SR500のLED化(その2)

 前回は、亀石屋さんの39個で一体になったダブル球をSR500のテー ル球に装着したところ、非常に快調で、バッテリーに対しての負荷も少なくなったことが確認でき、お勧めの報告をさせていただいたところです。
 以前、西予市のT君の改造で、ポジションランプは−から+へ流れるように改造したLEDを装着しているトライアンフT-140Vへも、このテール球に装 着できないか、としたところ、球の+・−を逆にするのはコスト面からダメだとのことでした。
 ま、これほど消費電力を無視できるパーツはなかなか調子がよく、自動車のテールランプなどへの利用も判るような気がします。そんなことを考えていると き、SR500のタコメーター内部を照らすウェッジベース球(3.4W)の右側が切れました。これまでの11年間で2回目です。しかも同じ部分の球なの で、少々頭にきているところでした。
 というよりは、ヘッドランプのH4バルブと同様、常時点灯しているのですから、ちっぽけな3.4Wの球としてはよく仕事をしてくれていると感じるところ です。
 したがって、インジケーターはそのときにしか働かないので、メーター内部を照らす4個をLED化出来ればいいのですが、帯に短し襷に長しで、対コストと なると、ウェッジベース球で交換した方が得策である。もう一つは、ベース部分が少し長いのでメーター内部のどこかへ当たるのではないか... 、こんなことを考えていたところ、比較的廉価なものをDIY店で見つけ、おそらく当たるところはないものと考え、購入に踏み切りました。
 写真のものがそれです。2個入りで800円程度です。当然LEDは高輝度のものが1個の構成です。球全体は若干凸レンズ状に作ってあります。

 

 白いベースの内部にはコンピューターサイズの抵抗が封入されているのかもしれません。リード線は銅の裸と鈴メッキの単線ですが、1個当たり製造技術から するとかなりのものです。
 確かに1個400円程度ですから高価といえば高価ですが、高輝度で消費電力が少ないとすれば、小さな値ですが(3.4W×4個分)SR500の電装関係 も楽になるし、メーター内部に関してはメンテナンスフリーに近づきます。コス トパフォーマンスからすると非常に高いものがあるのではないか、と考えます。
 というところで交換してみました。これまでの白熱球独特のほんのり肌色っぽい光と違い、青白い閃光のようなものがメーター内部で光っています。メーター パネルの隙間か ら漏れる光は一種不気味なものがあります。
 LEDは指向性があるために、逆に暗くなるのではないかという不安要素はあるのですが、バルブ全体の形状が凸レンズ状になっているので、無視することと して、まずは夜のとばりが降りたとき、再び確認したものが次の写真ですが、いかがでしょうか。



 先ほども申しましたとおり、一種独特の色合いです。残念ながら明るさは十分なのですが、ハウジング内全てを照らすことは無理のようです。透過光のス ケールと数字の赤色が若干赤みを増すのはLEDの光が青みがかかっているからかも しれませんが、全体として暗いのはLEDの性格からして免れないところです。
 ま、慣れもありますので、当分の間、この状態で乗ってみたいと思います。次なる改善は、今のLEDはインジケーターへ変更して、もう少し輝度の高い LEDを4個入れ替えすることにあんります。いずれにしても、今回の修正でメーター内の大半はメンテナンスフリーになったところです。今 回のように、よりよい方向となるのなら、改造できるところはどんどんやるとして、お勧め です。



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