い たずら心で(その13)
/// こんなちっぽけなことがね〜 ///

2 週間過ぎると...
 5月17日の日曜日は雨でした。この日はブログで紹介しているサウンドバーガーの修理をやってました。輪ゴムを使用して事なきを得た、というバカげた結 果など、日頃気に掛けていることへの報酬としてほくそ笑んだところです。
 翌週は土日とも松山出張。オートバイには触れません。先にも出しましたが、仕事環境が大きく変えられてしまい手が付かなかった、というのが本音です。 とうとう5月29日には6月1日から職場の大改編をやる、と突如言ってくるのですから、もう頭が痛い。夜は夜で、本当は楽しい宴会になるはずだったの に、昼間のバカげたことがあって、何ともヤリキレナイ酔えないままの宴会になってしまいました。
 別枠の同級生の会での二次会席へin。その時に、別の職の課長クラスが「そんな場合は、そのうち結果が出るものよ。ま、ゆっくりおやりなさい」と言って くれたのには、こういった上司でなきゃダメだな、と心が少しばかり落ち着きました。
 翌日は土曜日。どうも昨日のことからオートバイにも乗れず、久しぶりにギターを弾いてみました。両方の手首から指先にかけての痛みがずいぶんと楽には なってきましたが、これまた、FコードからGへ行くときに痛みが少し。でもここまで回復しました。酒は飲んでますが、薬は飲んでいません(汗)。人間の自 然回復力は凄まじいものがあるようです。
 そのとき、SRに対して何かが浮かんだのです。まさかとは思いますが... 。

5月31日
 午前中は、配りもので市内を自転車で走りました。最近とみに感じることなのですが、自転車に乗っても非常にノンビリと走ってます。が、的確なんですよ。 ゆっくり走るったって、フラフラ走ってたんじゃダメです。何しろ若い奴とか幼い奴が交通法規無視歩道で自転車は走らせてるんですから。

利き 手でサドルだけを持ってバランスを取りながら自転車を押してごらんなさい。
それが出来るなら自転車には「まず乗れる」と思いますね。一度お試しを。


 午前10路からSR500を動かすこととしました。幸い好天です。ま、いつものコースへ走らせることとしたのですが、ゲッ、全く走らないのです。そんな バカな... 。
 確かに点火プラグの確認はしましたが、ライディングスポット製の改造クワイエットコアにディスク9枚。それにステンドームにオープンエンド。本当にどこ も 何も触っていないのです。2週間前は良好な結果に満足していたじゃないか。どうしてだろう。
 急遽、ショートコースで帰ってきました。

今までやってなかったこと
 ディスク4枚の定義、6枚の定義。クワイエットコアを使用する場合は4枚以下。スタンダードではディスク4枚以上が規定... などなど、私の持論などを含めてのディスクのある程度の規定枚数が出されていると感じます。そして、実験としてやったのは、3枚、4枚、6枚、8枚、9 枚、12枚、それに15枚での走行です。
 一つ気付くのは5枚と10枚というのは、やってない。仮に10枚とクワイエットコアというものでは9枚とクワイエットコアというのに近いから、除外する としても「5枚」という枚数をどうしてやらなかったのだろうか?。
 過去の拙文を読み返してみても何も記載していません。それほど4枚6枚の定義がはびこっていたとも感じないのです。
 が、当初のセンターキャップのスパトラには旧タイプのディスクが5枚だった。結構良かったんじゃないか?。でも、バスッという音に絶えられないのです。 特にエンブレがかかったときなどね。
 でも、旧ディスク8枚などよりは、遙かに調子が良いし、現実に今のディスク8枚装備でも、そうワルイものではなかったのを思い出しました。
 なら、ディスク5枚でやってみるか、と判断したんです。ライディングスポット製のクワイエットコアは装着しません。

旧タイプディスク5枚
 早速装備しました。エンドはステンドームとオープンエンド。確かに音は迫力ある音がします。インナーコアがないため、若干硬派の振動がきます。音はやは り大きいね。良いのは良いけど、ディスクのセンターホールを通過した排気ガスはセンターキャップ方式のような深めのエンドで受ける 必要があるのではないか、と考えました。
 で、いつものテストコースを走って、帰ってきました。帰るなり、今のディスクに変更するため、比較的良質のディスクを再びチョイスします。これがなかな か難しい。30分以上かかりますが、今のところはこれしか方法がありません。

現行ディスクで宇和海へ
 ようやく選び出して装着。少しばかり時間がありましたので、宇和海のコースを走ることとしました。
 いつもと同じように、お湯が沸く気象条件に近かったからです。少しばかり端折りますが、全てに渡って軽い気分になって、これまでのような排気が詰 まってくるようなものは感じられませんでした。
 が、何かおかしい。いや、先の排気の詰まったようなとか、そんなのではなく、サウンドとか、振動の出方がライダーに与えるものとして、感性の域に及 ぶものが何かあるようです。気にならない方はそう思われないかも知れませんね。
 私の場合はエンジンの回転などが硬い感じになってくるんです。何というか、あらゆるギャップが熱傍聴で少なくなってしまうような... 。そんな感覚です。
 が、オイルの循環もいいですし、風があるためにエンジンも冷却されています。したがって、何かがそれを助長していることは明確です。
 帰路、新田町の交差点で信号待ちしているときに... 。あっ、スパトラのエンドが共振しているのではないか。共振というより共鳴でしょうか。

ステンドームの働きは判るのだが、ステンのディスクと共振しているのなら、それを押さ えるべ きではないか。

 そういえば、スーパーサウンドも、この点を少々重視しているのかも知れない。改めて、ディスク方式の排気系の一筋縄では行かない一面を体験したように思 います。
 これを押さえるのは何か?。いわずとしてたアルミのエンドです。その前に鉄則としてステンドームを用いることを必要とします。このステンドームを装着し なければ、私 はスーパートラップの何かを欠落させているものと判断します。
 そういえば、ホワイトブロスのフルエキもアルミエンドキャップだったのですが、その前はディスク加工のステンレス板でキャップをしたものでした。あの 時、ステンドームに装着変更していたら... 、と思いましたが、既に過去のものでしか在りません。今はシムズクラフトでの改造スリップオンスパトラでのこと。こういったものは今後のこととしましょ う。

 このような気分で帰ってきたのですが、残念ながらお湯は沸いていませんでした。風がありましたし、ガソリンがタンク内に半分程度以下でエンジンが異常に 熱くなって股座に熱気を感じなければ、これは起こらないものではないか、と感じたところです。

アルミエンドキャップへ変更
 昼食の後、午後2時過ぎからエンドのみをアルミのエンドに変更します。さて、いよいよ、まとめに入りたい、という気分が一杯です。
 エンジン始動から、すぐさま変化に気付きました。こんなことって在るんですね。サウンドが丸いんです。音量は旧タイプのディスクよりは低い。ウ〜ン、や はりスパトラは今のディスクでチューニングすべきかも知れません。
 最初の信号から、結構イイものを感じます。ギア比の関係がモロに出ます。こういうときに限って、1足をもう少しハイギアードにしたい、と思いますが、 ミッション関係のギア比交換は今のところ出来ない。したがって、重量物の純正マフラーが軽いものに変更になると、こういった面も如実に現れるな... 。改めてメーカーのトータル性が考えられるところです。
 さて、国道から申生田の登り下りも不都合無くパスできました。光満街道も本当にストレスなしに走ることが出来ました。
 務田までの登りもパス。三間街道へ入ると、再び居るのですね、携帯君が。後ろから見てると「オ〜ット、側道の縁石に当たりそう」。違反ですが、追い越し をかけました。上がりもスムースです。もっと良いのはアクセルオフにしても、ダイアフラムのスプリングが弱くなっているためか、スムースに下がってきま す。これは今感じました。なるほど、マフラーの制震も必要なのではないか、と感じた瞬間でもあります。制震という言葉はこの時でしたが、それを肌で感じて アルミのエンドキャップにしたわけです(爆)。

 永野市の交差点から、水別までは若干強い向かい風でしたが、飛ばす気にもなりません。とはいえ、60km/hを超えています。上り坂で向かい風にもかか わらず、この調子ですから、結構イイレベルです。
 後ろからカワサキのゼファー1100のタンデムが来ます。こちとら普段着のまま。この暑いのにジャンパースラックス。しかもブラックの皮。私なら逆上せ てしまいそう。これが追いつこうとするんですよね。気にはしつつも、このレベルで走りきります。決して追いつくことはない。
 水別れからのいつものカーブではとうとう、4速へ入れるのが遅れてしまいました。もし、前に自動車が居なければ... 、と思いましたが、大きい右Rのところで3速に入れてしまわざるを得ませんでした。
 が、ダムサイドまでの下りは、燃料が少なくなったときに起きるパスッという音が出始めました。急遽、リザーブへ回してはみましたが、柿原の信号からはダ ルになってしまいました。
 トンネルを抜け、丸山への交差点で、ゼファーが駅前の通りへのトンネルに入ります。ガーっという音とともに去っていきました。こういったインライン4の エンジンもキャブの同調や慣らし運転の如何によっては、もう少し昔のカワサキのようにクゥオンクゥオンという音になるはずですが、点火時期は調整しなくて イイし、今はオイル管理だけでしょうか。それにしても、最初をミスるとうるさいエンジンになるのでしょうね。
 丸山の坂もクリアーして、若干ストリート走行がしづらいことを除いて意気揚々の気分で帰ってきたのです。

 

終わりに
 本当にホンの思いつきから始まった一件でしたが、半年ほどをかけて一定の線が出せました。何がどうということは一切なく、いわば老年の経験と試行錯誤で の楽しみを実現しただけです。
 スパトラなどは過去の保有品を総動員したわけですから、無料です。マフラーの加工分だけで半年遊べたことになります。もしも、と言うことではありません が、職場環境がもう少し良ければもう少し穏やかに表現などが出来たのかも知れません。
 終わりに当たってくどくど言う必要はありません。最初の加工であるスパトラスリップオンのマフラー延長加工を快く引き受けていただいたシムズクラフトさ んにお礼を申し上げるとともに、「いたずら心で」 の全てを終えることとします。


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