SR500 夏の思い出(その1)もう一つのパーツ

 ロッカー回りへのオイルクーリング。このチッポケなパーツでOKとなる と... 。稚拙な考えだが、SR400なら十分だろうと思う。
 もう一つ忘れられているパーツがある。それが燃料タンクのアップキットである。この効果も凄まじいものが在る。先にブログで紹介しているが、改めてここ で報告を。



 2010年7月16日 朝からの作業の後で走行。実に簡単な作業で、本当に少しばかり燃料タンク後部が持ち上がるのだ。ほとんど気付かない程度だし、本 当に効果があるのだろうか、と誰しも考えるところであろう。
 が、申生田を過ぎて光満街道、そして三間街道へ入ったときであった。今日はカッパなど着ていない。唯一化繊のスラックスだ。それゆえ汗を... 。そう、股座がジト〜っと汗ばむのだ。お漏らししてもいない。
 このこと気付かなかったのだけど、たったあれだけ燃料タンクを上げただけなのに、これほどまで、空気の流れが変わるのか?。そういえば、ヤマハはティア ドロップ型と称しても必ずシリンダーヘッドの一部に燃料タンクが被さるし、シートも燃料タンク後部を一部覆うのが常だ。



 大半の方なら予防策を講じるだろうと思うが、この熱ーい空気の流れは防ぎようがないと思う。純製シートは燃料タンクに被さる格好で装着されるため、シー ト下のシート皮を止める部分が風の通り道になってしまう。この部分にフィンを装着して足の部分へ風を導く装置が取り付けられない。もちろん、スカチューン の車は関係ないだろうけどね。
 というところで、こういった補助類は装着できないのだ。
 しかし、エアフィルターをK&Nのリプレース品に替えると少し楽になる。吸入効率が上がると、エンジン自体も快調になるようだ。

 加えて2010年8月にシリンダーヘッドクーリングフィンを装着している。その年、不思議な現象が起きた。このパーツの取付ジュラルミンナットの肉抜き 部分で水が沸騰していたのである。BORE-ACEのマスターへ電話すると、不思議だがこの現象がたまに起きるという。別段異常では無いのだが、燃料タン クのガソリン冷却と熱いシリンダーヘッドの間を流れる空気がラムエア効果で後ろへ加速して流されるのでその一部がナット内で対流して起きるのだろうか、と も考えたが不明だ。



 この珍現象が2011年の夏にも起こったので、ロッカースピンドルへのオイルクーリングと合わせて右のシリンダーヘッドの冷却フィンも増設したため、心 なしか、準熱風が均等に太ももへ来るように感じる。SRのエンジン形状から右側の冷却フィンが少ないことによる熱発散が左へ片寄ることかもしれない。



 シリンダーヘッドフィンをはじめ、エンジンの右側の冷却を多めに設定することが必要なのかもしれない。以後、沸騰現象は起こっていない。
 
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