T- 140Vディスクプレートの修正(番外)

 そう、番外だから、これは「いろいろ」の所に記載することとした。とい うのも、ほんと、古臭い鋳鉄のディスクプレートだよな。通常、今ならローターと呼ぶらしいんだが、センターポッド部分が落ち込んで(盛り上がって)ちょっ としたディッシュ、そう、スープ皿のような感じだし、裏返すとアダムスキー型円盤そっくりだ。
 それに、大きさからしても、まさしく陸上競技の円盤投げの円盤そのものの大きさに近い。決してバカ言っているんじゃないんだが、プレート自体を見ると不 思議にそう思えてくる。
 リアブレーキの修正は別項で記載しているとおりだ。今回、フロントフォークを外した時にキャリパーとディスクのセンターが出ていなくって、その修正を兼 ねて、自動車のディスクプレートと同様な状態になったサビを落として、ちょいと塗装を加えてみた。その時の状況を少々報告することとした。

 サビ取りはどうするか?。まだサビが出ていないリアのプレートを見ながら一生懸命考えた。センターポッどの部分はいずれにしろメッキは加えられていない だろう、と判断して、 まずはワイヤーブラシでゴシゴシ擦る。あれ〜、一向にセンターポッド部分の地肌が出ない。サビで息を吹き飛ばしてびっくりした。何と昔のお釜の底が新品の 時から黒くなっていたのと同じく、酸化第一鉄の加工が施されていることであった。これには本当に驚いた。
 しからば、ある程度のサビ取りだけ済まして、残りはリムーバーを使おうと考え、「花咲かG」のサビ取りを塗布してやった。拭き取りは困難だから、たわし でゴシゴシ水洗いを行う。この作業を3回程行って、プレートを乾燥させてサビ取りは終了。
 数日間室内に放置したけれど、サビの発生は無かったから、コーティング剤が入っていることは間違いの無いところだ。「花咲かG」は、なかなかの優れもの である。

 ポッド部分の再塗装には少々困った。マスキングまではスムースに進んだのだ。本来なら、この部分は耐熱ブラックを吹き付けるところなんだが、酸化第一鉄 処理があるから、そこまでは必要無い。艶消しのスプレーラッカー?。いや、この部分だけでもったいない。艶消しだと、少し違和感が出るんじゃないかなど、 考えが纏まらないまま数日間が過ぎる。

 何やってんだろー。たかが塗装じゃないか。そうは言われても、2003年の夏は雨雨雨が続いたんだ。やろうにも出来やしない。室内でやるのは御法度だ し。

 ふと、古い別冊モーターサイクリスト誌の記事を思い出した。缶入りラッカーの2倍希釈の刷毛塗り塗装だ。そう言えば、この方法はセンタースタンド部分の 補修によく使っていた。刷毛に良質のものを用いるとフレームなどブラック部分の補修には結構いい結果を残す。想像以上に途幕も厚いのである。
 早速これを行う。僕としてラッカーは今の所「ROCK」を愛用している。艶消しにしたい場合はシッカロールをシンナーで溶かせたものを少量加えるとい い。昔からのプラモデルビ ルダーには御承知の方法だ。

 外周エッジなど、最終の修正はどうするか?。ダンナ、いい加減のようだけど、これにはなかなかいいものがあるんですゼ。そう、それは「ユニポスカ」。こ れを用いるんです。水性のくせに少し厚い塗幕を形成するんだ。黒は少し塗幕が薄いけど、赤が入った本格的な黒の色をかもし出す。
 ディスクで思い出したが、CDの外周にユニポスカの黄緑を塗ってごらんなさい、音の変化に少しびっくりするでしょう。以前はよくやってました。


 

 この間の作業が1時間。夏ゆえ乾燥の速い短時間作業のためだろうか、模型飛行機を作っていた小・中学生頃、冬に窓を閉め切って塗装に励んで、ポワァ〜っ となって、次に匂 いが感じなくなって苦しくなる。あわてて窓を開けた時がしばしばあった。
 今で言うシンナー遊びに近い状況になっていたのだが、素面でのこと、いい気分の後で来る苦しさを知っていたから、大人になっても(酒飲んでシンナー吸っ て気 分はいいし、苦しさは感じないだろうけど)こんなんで死ぬのは嫌だし、(睡眠薬が必要だろうが)一酸化炭素中毒の親玉、自動車に排気ガス引き込んでの自殺 もしたくない。

 いろんなことを思い出しながらの作業だったが、上手く行った。作業後、刷毛はシンナーで洗って、洗剤で水洗いして自然乾燥させること。ペンキ職人ではな いので、このままで保存すれはいい。

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