SR500のメーター修理
 ブログでは一部記載をしていましたが、信じられない一件でメーター内の ビスが外れてしまいました。振動が影響しているのでしょうか。
 事が起こったのは、2010年の4月25日でした。メーターが突如動かなくなったので す。あわてましたね。
 しばらくして、メーターをコンコンと叩くと、灸に針が動き出しましてね。ところがビスはメーターの下の方で小躍りしている始末。その後、吉田支所へ出か けての帰り、メーターランプの光がが変なところから漏れてくるので、これはやはり修理かな... 、と思ったところでした。
 このメーター本体は見かけよりチャチでしてね、内部は樹脂製なんです。しかも、ペコペコの本体はレンズとリングでバランスを取ってい るような状態です。
 したがって、まさかメーターパネルの取付ビスの1本が外れたなど、にわかに信じられなかったのです。

 私の一番の思いつきは、中古品を購入する序とでした。五英世程度でいいものがありますから。なぜ、分解しないか?。それには次乗る有があります。
 その中でも最大のヤバイ点は、メーター本体の樹脂製のハウジングです。これがペコペコですから、ドライバーの柄をあてがって... 、が出来ないのではないか、ということでした。
 そういった中、高知のBMW乗りOさんから、必ず「出来る」とのメールをいただきました。でも、どうやって分解するか、どうやって修正するか、これがど うも明確ではないんです。要はステンレスのリングカバーのメーターハウジングフランジへのカシメ部分を解けば分解できる、ということでした。
 教えていただいたサイトを見ると... 。ナ〜ンダ、SRのカスタム化されている方のメインであるSRXのページでした。

 フンギリ付けて「やろう」としたのは4月29日の祭日。9時頃から開始です。
 最初にリングを外すとっかかりの外し道具のフックは持っていませんので、精密ドライバーのダメになったセットの中から、1.8のマイナスドライバーで 2〜3か所持ち上げて、小さいマイナスドライバーが入るようにして、ほぼ3〜5mm間隔でカシメ部分を起こしていきます。



 この程度の開きで、メーターを外すことが出来ます。この時点では、ガラスの汚れはそのままにしておきます。

 見たとおり、右のビスが外れています。




 左にあるストッパーのおかげで、これ以上張りは下がることはないので一安心。少しアマチャンらしい考えを出して、ボンドG-17を薄く塗布して回り止め としておきます。左のビスも同様としておきます。



 接着剤が少々はみ出してますが、これはご愛敬ということで... 。

 この作業のためにバラシをやるという割に合わない作業ですけど、14年間作動し続けているメーターですから、修理できるものはヤル。ましてや、スピード メーターなら必死での作業になるでしょうね。

 ここで、ガラスにくもり止め加工をします。
 大げさな作業ではないのですよ。
  • まずは、ガラスを少し磨きます。
  • 次に台所用洗剤をティッシュペーパーに1滴ほどたらし、ガラスの内側に塗布します。
  • まんべんなく塗布できたところで、新しいティッシュで軽く拭き取ります。
  • 息を吹きかけてクモリがサッと取れればOKです。
 注意深く(ガラスの付いた)リングをメーターに被せます。リングの上面にプライヤーの滑り止めが当たらないよう、薄い板を介してメーター本体のフランジ 部分へ杭湖mせるような感じで、少しずつ締めていきます。
 この作業は、ウォーターマンプライヤーが良いのですが、普通のプライヤーでも注視してやれば出来ないことはありません。



 この程度で止めておきます。



 リングのトップにガタが出ていますが、ま、これは私の失敗として... 。ケーブルを取付て、エンジンを回して作動を確認して見事に完成です。

 作業開始までは不安なりがつきまといますが、作業終了時は「やって良かった」でしたから、結びも簡単ですね。今のところ問題は発生しておりません。

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