さび取り材をテストする(その1)

 過去2年(2014年11月〜2015年7月)にわたってこのさび取り 材をテストしてみましたが、どうも結果がコレまでが違っていたのではないか、と思われるフジがあって少しばかり気になっていたところです。
 その一つは何かと言いますと、今から10年ほど前、花咲か爺を入手してからです。これを通常の方法でさび取りをやってみたわけです。すると、なかなかイ イ。特に錆びそのものを取り去るとか言うのじゃなく、科学の力で取り去る、と言う方法でした。一応どんなものだったのかというと、写真で判断してくださ い 。



 もちろん、過去のやり方ですから、失敗もあります。失敗はアルミの表面がくすんでしまったことです。これは私のミスですからどうしようもありません。そ の上に説明書に記載がありますので、明らかに私のミスです。写真を見ていただければわかると思いますが、リムは昔処理をしたままです。10数年にわたり放 おっておくものですからサビが吹くのがお許しください。私は深部に入り込んだサビではないのであまり気にはしていません。
 さて、もう一点はこのとき毛の刷毛を使用したのですけど、事後処理が悪かったのでしょうか刷毛が使い物になりませんでした。もう一点はリムの材質が良 かったのかもしれません。イングランドダンロップの製品です。これはすごいことかもしれませんね。
 このように、さび取りの処理はなかなか良いものだあります。私もついミスをしてしまうのですが、クロームやアルミ用のさび取り材はどうしても一回で終わ らせるわけです。いろいろな輸入品を使ったことがありますけど、あっという間に中身がなくなってしまいます。今ならオートゾルなどが手軽に使用できますけ ど、昔はそうはいかなかったのです。
 もう一つは、花咲か爺のすごいところは、おそらく説明書のとおりです。さび取りはさび取りとして使ってほしいと思います。まだやったことがないので すけど、希釈してまで使いたいとは思いません。

 次に燃料タンクの件ですけど、花咲か爺は先ほども申しましたように、同じブランドでも似て非なるものですからこれはこれ、として単体で使用する方がいい ように思いま す。
 トライアンフのガスタンクは残念ながら上手くできなかった。大変な思いでやったのですが上手くできなかったわけです。どうしてだろう。しばらく疑問に感 じていましたが、ようやく解りました。それは、ある程度さびが出るものとして、無視しておくことが大切だ、というわけです。
 燃料タンクはタンク内にガソリンが腐った状態で、人間様はタンクの背中部分は無視してしまうのが常です。私もそれをやりました。希釈もできるのだから2 倍までやってみようと思ってやりました。このときは冬場でしたが、延々数日タンクを放っておいたのですが、残念ながら、表面のさびというか垢というかそう いったものが取り去れませんでした。

 最初は11月頃にやったのですが、期間をおいてもう一回をやってみました。やり方は間違っていないはず。として今回の作業は夏場にやりました。今度は正 真正銘の2倍希釈です。すごかったですね。我ながらびっく りしました。本当にこれ!、とびっくりです。
 タンクを逆さにして背の部分も綺麗にしました。ま、使う分には変わりはないのですからそのまま作業を完了オシマイとしたわけです。後日リンス液を使用し てすべからくOKとなったわけです。
 この項は私のページに記載していますので一読ください。

 さて、もう一つやることがあります。それはいわゆるリンス材そのものがさびの防止になるか、ということなのです。おかしいでしょ。私もおかしいとおもっ たのです。さび取りの機材がリンスになるってことがね。それに、燃料タンク内にリンスをやって燃料が大丈夫か?、ということです。多くの方々のレポートを 見るとどうも大丈夫のようだ、ということです。燃料タンクでは確かに上手くいくのですけど。もう一つ、私はシール材的な燃料タンクの内側からコーティング する方法をやりません。あまり突き詰めて鉄板で整形した燃料タンクがさびでグチャグチャになるほど弱い物でもないと思います。私はある程度のさびは致し方 ない、と割り切っているものです。
 燃料タンクはこういったことでリンス行程までは上手くいきました。そこで、トライアンフのオイルフィルター(ガーゼ)をやってみようと思ったわけです。 以前燃料タンクの処理をするとき大失敗したことを思い出したわけで す。ガーゼ部分も「鉄製」ですからステンレスの細かい網の目は使用していないままなもです。



 当初は冬場でした。ミゴトにさびはなくなりました。しかし、何もかもが真っ赤っかです。これでフィルターそのものは「鉄」でできているのだ、という異 なったわけです。
 燃料タンクで使用した液が使える分けだから、汚れの大きくない内部を再び使用して今度は一発で上手くできました。前回真っ赤っかになったフィルターもこ れで上手くできます。
 一応綺麗になったフィルターを示します。ところが、どうも上手くいってないような気がしてならないのです。たぶんやられた方は私のいうことが解るだろう と思うのですが、これが実際に文章ではむずかしいわけです。



 しかし、これでもなにかおかしい。本当にそうだったのでしょうか。何か間違ったことをやろうとしているのかもしれません。要はガーゼ部分を真鍮にしてい ただければいいのでしょうが、やはり今様のろ紙などのフィルターがいいのですけど、これをやるとその都度フィルター部分を掃除しなければなりません。うま くいかないものです。
 フィルターはトライアンフの20w-50のオイルで潤滑をやるわけですから、オイルベアリングフレームの最下部に位置するのフィルターは一つには過酷な 位置かもしれませんし、いままで2回程度清掃はしましたが、新しいオイルが潤滑するように見えたためしがありません。ま、これは余談ですが難しいもので す。整備工場に入れておくなんてことはできないのですから。
 ま、綺麗になったのはご覧のとおりですが.... 







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