乗ってみた方でないと分からないが、最終モデルのSR500はエンジ
ンフィーリングなどがXT500の乗り味に近くなっている。知る人ぞ知るの時代になってし
まったが、それほど最初期の
SR500はダメだったのである。言い換えるとSR400がメインに開発された、ということも今だから理解できるような気がするのである。 もし、XT-500のシリンダーヘッド構成を使用したSR500のエンジンだったら... 、と惜しまれる。 事実、島 英彦 氏の設計したフレームにXT-500のエンジンをそのまま乗せたSIMA 498 ロードボンバー(本当はロードボマー)が1978年 鈴鹿の8耐で8位で完走 したことはご存知のとおり。 最近復活したモデルは、エンジンがSRになってしまった以降のものだから、当時のものとは全く違うものだ。 僕は吉祥寺にモトコがあった当時、鈴鹿のレースの後のこの車にまたがることが出来た。SR以上に相当コンパクトで、XT-500をそのままロードモデル 化する気 分が相当に高かったことを感じた。 逆にSRにXT-500の外装を装着してもXT-500と同じとはならない。相当に寸詰まりでファット、不細工な印象を与えてしまう。これをを拭いきれ ないのはSRのフレーム自体がXTのそれとアライメントなどが全く違うからである。 僕と同年代で、ロードライダー誌上で連載が始まった1977年から鈴鹿の8耐後、SR500のパーツを組み込むまでの、このSIMA 498 ロードボンバーマシンの開発記を熱い気持ちで読まれていた方には、これらのことがよ〜っくお 解りのことと思う。 |
そんなに簡単にディスク交換できるの?。出来るんです、ハイ。何しろエンドキャップの▼の切欠にディスク自体がササッと収
まる。 ステン ワッシャーに挟まれたスプリングを1/2インチスパナで動かなくところまで締めつける。それで終わりだ。セッティングが終了すれば、シャフトのエンドに袋 ナットとそれをロックするナットによる(片方を締めて片方を緩める)ダブルナット方式で終了だ。 排気熱を防ぐ方法を採れば、ディスク交換はものの5分だ。 |