインの取り付けを確実に止めて作業を終えます。

 以上で、Bore-Aceのパーツの取り付けを完了しました。

 相変わらず、若干の清掃不足はありますが、常用のオートバイとしてはこの程度でしょう。磨き過ぎは少々いただけません。磨き不足も風格として... (汗)です。

いよいよ試乗
 どうしてこういったお題目にするのか、と思われますが、1996年製、私の一部改造SR500が一変してしまったからです。信じられナ〜イと昨年日ハム のヒルマン監督が発した有名なコトバがありますが、まさか、これほどまでに変化するとは思ってもみなかったからに他ありません。
 それでは、私が常々行っている方法でエンジン始動を行うこととします。
 まず、点火プラグをはずし、デコンプレバーを引かずに、いわゆる空キックを20回以上踏みます。大変化の兆候はその頃からやって来ました。
 3回ほど踏んだ後、シリンダーヘッド周りが妙にしっとりした感じの音に変化してきたのです。同時に時たまデコンプが勝手に作動したような、あるいは フォーサイクルの奇数行程に入ってしまったようなピストンの回り方がサッと消えてしまったのです。
 この時はそれ以上のことは感じませんでした。新しいオイルラインのアダプター側は指で回る程度のトルクで止めているのですが、精度から漏れる気配はあり ません。ここで点火プラグをセットします。

 チョークを1段引いてエンジンを始動します。マジ静かなんです。これまででしたら、どことなく暴れるような感じでエンジンが回り、乾式クラッチのガタと 音が加わって、少しばかりカ ムチェーンが揺れるようなエンジンの回転フィーリングなのですが、それが一掃されました。
 結果として、いまだにシリンダーヘッドで暴れるパーツの潤滑が良好になっているのではないか、と感じたところです。

 若干のウォーミングアップの後、走行に移ることとします。コースはいつもの三間街道から須賀川ダムサイドです。ものの500m程度走ったとき、何かが大 きく変わっていることに気付きます。
 乾式クラッチの初期繋がりに際して発する「ググググ」という音が軽減されています。これには少しばかりアゼンとしました。この音についてダイシンへ問い 合わせた折、気にすることは一切ない、という返答でしたが、気分のいいものではありません。何とかしたいと考えていたのですが、今回のパーツ装着後、直ち に現れたこととして気にとめていたのですが、おそらく、あの関係か、というか所はある程度感じられるのですが、原因は不明です。
 「何かに騙されている」ような気がしつつも、快調に走るSR500が本当にこれまでのSR500なのか疑っているわけです。
 登りはそうでもなかったのですが、下りでは今までとは少々違ってきました。これまでは、カンリンの小ぶりちゃんのイナーシャ効果が逆に現れたのではない か、と思いながら、アクセルを開けたり閉めたりしてたのですが、今回は極自然に一定開度を保っているだけで、60〜70km/hで走ることができます。
 乾式クラッチはスタート時に相変わらずグググを発するものの相当快調になってきています。今まではダイシンの肉抜きしていない乾式クラッチのスパーギア の重さと、カンリンの小ぶりちゃんの重量が相乗するなどして少しばかり揺れるため、発進時の微妙なアクセルワークを要求していたのではないか。
 これが消えたのは、放熱フィンを装着したことが直接作用したのではないか、と気付いたのです。
 帰宅して、オイルクーラーのコアはやや熱い程度です。アイドリングは900回転程度で落ち着いています。夕方からもう一度走りたかったのですが、少々暑 気が私を襲ったため、午睡して気がつくと午後4時。
 素晴らしい体験をしたので、この日はひとまず置くこととしました。

後書き
 このように、ボアエースさんの「この1本で大きく変化しますよ。その上、いろいろなバリエーションを試せます」の回答がウソではないことを物語っていま す。
 今のSR400に最も必要なのは、前後のサスペンション交換と、このフロントロッカースピンドル(シャフト)へのオイルラインといっても過言ではないの じゃないか、と思いました。


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