現行SR400のクラッチスプリングを入れてみる

 この前の四国自動二輪交友会では左手が腱鞘炎気味。普段は重くないはず のクラッチスプリングなんですが、渋滞に巻き込まれたので、半クラッチの多用、頻繁なシフトチェンジ、この2つが数百メートルごとですから...

 まずはダイシンの乾式クラッチに装備のメッキスプリング、長さ強さとも旧SR500/400のと同じものです。このスプリングはワイヤーの取り回しと給 油で、普通ならOKなのですが、それでもバネ圧が強い、と感じますね



 で、今回は現行のSR400用のクラッチスプリング、いわゆる「青スプリング」を入れてみました。錆が心配ですが、ま、シリコングリスを薄く塗っておき ます。



 見た目ではバネが細い上に、長さが短い。よくQ&Aなどでおかしなアンサーをやってる原因が分かるような気がします。

 スタンダードな交換になると、オイルを抜いて、右クランクケースカバーを外さないとなりませんからね。もち、オイルフィルターも外してですよ。
 おそらく、おかしなアンサーを出す人は実際やっていない方ではないか、と思います。何しろ、クラッチディスク、スプリングは別として、その他クラッチ関 係の主要パーツは新旧共通なのですからね。

 で、私のは乾式クラッチですから、スプリング交換はものの20分で完了です。テスト走行の前に、クランクケース左のクラッチピボット部分での遊び調整が 必要です。
 クランクケース部分は、いつものように、ケースのボッチへプルレバーのワイヤー装着部分を押して(レバーを引いた状態の格好)スネイルボルトを左右に回 して調整し、ロックナットを締め付けます。
 レバー部分はブーツを外して、走りながらレバー部分の調整をして完了です。

 私のはカンリンの重量フライホイールを装着していますからイナーシャ効果が働いて、シフトのときにショックが大きいのですが、レバーの引きは実に柔ら か。
 ダイシンのと比較するとご覧のとおりです。



 クラッチスプリングは6本で総額8英世ほどです。それにガスケットがあればできますので、オイル交換のときにでもやってみられるとよろしいか、と思いま す。


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