そろそろキャンプイン(ガソリンについて)
昨年末から今年2月中旬まではここ最近にない寒さのため、少し老体気味
の私はSR500を動かす勇気が出ませんでした。その間、前回記しましたように、昔のことなどがフーッと思い起こされ、こんなことを記載しても反響も何に
もないだろうと思いつつも、こんな違いもありますよ、と記載をいたしました。
そういったところもあるのですが、所詮はSR500という少数派ですので、こればかりはSR400オーナーにはあまり参考にならないでしょう。と、こう
いったところから思いを巡らせると駄文ではありますが「SR500オーナーよ奮起せよ」といったことになってしまうのですね。堂々巡りであります。
久しぶり、本当に久しぶりに2011年2月19日(土)SR500を走らせることとしました。実に2か月ぶりです。この間の寒さのこと以外、仕事のこと
と、それに伴う体調のことなどがグルグル回って精神的にも随分と病んでいるようにも感じました。
その証拠に、キーをONにしてもグリーンランプが点かないのです。幸いにもウインカーはOKですから、メインキーONと同時にヘッドランプが点灯するこ
の時代の回路ですから致し方ない=バッテリー上がりと判断し、キックを10発ほどやって、エンジンが快調に回り始めました。BORE-ACEの8倍オイル
ラインがエキゾーストバルブスピンドルへ入りますから無理にオイルを回す必要はありません。
したがって、常時オイルクーラーを装備している車両では、高い位置へオイルを戻すSRのスカベンジ側のオイル回りに若干のロスが出ますから、長期保存の
場合20回以上の空キックが必要でしょうか。純正の金属パイプのオイルラインから拍出されるオイルは実に乏しいものですから... 。
クラッチもくっついていませんので、安い割に防水カバーの効果はイイものがあります。そういえば、昔のアラデンの車体カバーはグリーンの薄手でしたね。
さて、走らせるのですが、最近の自動車のマナー、特にオートマ専用の自動車免許で運転する背の低い女性ドライバーのマナーの悪さには閉口します。
理由は、最近自動車のシートはハイバック気味で背が高く、オートバイなどリアウインドー越しの視界はまだしも、それを映し出す車内ミラーの位置が高すぎ
ますから... 。
もう一点は、右折の交差点で、どれだけ曲がり込めばいいか解らない。私はすり抜けられますが、エスティマクラスは抜けられない。対向車線側はスルリと通
れる以上の道幅があるのですけど... 。
こういったことから、拙宅から出るところより注意して出なければなりません。一般道でも信号の多さが目立つしないですから、拙宅の前の道路のように信号
のない道路ばかりを選んで仕事場などの目的地まで通るものですからね。あるタクシー会社の車庫が近所にあるもので、以前は社の面目にかけて広い道路を通っ
ていたのですが、歩合制の今では、そういったことは考慮されなくなってしまっているようで... 。
こういったつまらないモロモロが加味されての走行でしたが、エンジン始動後、少々嫌な臭いが...
。お解りでしょうね。ガソリンの腐った臭いとは少し違う、気化による濃くなった防腐剤の臭いでした。冬間近というか、秋の終わりが長かった今年は、防腐剤
の混入を多くしていたのかもしれませんね。
さて、そのガソリン補給ですが、コスモが遠のいてしまったので、今回はエネオスを入れました。ご存知のようにガソリンの性能の違いは補給してすぐに判り
ます。
たとえば、私が今のところ入れない昭和シェルだと、振動が増える割には通常のスロットルの位置では「なぜ走らないのだろうか」と思うほど反応が悪いんで
すね。SUPIRIT OF
MUNROUさんがシェルを常用されていますが、点火時期などの変更の前に給油されるガソリンメーカーを変えられると... 。
というところで、エネオスにするとグーッと踏ん張りのきいた走りに変化します。天下の状況もOKです。が、信号待ちから1速にして発信するとき、ストー
ル気味になりますからアクセルワークに少しばかり注意が必要です。この点は700〜800回転がカンリンの「小ぶりちゃん」付きの私のSR500のアイド
リングですから、この頃の指定である1300回転のアイドリングではないのですね。つまり、タカタカタカタカという1000回転前後のアイドリングではな
く、タッタッタッタというアイドリングですので、カチャカチャカチャと2速、そしてカチャっと1速にしてエンブレがかかってもスッとは落ちないわけです
ね。
その場合は発信は楽なのですが、完全停止からアクセルをスッと上げようとするとダメなんです。
じゃ、アイドリング上げて...
。これは出来ない相談ですね。SR500はVM、しかも加速ポンプの名残があるのかしら、正に1E6のシリンダーとピストン、それにXT500からイン
テークのバルブを拡大したSR500のエンジンが持ち続けている特性でしょうか。
M.W.Iさんがおっしゃているように、33mmのCRキャブがフィットしているのかもしれません。同時に、最近のブログに出されていた今のEFI方式
のSR400の完成度が意外に高い、ということが、古めの私には何となく理解できる、といえるのかもしれません。
さて、30km程度走っただけですから、多くは言えませんが、季節で防腐剤の量が変わるなど、メーカー間でのガソリンの違いが愛車にとっての最適燃料と
なるのか、ま、3リッターから始められるとおもしろいと思います。
先ほども申しましたが、新しいガソリンを入れた途端に状況が変わります。ま、ボアアウトなどされていると判りづらいことではありますがね。
さて、いよいよ春、今年のシーズンインになります。私のSR500は16年目を迎えます。