コマゴマした整備

 当方のSR500も一段落しています。また2009年の冬は何とも寒 く、私の子供時代の冬に戻ったような感じがしました。また、12月末は義父の逝去と いうこともあって、真面目にこれから申し上げるテストと合わせて2010年1月末までに2度しか走らせていない有様です。
 巷では、新しいSR400のリリースがあったりで、結構話題性があったのですが、昨今の不況から、オートバイ関連はあまり動きがなかったのではないか、 と感じたりもしました。

 まずはオイルラインの取り回し変更です。BORE-ACEのオイルラインの放熱フィンをシリンダー側からヘッド側へ移動しました。
 以前は、燃料コックに当たるため敬遠していたのですが、どうもシリンダーヘッド側へ装着する方が走行風に当たるため良好であろうとのことからです。
 インレット側は、やはりコックのダイアフラム部分の出っ張りで15°ほど曲げられますが、スエッジラインのダンパークッションで大丈夫と判断して取り付 けました。



 そんな中、落ち着きのないスパトラ改のスーパーサウンドディスク装着に対して、加工を少しやってみました。
 まずは、BORE-ACE製のSST-1をスムースに取り付けたかったので、この点も総合して、マフラー側インナーコアの取付ナット部分をタップでザグ リを入れました。これは、上手くいったのですが、今度はSST-1を取り付けるときに、SST-1のベースアルミが薄いもので、インナーコアのナット部分 の精度が問題になってきます。ボルトのネジの多くを使用するのであれば大丈夫なのですが、SST-1ではボルト頭が1段沈む格好にザグリが入っているの で、10mm程度しかインアーコアへ入り込まないのです。そのため、ディスク枚数決定をするために解いたり、締めつけたりすると空回りするか所が出てくる のです。
 今回タップを立てても、このことは変わらなかったので、SST-1を取り付けるのは諦めました。
 リンク先のこ の記事にもあるように、3/16のタップからピッチの狭い5mm×0.8のタップでミリネジに切り替えます。これで、スーパーサウンドの取付ネジ が使用 できることになるわけです。
 今度は、ディスクの穴がキッチリ過ぎて排気カーボンの付着で渋くなっています。ま、一部力を入れないとならなかったのですが、取り付けできました。頑丈 さはスゴイものがあります。



 何かオカシイ、特に、キャブのエンリッチャー部分をポキリとやって以来、何かオカシイと感じるようになって来ました。こと、冬場なので異変とは感じてい なかったので、エポキシで修正したものをずっと使用していました。
 1月にはいって、エポキシで接着補強した部分が外から見てズレが発声しているように思われました。息をトップの穴から吹き入れても漏れている様子はな かったのですが、本体上側のOリングも劣化がないので、もしかしたら、この部分からエアを吸っている可能性がなきにしもあらず、ということから交換するこ ととしました。



 走行して驚きましたね。現在、キャブのジェットセットはBST34のSR500のノーマルです。パイロットの戻し回転数だけ2回と3/4にしています が、ま、スパトラ改にはフィットしてきた、と思っていました。
 今回この部分を交換して、その変化に少しばかり驚いています。こればかりは微妙な変化なので、SR500に乗り慣れている方、あるいはオーナーの私にし か理解できないと思いますので、説明というか変化状態は記載しないこととします。
 2英世ちょっとの割高な金額のパーツですが、もし、可塑剤が飛んで白変しているものであれば、下側のOリングとともに考案すべきであろうと思いました。

 わずかに手を入れただけですが、本当に確実に変化するものです。ストーブリーグ中の整備としては十分でしょう、というところです。



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