再びハイパワー仕様へ
これまで、どこが悪いここが悪いとわからないまま、「何となくおかし
い」に悩まされてきましたが、前述のとおり、キースターの燃調キット、nrfのクワイエットコアで随分と分かり始めてきました。
この2つの要件以外、何も変えていません。しいて言うとエキパイをシムズクラフトのM型エキパイへ3GWのエキパイを変更していますけど。
スーパートラップのディスクですが、今まで6枚なり、8枚で一定の結果を得てました。これはマフラーをシムズクラフトで改造してもらっても変わることは
ありませんでした。
というところから、今回は6枚でテストを続けていたところです。フワ〜っと加速するところ、務田の坂までは5速ホールドで行けることを確認しました。い
わゆるガガガガっとノック気味になるところでもアクセルを注意深く回すとエンジンがついてくる、といった寸法であまり気にすることはなくなりました。
が、少し何というか排気など温度が上がってくると、もたつくところが出てくるのです。ここを何とかしたいのと、もう少し軽くなった、というところが感じ
られるのがね。
ディスク1枚の影響があまり無いようにも感じられますが、私はそうは思いません。難しい言い回しとたとえで申し訳ないのですが、フロントフォークオイル
の量と内部スペーサーの関係によく似てます。もっとも、スペーサーもオイル量もかなり調整をするのでしょうけどね(爆)
昔の言い方ですけど「ディスク4枚でエキパイ経に匹敵する」のがスーパートラップの通説です。私はこれを最近は、言わなくなったな、と思ってます。これ
が私の言うスーパートラップの基本ではないかな、と感じるのですけどね。
今回の当初のことを思い起こしますと...
、その前に、ディスクを装着しなければスーパートラップってすごいことになるのだろうね、と思われるかもしれませんが、これが全くダメなんです。いえい
え、本当です。嫌ならおやりなさい。決して爆音にはなりませんから。
仮に4枚でやると、これが標準ですから、やってごらんなさい。音はうるさいし、となるのです。nrfさんもここに注目されたのではないでしょうか。当然
BORE-ACEさんも同じでしょう、と私は考えます。
で前回まじめにハイパワーディスク6枚でやってみました。そこからスタンダードディスクに戻し、7枚でやって、6枚に落ち着いて今に至る、という具合で
す。
で、ハイパワーディスク5枚で詳しくはやっていないのです。この排気の抜け方からすると、これがかえっていけるのじゃないか、と考えたのです。1枚と半
分で行けるのでしょうけど0.5枚なんてできっこありません。
それゆえ、難しい設定かもしれませんが、ハイパワーディスク5枚でやってみることとしたわけです。
2016年3月3日、仕事が引けた後、早速取りかかります。まじめに数日しか天気が続きません。明日が最後です。土日はダメですからね。
スレッドコンパウンドの威力が大きく、簡単にボルトがほどけます。もちろんトルクはかけてますから緩むということはありませんけど。一応、ハイパワー
ディスク5枚とします。nrfのクワイエットコアをノーマルディスクと考えて加工ディスク+ノーマルディスク+加工ディスク+ノーマルディスク+加工ディ
スクの計5枚です。つまり、現在の6枚を1枚減らすというわけです。
狙いは6枚と同等かそれ以上のパフォーマンス。ただし、マフラー内の不正爆発は極力抑えておくこと。この2点ですが、こればかりはライダーの感覚ですか
らね。
始動、エンジンは軽いです。フト400ccだな、これは、と感じます。しかし、ここまでです。少しアクセルを戻して減速したとき、バスバスっという不正
爆発が起きます。和霊大橋へかかる左カーブで引き返します。これ以上はショートコースでも信号が青の場合の申生田の坂、鳥越の坂で出ることは確実です。
帰り、前に自転車が居るので、ゆっくり走ると相手は怖いんでしょうね、しかも後ろからですから効果抜群です。
恐ろしいほどエンジンの冷めるのが早い。これにはビックリです。再び6枚に戻します。やはり、当分はこのパターンで乗りたいと思います。
ホント長かったですね。とにかく信じてやったことがことのごとく潰されました。もし、あの時... 、というのが多かったです。
もし、最初にFCRなど人気のキャブに変更していれば、こういった問題は起きなかっただろうと思います。ここでもBST34のSUキャブはSR500に
は不向きだ、というべきでしょう。
導入は控えてますが、純正マフラーを製作しているメーカーがリリースしているものを装着すれば結果が出るのではないでしょうか。しかし、多くの方々がそ
れをしないのはどうしてでしょう。それは読者の皆様に判断を委ねましょう。SR400はうまく行くかもしれませんがSR500ではどうでしょう、これも問
題です。
余談が過ぎましたが、マフラーに関して私はスーパートラップを愛用しています。どうしてかは不明です。しかし、最初の気分からすると「気分」でしょう
ね。ホワイトブロスの写真を見ればこの意味がお解りになるはずです。
もう一つ解ったのは、キースターの燃調キットです。キースターの精度はかなりのものがあります。何と言いますか、アニメ映画「紅の豚」でポルコが銃弾を
選別しているシーンがありますが、あれによく似ています。純正では味わえない諸々の良い点があるように感じます。
以前も出しましたが、メインジェットだけを較べても色々とあるように感じます。特にニードルジェットの種類はBST34のキャブをまだ使えるものにして
くれます。
以上、スーパートラップから橋があちこちに行きましたが、SR500も20年目にしてようやくまとまったかな、と感じます。