Sick'n SRを何とかする--メガ・トラップ--
 東京のオレンジブルバードさんより、すったもんだの後、メガ・トラップが手元に届いた。メガ・トラップとはどういう仕組みか、というと、スーパートラップのディフューザー・ディスクから側面に排出される排気ガスをひとまとめにして、後方に排気させるため、マフラーメガホンの最後に装着する円筒である。
 メッキの円筒とエンドキャップ、それにアルミニウムのスペーサーの三点から構成される。マフラーメガホンの最後に円筒を装着し、その内部にアルミニウムのスペーサーを入れてディフューザー・ディスクを取り付け、エンドキャップを固定すれば完成である。
 説明書は入っていないので、ここからは僕の経験で装着しなければならない。それでは、順に記してみよう。

1.メガフォンのテールエンドのサビ取りをして、塗装を施しておく。
2.円筒とメガトラップのエンドキャップ内側にWD-40を吹き付けておく。
3.メガフォンのテールエンドと円筒が接触する部分にシリコンを塗布する。
4.アルミニウムスペーサーの前後にモリブデングリスを薄く塗布しておく。
5.円筒の内部に、後ろからスーパートラップのエンドキャップ、ディフューザーディスク、スペーサーの順に入れて固定する。
  このとき、メガトラップのエンドキャップ取り付けボルトが下側になるように、円筒を取り付けること。
6.メガトラップのエンドキャップを付属のボルトで取り付ける。

 注意点としては、次のとおりだ。
●メガトラップのエンドキャップが下側にないと、分解清掃するときに苦労をする。
●メガホンの塗装とシリコン塗布はメガトラップの美しいメッキ保護と、気密保持のためで ある。
●排気ガスのカーボンで、内部へのWD-40の吹き付けは必要ないと思うが、メッキの保護と パーツ同士の摺り合わせ部分の潤滑を考えてのことだ。
●エンドキャップはステンレス製に変更した方がいいかもしれない。

 以上で取り付けを終了する。

走行テスト結果
 まず、音質は以前のパサパサ音が消える、と同時にタッタッタッという音が強くなる。耳には心地よいが、後方には大きな音かもしれない。
 5速の使用範囲が広がったように感じる。若干各ギアでの伸びがよくなったように感じる。総じて、よくなった、という結果を得た。
 しかし、低速域がフワーっとした感じが一層強調されるように感じる。100km程度走った後、改造クワイエットコアを通常の位置に装着した。音量面ではかなり効果がある。わずかではあるが、低速域のトルク感も出てくる。ま、しばらくはこの状態で使用してみることとする。

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