SR500の新しいタイヤ
SR500
のタイヤ交換
随分とSR500にも乗らなくなってしまっています。理由はいくつかあります。その一つ、タイヤ交換後、天候不順と休日にその不順が多かったこと、季節
が冬になったこと、それとキャブレターの変調、といったものが重なったためです。それゆえ、新しいタイヤでテスト出来ないのです。2014年12月はこの
パターンと土日が雨の日ばかり、といった塩梅で走れませんでした。あまり考え込むとバカ見ますから止めてますが、ホントに天候不順は頭にきます。
タイヤ選定まで
これまで、4回ほどタイヤ交換をしてきました。まずは純正のメッツェラータイヤですが、この失敗点の最初はチューブでしたが、これを先に国産の普通
チューブに替えておくべきでした。次がダンロップGT501のペア、そしてセンターグルーブがあるTT900、次が重量車に人気のK300、そして最近の
K-70。K-70の時はフロントは元のままで使いました。
K-70は当初はいいのですが、リム幅が2.25インチのため、タイヤが扁平に減ることとなって失敗チョイスでした。やはり、トライアンフにも装着し
ているリム幅2インチが最適のようです。その前のK-300は大きめのオートバイ用でしたが、どうしても中心域が減ってしまいます。極端な扁平なタイヤ以
外、2.25インチのリム幅はタイヤを選ぶようです。
で総じて、K-87がいいのですけど、最近はMK-IIしかなくって、サフィックスの付かない(ショルダーブロックの溝が1本の)タイヤは無いようで
す。
それにリアホイールのトルクロッドに干渉するおそれがありますから、難しいですね。
で、旧来の国産車量がベストとしているリム幅にフィットするタイヤを選ぶのは現在は非常に難しいように感じます。その上に、いいタイヤだな、と思うと
with tubeがなく、タイヤ使用を断念せざるを得ないのです。(タイヤチェンジャーがあるといいのですけどね)
で、今回はタイヤ選択を他メーカーから選ぶこととしました。
BSアコレードに落ち着くのだが
こういったことから、メトリックサイズのK-81(TT-100)でしょうけど、これが4.25-18というタイヤサイズです。今度はもう少し扁平気味
にしたいから、それをやるにはリムを交換しなければなりません。ということから断念します。
モンダイ外かもしれませんが、IRCタイヤにもいいのがあります。しかし、ここ最近はこの辺のオートバイ販売店では取ってくれないようです。
気にはしていたのですが、BSとなるとバトラックスとなってしまいます。が、通向きというか、減りに強いというか、そういったところから選ぶと、エスト
レヤのタイヤ、アコレードになってしまいます。
ところが、リヤタイヤの状況はマッチなんですが、今度はフロントです。3.50のタイヤですから、今度はタイヤ幅が3.25サイズに比べて一見すると
ファットなんです。わずか
な差なのですが、実際に装着すると、結構な大きさになってしまいます。(今は中古で高価なRZV500のフロントタイヤがそれに当たります)じゃ、
3.25にすると、逆に選択幅が少ないし、リムサイズの関係から実際に装着すると細すぎるのです
ね。
ということから、標準サイズのアコレードの前後タイヤをチョイスしました。という前に、私の所有オートバイで、これこれこういった理由から、このタイヤ
を選んだ、という記事は今回が初めてのように思います。おまけにBSスピード21(だったかな?)以来です。
もう一つ、BSタイヤにはいい思い出が無いのです。今から30年ほど前、GX750-II型のタイヤがBSでしたか、これは特に釘を良く拾
いました。すぐさまダンロップのK-87 MK-IIに交換したのを思い出します。
そして不安の第一は、書籍に出ているような調子で走らせることが出来るのかどうか、つまりSR500がいつもと違う走り方をするのかどうか、これの確認
が第一だろうと思います。
タイヤ装着をどうするか
いとも簡単に「交換はしなはる(自分でやる)でしょ?」いや、全てお願いする、と返答すると、ゲッ、という値段。そういえば、前後輪同時交換は久しぶり
だものな〜。
その前に、BSじゃなくてダンロップにしたら!?、この辺のいつものコトバです。それほど、ダンロップの方がディーラーにも何かと、というところなんで
しょう。
しかし、無理を言って方や鹿児島、方や北海道、そこから運ばれてきた同一時期製造のタイヤですから、大変なんです。それゆえ、今回はタイヤチェンジャー
で装着をお願いしました。
タイヤをめくり上げて装着する様子は、一種の気持ちよさがあります。タイヤレバーでゴニョゴニョやってビードのエッジをキズ付けるのは願い下げですから
ね。
ウーム姿がね
どうも違和感がありますね。マジ、フロント部分が若干上がるため、見方が難しいのです。わずか5mmフォークを突き上げて装着するかどうするか、行き着
くところ、ハン
ドルバーまで変更することになりそうです。少しお金をかけるとすると、リアサスを長いものに交換するかです。これが高価なんですよ。乗り心地からすると、
ストロークが長くなる方がいいのですが、タイヤのグリップが問題になってきます。この点を踏まえて、これは後日判断とします。もちろん、トライアンフT-
140Vのようにガーリングの長いけどカチカチではダメですけどね。
とりあえず走ってみるが、その前に...
2014年12月27日、タイヤ交換から実に9日後になってしまいました。決して走るのをためらっていたわけではありません。最初に申したようにこの月
は土日が悪天候、冬なので天候如何によって帰宅早々カバーをしなくてはならない。もちろん、エンジンに対しては最悪ですので、私はそんなことはしたくない
と思っています。
この日もくもり空、気温は12℃をわずかに超えるほどですけど、風がないのが助かります。エンジンに対しては最悪をわずかに超えるほどですけど、やはり
辛
い。私の経験からいうと5℃が最低レベルに感じます。やおらエンジンを始動します。案の定ではなく、何とキック2発で始動しました。ところが、エンジンが
すぐに止まります。オイルは10W40ですから、大丈夫なのですけど。
おそらく、負圧の関係とアイドリング回転数かもしれません。落とせるだけ落とすのは古いライダーとしては当然の気分。けど、指定はこのモデルの場合
1350rpmですから、今回は冬ということもあって、メーター読みでこの近辺に落ち着かせることとしました。
これが夏場だと、あっという間に1500rpmほどになってしまうので、この辺が難しいのです。うかつかもしれませんが、アイドリング回転数をいたずら
に低くすると、点火系に思わぬ影響を与えるように感じるのは私だけではないはずです。
排気系を触っているオートバイで、アイドリング数を2000rpmほどにセットすると、点火プラグが白くなるかもしれません。一度確認されるとよろしい
かと。
さて、最初の走りは
5分間ほど回してアクセルが着いて来始めると発進させます。ヒドイ渋滞に最初からです。年末は嫌ですね。おやおや、いつもと違う感覚になってきまし
た。おかしいですけど、何かしらおかしいのです。もちろん、シートも、ステップもノーマルと違いますが、それにしてはおかしい。
その中では特にステップのリジット感は抜群です。もし、19インチのフロントだと、マジに昔の感覚での「エイ、ヤッ!」と上体を伸び上げた後、シートへ
沈めてコー
ナーを抜ける(そういった気分になる)のですけど、18インチの現代車両にわずかに幅広のアコレードではこの感覚を蘇らせてくれます。
それにプロファイルからは信じられないグリップ性能を持ってますので、とても安心です。これまでこの感覚でずーっと乗ってたのか、と思うのですが、身に
ついた感覚は消えないですね。2.15のリム幅です
から、こういったタイヤを選ばねばならないのですけど、難しいところです。トライアンフのように2.00のリム幅ですとタイヤの選択肢が増えるのですけど
ね。
いたずらに、リム幅を広げて扁平タイヤを履かせるのは、私は反対です。フロントのリム幅を小さくして、扁平タイプのフロントタイヤにするのか、とい
うことにはなりませんからね。
そしてもう一つの問題点がリアホイールのトルクロッドの形状です。扁平タイヤだとこの部分に干渉します。こんなことでもタイヤ選びに苦労するわけです。
これらを最大限クリア出来ることからアコレードを選んだわけです。今回は成功でしたが、これからスリップマークの出るまでの間、十分に性能を発揮してくれ
ることを願います。