車検 取得後(1)
・・・大人になった・・・

事 前に
 #35のパイロットジェットに交換した時は最高でした。
 ある程度予想は出来ていたのですが、パイロットジェットの#35というのは過去やっていなかったものですから、何とも判断が出来なかったわけです。
 このようなところから、魔が差すというか、私特有の裏付けがほしい、という気持ちから、先に調査した#200のメインジェットを装着してテストすること にしたのです。

2006年4月1日
 エイプリルフール。終日雨が降らなかったことと、不明朗な走行テストのいかなる結果にも対応しきれる力が備わってきたという感じから走行を開始したので すが、まさか悪夢の一日になるとは... 。

 午前10時、メインジェット#200へ交換します。セオリーどおり、チョークを引いて空キックを3発。チョークを戻し、キック1発でバラララ〜ン。その まま1500rpm程度をホールドして4分ほど。もう心配はないわけですが、万一のためにB7ESを2本忍ばせておきます。
 が、スタートが難しいんです。おかしいことですが、少し遠回りして、裏道から国道へ出ることとします。
 今回はガソリンの補給なしで、テストコースへ入ります。妙にエンジンの回転がおかしいんです。#210に較べてアクセル操作が少々クリティカルに反応し ますから、結局ダルなアクセル操作ができずに少し回転を上げ気味、1段低いギアで対応させた方が良い状態になっています。3000回転に近いところになる と、非常に快調ですが、低回転からの速度を上げる場合は、エンジンがストールするような感じなってくることが出始めました。
 それが出たのは、ダムサイドへ逝く途中、近永(ちかなが)から320号線へ抜ける差動信号を右折して広見中学前へ行くときに起きました。下が無くなった ようにアクセルを開け気味にして半クラッチを多用しなければならなくなったんです。が、その他は過不足無いので、メインジェットは#200に決定かな、と 感じていました。

 一度帰宅して、昼食を摂った後、天候の関係から南へ走って、祝森(いわいのもり)のPCデポへ行くことにしました。運良くば、帰路は宇和島道を走って高 速のテストをしたい目論見があったのですが、見事にぶち壊されました。
 PCデポからの帰り、国道へ出た直後に左のシリンダーがバスバス、と言い始めたのです。急遽、保田(やすだ)から裏道を通って、這々の体で帰ってきまし た。
 一体どうしてこういったことになったのか?。
 やはり#200は失敗だったのか。どうしてプラグが逝ってしまうのか。いろいろなことが頭の中を巡ります。真面目な意味で調子が出た後で悪くなる。結局 何にもならなかったのかでしょうか。

 気分が落ち着いてきたので、考えをまとめます。私のT-140Vに一番近いモデルがT-140Eです。ルーカスリタのトランジスタ点火に、6Vコイル で、NGKのB6ESという仕様です。
 その上に、AMAL MK-IIキャブレターのメインジェットは#210ではないですか。となると、キャブレターの形状は違いますが、基本は同じですので、MIKUNI VM 32mmのスタンダードから大きく離れることなく仕様を決定すると、T-140Vには、メインジェットは#210、点火プラグは1番落としてB5ESとし てやるのが良いのではないだろうか、ということになりました。

 雨はまだ降りそうにもありません。午後3時より再びテストを行います。まずはメインジェットを#210に交換します。点火プラ グは手持ちがなかったので、スプリットファイアのSF-405Dを再使用することとしました。
 #200のセッティングのままエンジンを始動します。ウ〜ム、やはりこれかな。どこといって不具合はないのですが、これといった好調さもない。ごく一般 的な古いOHVの750ツインとしての動き方に感じました。
 再びテストコースへ入れます。発進直後、ホンの少し2段加速的なところが見受けられますが、総じて混合気がサーッとシリンダーの中に入り込んで行く感じ がしました。
 ガソリンの補給をしなければなりませんが、モービルのガソリンはテストコース途中の鬼北町 近永(きほくちょう ちかなが)まで走らねばなりませんが、左右キャブレターが連結無しの燃料供給ですから、そこまででテスト状況が判断できるとは限りません。#200のとき よりは、もう少し良好なはずだから先に和霊町でJOMOを給油することとしました。
 再スタート。「何だ、これは?!」凄まじい変化を感じたんです。久々にガソリンで動きが全く変わる経験をしました。これからは凄まじい結果に終わりま す。
 残念ながら花見の車が多く、ストレスは感じないまでも、加速感が掴めません。午前中のテストでの異変を感じ取った近永の交差点では、スムースに加速でき ましたし、成川手前では追い抜きをやることも出来ました。急激な加速はイマイチですし、もう少しブレーキが効けばいいのですが、ま、5速ホールドのまま で、2500回転(65km/h)から上げて、90km/h程度までの加 速は出来るまでになってきました。


 
 
 
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