ATOK 2010のこと

 最近になって、このATOKというインプットメソッドにはやられっぱな しだ。もちろんMac用である。何というのかしら、Ver.15ぐらいまでは、ま、許せる範囲でのタイプする側からの変換をこなしてくれていた。
 ところが、2007、2008、2009とアップするにつけ、どの機種にどのバージョンを組み合わせるか、ユーザーが検討しなくてはならなくなってき た。特に僕のマシンもintelマックになり、加えていきなりスノーレパードの10.6から始まったのだから、2008から順に使用し始めて、2009で 何とか... 、であった。
 しかし、連文節の変換が思うようにならず、再びバージョンダウンからやってみたりしたが、何とも割り切れない状況になってきた。2010年6月半ばまで 2010のβ版を使用して、これはイイかな、と思う程度にはなったが、再び連文節変換ではおかしな動きをし始めたので2009に戻したりもした。



 こんなことがあったので、2010の発注をギリギリまで待って行ったところだ。当然のようにMac版のみ。
 到着したのは7月16日。素性はおよそβ版で解っているので早速インストール。フン、えらいキビキビしてるじゃないか、と思いつつ、いつものように許諾 云々が 出て、前のバージョンを削除するかどうか... 、こんなことを問いかけてくるはず... 。
 が、いきなりユーザー登録が完了している旨の通知どおり、ユーザーIDがタイプしてあるではないか、驚いたね。最高優待の場合はこうなってんだな、と感 心。
 いつまで経っても、想像していたようなダイアログは一切でない。若干の時間をおいてインストール終了。じゃ、再起動してからか?。
 オーイ、いきなり2010に変わってる。いやスゴイね。いつものように迷わないよう、2010のロゴマークをスタート時に出すこととして再びリスター ト。2009よりスムースだ。
 タイプも、この文章の大きなくくりの区点までを一気にタイプしても、2009とは違ってスムースに、ほぼ僕の意図通りに変換してくれる。これはスゴイ、 と思った。
 それに、今までは少々中身も違い、ユーザーサイドに立ってのマニュアルの記載が出ている。
 が、決して良い面ばかりではない。しばらくすると、変換がおかしくなる。全文の数文字での意味が通じるものの次の文字をタイプすると、おかしな変換をす る場合が出るのである。これも、1〜2回タイプすれば治るけれど、僕としてはイタダケナイかな、とも感じる。
 たとえば、この段落の冒頭の「決して良い面ばかりではない」をkessiteiimennbakaridehanai、とタイプすると、最初の変換は 「決して言い面ばかりではない」と出る。
 このことが少しばかり気になるのである。
 けれども、2010では次のタイプから、「言い面」が「良い面」、そして「イイ面」、となり、同じようなタイピングの際は「良い面」が最初の候補になる のである。
 ま、しばらくは大丈夫だろうけど、もう少し安定したものになってほしい。とはいえ、PowerPCとintelのMacに対応させるという困難な一面も あるのかもしれない。もちろん、OSのバージョン、使われるマシン、キーボードの性能にも左右されるのだし、ここまでに仕上げたということは素晴らしいこ とと思う。



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