もしかして締めすぎ?

 何でこんなお題目なの?、仰るとおり。しかも、こんなこと記載して何に なるの?、とまで浮かんでくるでしょうね。ここまで来ればイイ方。実は、ホントにごく少数の方々にしか影響がないのだろうと思います。
 それは、スーパートラップなる排気システムのことなのです。ここまで来れば、オートバイ乗りなら多くの方には理解出来る、と思います。
 が、ココ日本では既に過去の排気システムだし、今のSSTにしてもモーターステージだけがリリースしているだけですからね、旧来からの45度開放のディ スクを使用したシステムは、入れ恋の強い方だけかもしれません。現在は、それほど排気システムは大変化をしております。

 お題目のことを最初に感じたのはAAAのスーパートラップを見たときからでした。それまでは、ディスクの取付に相当苦労していましたからね。はっきり 言って、自分自身が相当な間違いを犯していたのではないか、とまで思い込むようになってしまっていたところです。

 それまでに、私がやったことは何か?、というと、
  1. 規定の枚数のディスクを重ねて身長にボルトをねじ込むこと→これは、本数が増えるとパキッと音がしてディスクが歪み出す、ダッメー
  2. ディスクの穴を一つずつザグル→正確な旋盤が必要、間隙が均等にならない、ダッメー
 このダメ続きのあと、現在のディスクと、当初のディスクを較べると、取付穴はディスクの裏側からテーパーリーマでボルトが楽に通る程度に広げてあること に気付 きました。
 暇な時を利用して、新しいディスクでこれをやります。もったいないかもしれませんが、1度熱が加わったディスクは歪んでしまっていることが多いので、新 しいディスクでやるべきです。
 が、しかし... そうなんです、どんなに取付に注意をしても変形してしまうのです。おかしい?... 、答えが出たのは旧ディスクを仮に取り付けるとき、変形ディスクが2枚ほどでてきたのです。そのディスクの位置は、エンドキャップ部分にしたときに出るよ うです。
 そして、BORE-ACEのフルパワー仕様のディスクを導入したとき、ようやく気付いたのですよ。

 何を?、あれですよ、あれ。スーパートラップのディフューザーディスク取り付けボルトのインナーコアへの取り付けのトルクです。
 
 Activeなどの取説には耐熱グリスをたっぷり塗って0.7kgmほどで、って記載してあるはずですよね。同様、ものは違いますが同じ方式のPLOT のスーパーサウンドは0.45kgmほど、とあるのではないか、と思います。私ね、これはウソじゃないかな、と感じたのです。
 もう一点、インナーコアのメスネジの受け部分です。高価なインナーコアは、外にカバーがあるのです。オートバイではなかなかお目にかかれませんけど、
 一体この部分はどこからやってきたのか?検証を含めてやってみることとしました。

 その前に、どうしてこのことが起こったか?、というと、BORE-ACEのハイパワー仕様のディスクを取り付けたときに発覚したことなんです。
 0.7kgmほどではないにしろ、締め付けを強くすると必ずディスクがひずむのです。これで走らせると、ババッという例の音がしなくはなるのですが、パ ワーの上がるのが感じ取れます。



 が、妙に排気のヌケがオカシイのです。それじゃ、ってんで実験開始です。

 では、SR500の標準枚数8枚をリファレンスにしますね。古いイラストですが、私の考えた排気の流れがこれです。古いイラストをまた出してしまいまし たが、申し訳ありません。



 はっきり言って、この図のようになるのは古いディスクだろうと思います。今のディスクにはディスク間の位置決めとスペース確保の切欠がありませんし、材 質そのものが薄いのです。もちろん、ステンレスにしてはネバリはありますがね。イラストはスーパーサウンドのディスク配置でディスクをスーパートラップに した場合で排気の流れを示していますが、真ん中のエンドキャップより前が現在の4インチが主のスーパートラップの流れです。

 加えて、以前の4インチマフラーのエンドキャップで止める方法なら(エンドキャップ側を除く)ディスクの変形も避けられるはずです。
 つまり、本来はこのように装着ができていたはずですし、現在のディスクでも同様にいけるはずなのです。先に述べた報告のとおり、これは決してウソをやっ てるわけないですよ。ディスクにしても、大きさと厚さが違うだけで、取り付け方法がセンターボルト方式なら、ディスクの変形は何ら気にする必要はないので す。

 ところが、これを今のスーパートラップに応用すると、先に申したように、ある程度修正しないと確実にディスクは変形します。また、締め付けトルクを指定 の0.7kgmにすると、一層ひどくなります。
 また私の考えですが、AAAのスーパートラップは取り付けボルトが3本になっています。最初は気にしていなかったのですが、これはディスクの変形防止の ための措置ではないか、と考えます。

 そこで、今回BORE-ACEより入手したハイパワー仕様のディスクを装着したときに、上の写真のように、かなり変形しました。いたたまれませんよ。確 かに効率はアップし ます。体感できるのですが、何かおかしいのです。   
 先に申し上げますが、ディスクは6枚・8枚・4枚でテストしたところ、6枚が一番いいように感じました。

 早速BORE-ACEのマスターに電話を入れてマスターの意見を拝聴しました。ナナ何と、取り付けの際、締めつけトルクを弱くしてくれ、とのこと。私少 しばかりアゼンとしました。スペーサーにワッシャーなどを入れると性能低下するとのこと。ホントかな〜、がその時の気分です。

 試しにハイパワー仕様のディスクで試してみました。もったいないですが、新しいディスクを用意しました。締め付けは非常に難しいのですが、ディスクが少 しでも歪む(しなる)直前からわずかに戻したところでストップするわけです。それを6本で調整ですから大変です。で、結果はこのとおり...



 自分自身でもおかしいのですが、実際は凄く緩いですよ。そのかわり取付穴がつぶれませんし、ディスクギャップが均等でしょう。走ってみると驚きます。以 前より一層パワーが上がった気分に なってくるのです。ということは、ノーマルのディスクで試すのがいいのではないか、とフト考えたのです。
 苦節何年になるでしょうか。少なくとも10年はやってますよ。YouTube見ても、この部分はなかなか拡大してくれません。次なる問題が無いわけでは ないのですが、今回はこれまで。


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