い
たずら心を(その4)
///
あそびでは無くなってきた ///
2009年2月28日土曜日。曇天の中、向かいの旧Sさん宅の取り壊し
が始まりました。幸い前日の雨のため、瓦降ろしの埃も出ないのですが、若干の余裕は必要として、午後からSRに取り掛かることとします。
ディスクはすでに9枚でセットしてあるのですが、もう少し検証をしたいことがふとよみがえりました。一か所不安なことがあるのですが、これがクリアでき
ているので、その方法から始めることとしました。それはディスク6枚での再確認です。
前回、最初に6枚でテストをしたのですが、スーパーサウンドの結果から、余ったディスクを途中のエンドキャップの後に持ってくるのはどうだろうか?、と
いうことから起きた発想です。
6枚(クワイエットコアを含む)セットにエンドキャップ。その後ろにドームエンド。そこからディスクを6枚セットし、再度エンドキャップとオープンエン
ドでセットしたわけです。
エンジン始動。チョークの状態などノーマルと何ら変わりません。なかなかいい状態です。期待が持てます。いざ発進。フーム、良いのは良いが何となく違和
感がノ。サウンドは素晴らしくまろやかになります。うれしいぐらい。が、来ましたよ、バスッていうのがね。何というか混合気が十分燃え切っていないような
状態なんです。
決して異常燃焼ではないんですよ。でも、何処と無くやりきれない。こういった調子でホワイトブロスのスーパートラップの時もすったもんだやったのを思い
出してしまいました。
これで走っても何も得られないとして、ショートコースを回って帰ってきました。ま、9枚に戻そう、としたわけです。
9枚になると、ずいぶんと落ち着きます。紛れもなくディスクは6枚単位で調整は3枚であろう、と感じられました。改造前のスパトラでは15枚でもOKで
あったことは、スーパートラップの効率自体はソコソコのものがあると感じた次第です。おそらく、ロングタイプのスリップオンでは上手くいくのではないか
な、とも感じたところです。
エンジンの再始動などお茶の子サイサイ。ノーマルのときより楽チンで始動できるのは驚きです。
さて出発。曇り空、雨上がりのひんやりした空気が包みます。ディスク間に馴染みが出始めた頃から調子が出始めます。これまでと何ら変わりがありません。
光満街道で、お年寄りの運転する自動車を先へ行かせて、路肩で待機。車列が開いたところで出発。その後務田の上りまでは快調です。
ところが、三間街道へ入って直ぐにおかしいことに気づきました。先日9枚で意気揚々お城山一周で決まり!と思っていたところですし、これまでの距離が調
子良かったのにどうしてだろうか?。全く判りません。
水分への道、向かい風と登りということおありますが、妙に走行状態が重いのです。下りにおいても、アクセルオフからわずかに開けても走りが加わらない。
60km/hぐらいを行ったり来たりです。
裏切られた感じのまま、12枚とするか?という考えが頭を持ち上げます。が、今度はウルサイ部分が大きくなります。タタタタタっという気分ではない。ど
ちらかというと、ダダダダっという音とパンパンパンパンという音が加わったような音となるのです。
ここ最近、どうも取締りがキツイようで若干でも音量を下げて、効率のいい状態にしたいところです。
ともかく、マフラーの容量確保は大成功であったと確信できてき始めました。となると、キャブレターなどの吸気面を考慮する必要はありますが、これまでの
結果から、ここでは省きたい。となると、ディスクの組み合わせのみではないか、と堂々巡りですが、再びスーパーサウンドのディスクを装着してみようと考え
ました。
エ〜、また〜?。確かにいい面はあったが欠点もノ、が前回の結果でした。問題点は両ディスクの関係として若干の寸法の大小、それに最終絞りの角度が違
う。そのため、エンドは何とかスパトラのステンドームが装着できるものの、クワイエットコアはスパトラのディスク加工品は使用できない、というのが流用す
る際のものでした。
となると、亀石屋からエンド加工のクワイエットコアを購入するのか、はたまた純正のスーパーサウンド用のクワイエットコアを購入するのか...
、と考えたの
ですが、手持ちのスパトラ用のスーパークワイエットコアを使用してみることとしました。
また、ディスク自体は先般購入した変則フルエキタイプに付いていたディスクを使用することとしました。
構成はトライアングルディスク4枚、遮蔽板、円形ディスク7枚。それにグラファイトのスペーサーとスパトラのドームエンドとオープンエンドの組み合わせ
です。
いやはや、驚きました。いいのです。ノーマルと違うのはサウンドが若干大きくなったこ
と。立ち上がりが少し速いこと、アクセルレスポンスもいいこと、な
どなどの変化が感じられました。
すでに夕暮れが迫っている時間ですし曇天のため、止むを得ずショートコースとします。走ってみるとなかなか良いではないですか。フーム、スーパークワイ
エットコアの口径は大変狭いのだけど、エキパイがシムズクラフト製の口径が小さいもので長いタイプだし、マフラーは容量稼ぎの加工だから、アバルトタイプ
の少ない排気の脈圧干渉の面でいいものが得られているのではないかな、と感じました。
それからの一週間、下衆のかんぐりが始まるのですよね。つまりは△と▽の組み合わせで出来る六角はちょうどトマト製品で有名なカゴメのマークとなるんで
す。いわゆるイスラエル国旗のダビデの星ですね。
以下は想像ですが、三角形は正三角形ですので、2辺の挟み角は60°です。最初のディスクはでは純正三角形の排気路となりますので、ディスク通過後は、
各辺に沿って3方向へ放出されます。ところが挟み角の辺は次のディスクでは辺の部分が遮ります。
ということは排気ガスの大半は後ろのディスクへ送り出されて挟み角の辺と、それを遮る辺の部分から排気されるということになるわけですね。
このことから、単純には“トライアングルディスクは2枚一組でなければならない”という理論が成り立つのではないか、と思ったのです。(実は、このとき
PLOTのSR用フルエキタイプの推奨ディスクの組み合わせはトライアングルディスク5枚であることを忘れていたのです。)
いや、それは違うぞ。この組み合わせをまじめに考えると、最初と遮蔽版の手前は六角に仕切られたディスクでなければならないのではないか?。あるいは現
在
の組み合わせで出来る六角の頂点を結ぶ直径の円形ディスクであるべきではないか、とおっしゃられることと思います。
私もそう考えて、以前の実験で12mmのボルトと袋ナットを遮蔽板に穴を開けて取り付けて実験したところです。確かに効果はあったように感じますが、今
回
思いついた“トライアングルディスクは2枚一組でなければならない”とは、若干異なる結果でした。
今回SR用の組み合わせでやってみてどうなるかだったのですが、結果が良好であった。しからばトライアングルディスクを2枚追加して6枚で実験してみた
と
ころです。
2008年3月4日。松山出の出張を終え早く帰宅できたので早速取り掛かることとしました。
いやはや、ダメです。走ってみて直ぐに出ました。不思議な音が出るのです。その上に、一層走らなくなる。イヤ〜、不思議なものを感じました。何がどう
なっ
ているのか。あるいは私の“トライアングルディスクは2枚一組でなければならない”の考え方は覆されたのか?。いろんなことが頭の中を巡ります。
当然、ディスクの枚数が増えることは抜けが良くなるのしょうけど、どうやらSRには4枚というのが限度のよう... 。
本当にそうだろうか?。再度わが文章を読み返してみると、あれれれ〜、トライアングルディスク5枚とありますよ?。ということは“トライアングルディス
クは
2枚一組でなければならない”は嘘で、実際はスパトラと同じく3枚?。いや、6枚ではダメだったのですから、実際は5枚が単位ではないか?、とも感じたの
です。
再度まとめてみますと、スリップオンのスーパーサウンドではトライアングルディスク4枚+遮蔽板+円形ディスク7枚となります。フルエキではトライアン
グ
ルディスク5枚+遮蔽板+円形ディスク6枚となるわけです。
PLOTへの問合せは400/500に関係なくということでした。
もっとも、ディスクのみではなく、インナーコアの形状など色々あるのですが、ディスクのみの移植と考え今回は割愛します。
ということになると、まずもって、トライアングルディスク4枚というのはスリップオンですので固定しても良いかな、と考えます。
では、遮蔽板から後ろの円形ディスクは何のためにあるのでしょうか?。私は以前、このことに対して排気の整流ということを唱えたように思います。今回は
7
枚装着ですので、スリップオンの組み合わせです。
前回もこの組み合わせで行いましたが、遮蔽板が改造品でしたので、正確なところは不明です。にもかかわらず、エンドをスパトラのステンドームに変更して
の
こと。結構まろやかなサウンドになることが確認できました。
これに少しばかり強さを加味した音作りということから1枚減して6枚でやってみることとしたのです。
すでに夕刻が近づいていますので、とりあえず、ディスクの装着のみとし、お城山一周でテストを終えました。結果は良好です。
次回のテストでは、この組み合わせと、トライアングルディスク5枚での結果とをやってみることとしました。