ことの不思議(その1)
◆◆◆ スー パーサウンドでも... 新発見 ◆◆◆

 僕のSR500とスーパートラップの関係は何ともはや、不明な点ばかり で、当初のSR500からすると通常の3インチのスーパートラップから全くいいところなし、で今に至り、ここにきてようやくマフラー(メガホン)の容量が 必要な ことと、(内径をノーマルと同様にして)エキゾーストパイプの長さの必要性などが理解でき始めた。この間、実に31年間もかかってしまいました。

 2009年も終わりに近づいたある日、BORE-ACEのSST-1のディスク枚数を7枚としてほぼ満足できるところまで近づいたところです。後一つの 疑問点を解 除しようとして、メガホン内へエキパイが数センチ入り込むようにシムズクラフトさんへエクステンションパイプの延長加工をお願いしました。

 シムズクラフトのMタイプエキパイに変更し、SST-1のディスク枚数を7枚に決定して以降、現在の状況に至らしめた加工内容は次の通りです。
 この2点のみです。

 この状態で、まずはノーマルマフラーに変更してみると、これが全く走りません。走るのは走るのですが、全てをノーマルの状態でやっていた時とは大きくか け離れ、詰まるところ走らない、となります。 メインジェットを#162.5から#165への番手アップは必要ないのかもしれません。実験ゆえ、スプリングは弱めたものとメインジェットは#165の加 工品のまま で行っています。
 たかが#2.5の違いでも、トータルバランスからすると、ノーマルは良く練られた結果であろうと思います。

 次は、スーパーサウンドのマフラーに変更してみました。驚いたことに、これがいいのです。ふと、以前の記事を読み返してみると、最終的にスーパーサウン ドはフン詰まり状態になってダメだ、としているのに... 。
 このときと今回とで違うのはキャブレターです。以前はメインジェットのみ純正(ミクニ製)の#165にしているのですが、全く走らなかったのを思い出し ます。
 この「よく走る」の語意はなかなか難しいものがあるですが、マフラーだけ変えて性能が若干上がったなら、それが正解。それ以上を求めることは難しいも の、こ れはSR400でのことと私は理解しています。
 そのため、メインジェットとスプリングだけをいじることにより、ノーマル時に比べるとパフォーマンスはアップしている事実は感じられる、という次第で す。 ここがSR500の難しさです。その点、SR400はその変化がつかみやすい、というのが正直なところでしょう。



 このスーパーサウンドでしばらく乗ってみたのですが、やはり飽きが来るのも早いものです。そういった気分になる理由づけなどは一切ありません。エンジン が熱くなると同時にこの飽きが僕の頭の中に生じ るのです。スーパーサウンドのシステムのパフォーマンスはなかなかのものを持っているのも事実ですが、ことSR500でのポン付けは出来ない、とすべきで しょうか。



 ことのついで、You-tubeにある 動画のSR500をM.W.Iさんへメールで送りました。理由はカンカンカラカラの音が見事に出ていたからです。同時 に、私も持っている最初期の4インチのスパトラの音がソフトであったから、カンカンカラカラ音が余計に聞こえるのかもしれません。
 この画像からみると、今のSR500の改造の行き方はSR500本来の悪さを改善し、よさを引き出すやり方とは著しく逸脱しているようにも感じるところ です。


 今回、スーパーサウンドを久しぶりに装着して、負圧キャブ(BST34)のSR500ではメインジェットの番手を上げる必要性が高い、ということがおぼ ろげながらわかったところで す。


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