第37回四国自動二輪交友会

 実に1年ぶりの四自交への参加であった。実のところ第9回は不参加して いる。単純な理由であった。実のところ、あまりに高価に感じられたからだ。参加距離が短いというところもあるが、こどもの参加に対して配慮してもらえな かった、というのがその理由である。
 今回も、あのときの感覚がよぎってしまう。おまけに、例年と比べて低い気温も影響していた。2012年3月27、28日、退職2日前だ。この時期不安で はあったが、何も無いだろうことを1か月前から申し出ていた。僕にとっては異例のことでもあった。実際、26日の内示がとんでもないことになっていたか ら、少しばかり不安の中での参加でもあったわけだ。
 SR500はいつもどおりの仕様ながら、マフラーはスーパートラップの旧ディスク5枚とした。後はリアタイヤがK-70というだけである。想像以上に 触っていない感覚でのSR500であるけど、内容はとんでもないことになっている。なぜ、そこまでしないとならないか?。解る人にはネ。
 相棒からは、申し込み前に不参加の意を伝えてきた。実際、職場が変更になっていたため、少ない配備人数での中での異動は少しキツイものがあるようにも思 う。

 3月27日、会場は伊予市の「ウェルピア伊予」かつてのあの建物だ。午後からの出発でよい。道はせこいかもしれないが、ゆっくり感が伴うので国道56号 線を通ることとしている。午前中に荷造りをして、昼食の後午後1時半に出発。
 吉田は結構走っている。が、これでも以前の2/3程度の交通量に思う。宇和は卯之町の通りは相変わらずの交通量。
 大洲へ入ると、大洲道は通らず市街を走る。これが失敗。サンシャインほかの道路にかかると渋滞にひっかかり20分ほどのロス。新谷から五十崎の道路も空 いている。こういった状況が「通過される街」の状況であろうか。



 いつもの紅葉谷のディスペンダーで缶コーヒーの休憩と思って左へそれると、ドライブインが早々と無くなっている。それに伴いディスペンダーも撤去されて いるため、少し進んで「クラフトの里」でトイレ休憩。時間が午後3時。大洲での渋滞が痛い。
 再始動して、タコメーターがおかしな動きをし始めた。どうやら、ユニット自体が良からぬ状態になっているようにも思う。修理不能だ。帰ってイイのを探そ う。
 松山手前からは片側2車線になって、随分と走りやすい。午後4時到着するも、僕が終わりの方らしい。不思議。
 間もなく聞き覚えのあるエキゾーストノートが。そう、ドウカッティの900のMHLだ。これだね。後日、998の車検車両を見たけど、エンジン形式も違 うが、ドウカッティの1リッター化は失敗だったようにも思う。





 ベベルのシャフトカバーにはオイル点検のアクリル窓が付いているが、エンジンの発熱か らオイルが出てくるらしい。僕も付けていたSR用のカバーと同様だな。熱膨張の違いは防ぎようがない。おまけに内圧がかかっているから。
 
 後で聞いたのだが、鳴門大橋は渡れたが、瀬戸大橋は強風で無理だったので多くの参加者は四輪での参加らしかった。

 プレゼントのパールビズ製品を主催者へ渡して温泉へ。同席のメンバーは知り合いばかり。もちろん、宮崎、京都の方で四国内は2人だけど。



 宴会は、なかなかのものであった。いきなり座り込んで二次会的な雰囲気になってしまう方もいらっして、なかなかおもしろかった。写真の料理の上に数品目 追加されるのは言うまでもない。



 同席の方が「この会に参加するものが毎年高齢になっている、今こそ若いオートバイユーザー、そしてこういったミーティング参加者を増やすべきではない か」と発言されたが、僕は難しいことだ、と感じる。
 オートバイの世界も現在では「○○○○ジャパン」となって、外国製二輪車に対して、とりたてて予備知識を入れなくてもよい世界になって来ている上に、毎 年のモデルチェンジをするハーレー、それを購入する長期ローンなどから、同好の士同士で連絡などしなくても個人の楽しみが増えてしまっているようにも感じ るから、若い人たちはこういった交友会に参加はしなくなって来始めているのであろうと思う。
 テレビドラマを見てオヤスミ。

 明けて28日、朝食でツーリングクラブ瀬戸のメンバーが僕と同じ仕事をしていらっしたとのこと。滞納整理の方法など伺うが、やはり難しいものがある。職 を去る者ではあるが、4月以降、宇和島市の滞納整理がどうなるか、上手くいくとは思わない上に、次の1年間のことを考えてしまう。辛い性でもある。



 ワトソニアンのサイドカーはやはり旧タイプのBMWによく似合う。改造申請し、3人車検を取り、アールズフォークなど本車側二も変更をすると、相当な金 額になる。慣れもあるが、操縦はなかなか難しい。自動車よりは二輪のライダーの方が飲み込みが早いのは、「サイドカー」という「側車付き二輪車」であるこ とから来るのかもしれない。

 タコメーターの嫌らしい音に辟易しながら、9寺過ぎに出発。心なしか空しさが漂う。不思議な感覚だ。
 風のせいもあろうけど、四輪車がニアミス気味にパスする。僕はキープレフトで50km/h制限道路だけど、メーターでは60km/hで走っている。おか しなライディングはしていない。にもかかわらず、ちょっかい出すようにスルーするのだろうか。
 酒道場のマスターに聞くと、二輪車はどうも「コケル」意識がドライバーに働くので早くパスしたいらしい、というのだが、今回の抜き方はまるで僕との横感 覚が判っていないようなやり方だったので腹が立って仕方が無かった。
 その四輪車は大洲へ入るまで、僕の2台前ぐらいの位置では無いか。余計に頭に来る。トヨタの86に乗る自動車にも興味を沸かせるドライバー(ユーザー) が増えれば、ドライビング時のマナーも向上するかもしれない。もっとも、それをメーカーから呼びかけるというのもいかがとは思うけどね。

 11時半、異例の速さで帰ってきた。往路、いかに大洲の渋滞がひどかったか、が解ったし、高齢化発言など、これに対して今後はネット上でとか、雑誌への 投稿などで知らせるべきではないかな、と思う。

 4月1日、新しい年度とともにヤフオクで落札した綺麗な新しいタコメーターが取り付いた。ふと、退職前の交友会でもあり、僕の気分もウキウキでは無かっ たのかもしれない。それゆえ、タコメーターもイカレタのであろうか。
 明年は3月23、24日、高知桂浜荘での開催、と丸山モータースさんが発表した。退職して以後、スーパートラップのことなど、堰を切ったように何やかや やり始めたが、僕が行けるかどうか、今の精神状態では決定できないな。





inserted by FC2 system