飽くなきエアツールの探求
T-140Vもエンジンに火入れをしなくなってずいぶんと時間が経過し
ました。最終問題は燃料コックにあります。現在まで使用していたものはON・OFFのつまみが薄いタイプでしたが、再装着すると漏るわ漏るわ、どうしよう
もありません。分解してどうのこうのしたとしても、これは劣化、と考えた方が良さそうです。といいましても、10000km程度は大丈夫ですから、そんな
に気にする必要もないことは事実ですが... 。
そこで、今回はいかがなものを、と考えていましたが、取り付けが1/4サイズですので、DIYショップではよく見かけるエアツール用のものをもちいては
どうか、という考えは持っていました。当然、姿は無骨になります。表示関係からすると油に対しても大丈夫のようです。唯一の救いはボールコックという点に
あります。このことは摺動く部分の耐久性は別として、ボールがON・OFFに作用しますから、確実さは相当なものがある、と考えたのです。
が、問題はそのもののパーツが無いのです。それでコベントリーの清水さんに送ってもらったのが写真のものです。右にシンチュウ製のものを示します。
最初のコック部分が合成樹脂製のものに換
えて装着していたシンチュウ製のコックとの対比をしても遜色はない...
、と判断できたのですが、残念ながら、ジョイント関係が装着できません。1/4外ネジのこのタイプのアダプターは相当に無骨なものが用意されていますが、
これは使えません。それに、つまみの操作が下・横ではなく、上・横です。そのために取り付けようとしてもタンクの底につまみが当たって装着できないことが
判明し、断念しました。
思いあまって、サイドバルブへ一番無骨な今の装着可能なものを発注して、取り付けたのですが、これはこれとして問題が発生しました。これまで調子を出し
ていたインマニの55mm長のインシュレーターホースが使えなくなるのです。
微妙な点ですが、わずかに5mmの長さがクリティカルに影響するのです。したがって、どうするかを散々考えたあげく、そのまま放置しておりました。
再びエアツールに戻るのですが、DIYショップでふと見かけた写真の小振りのエアツールコックを見つけました。残念ながら片方が1/4、片方が1/8と
なっていて、いずれも内ネジの形式です。無理だ、と最初は考えたのですが、近所のアダプターを見ると上手くいけそうなものが有るじゃありませんか。途端に
考えが纏まったのが写真の組み合わせです。
これを1個の燃料コックにした場合は写真のようなものになります。フ〜ム、でもダメです。上下長がやはりインマニの長さを限定します。どうしても無骨な
本来のコックと同じになってしまうのです。
止むなく今回は無骨なコックを装着しましたが、一度、灯油でエアツールの確実性を出した後、次のリプレースパーツとして保管しておくこととしました。お
そらく、シールテープなどが必要になってくるのではないか、と考えます。
もう一つはコストですね。エアツールコックとアダプターをひとまとめにすると、無骨なコック1個分に匹敵するのです。
バカげている、というのは重々分かりますが、こういったパーツを利用してでもOKですよ、というトライアンフというか、イギリスの旧車の懐の深さを感じ
させますし、これが楽しみの一つかもしれない、と感じたりもするのです。
もっといい方法があるにはあるのです。それはホンだのモンキーなどの小排気量の燃料コックを流用する方法なんですが、燃料供給の面から問題があるのでは
ないか、と考えています。それではピンゲル?。少なくともリザーブ付きとリザーブ無しを一つずつ、この金額は相当張ります。私はそれほどまでする必要はな
い、と考えてもいます。
ガスのタップ(コック)も使えるものが在るとも聞きますが、大阪のTさんがノートンコマンドに装着されているのを見ますが、その現物を手にしていませ
ん。
これで、次はインマニの長さに伴うキャブのジェット類で一悩みの世界が広がるのですが、どうしてもヤメラレマヘンナ〜。