ATOK
for Macの憂鬱
憂鬱って難しい文字を記載して申しわけありません。が、これ以降は話
つぃが確信するに至った実験と結果です(大袈裟すぎ)。
2010年12月20日の月曜日、松山出張へこのPB G4 12 1.33MHzを同行させました。インプットメソッドはATOK for Mac
2008をインストールしました。ところがですよ、反応が「シバキたわしてやろうか」と思うほどダメなんです。実際信じられませんでした。
信じられないも知れませんが、“jyoukyou”と
ローマ字でキーボードからインプットします。結果はどうなると思いますか?
「状況」、と当然のように変換する、とお思いでしょ?。あにはからんや、実は次のように変化するのです。
「女王狂」と変化するのです。しかも、最初の変換で。
このことは、過去のバージョンで数回経験しました。いつもながらβ版の登録ユーザーとして、ジャストシステムにその都度改善要望を出しました。この大半
はATOK 2005ですべからく改善されました。私もことのほか、このバージョンをMac OS X使用の旧機種で使っています。
まさか、このことが、PB G4 12 1.33MHzとATOK 2008 for Macで起きようとは思いもよらぬことだったのです。
じゃ、同機種の867MHz同様にATOK 2005にするか、とも考えまして、2007以降の正方形箱モデルの箱書きを読んでいたのです。
思いもよらぬことを発見しましてね、実は対応OSとの関係なんですが、通常なら下のバージョンを記載して「それ以上」とするのが当然ではないでしょう
か。
それが、次のようになっているんですね。
2007 は 10.4 〜 10.3.9
2008 は 10.5 〜 10.3.9
2009 は 10.5 〜 10.4.11
2010 は 10.6 〜 10.5.8
プロセッサーの違いに対しては大差ないんです。不思議な世界です。それ以上に、2007〜2010まで、ほぼ1年のタームでしか、その製品が活き長らえ
ない。こういったところからも、自治体ではATOKや一太郎をインストールさせてくれないのではないか、と感じたところです。
というところで、今回は2009をインストールしました。見事ですね。ジャストシステムがMac OS X
10.5に対応と言うだけのことはあります。
私自身はそうヘビーユーザーではありません。しかし、ATOK 8 For
Macをインストールして、私の脳の一部が注入されているのではないか、と思ったような感覚がないのです。インプットメソッドだけが単独アプリケーション
として独立したものとして進化しすぎるのではないか、と考えてしまうのです。
単純にMac
OSとしてはOSのアーキテクチャーからすると、DOSがメインのジャストシステムとしては一面辛い点も確かにあったと思います。特にATOK
8の時は独自のSystem7、「漢字トーク」からMac OSに名称が変わりつつの時にリリースですから... 。
その証拠に、「一太郎 for Mac」は私も購入しましたが、インストールして使い始めたその時から使わなくなった(?)、といった次第でした。
この頃の思い出で一番頭にきたのはATOK
12でした。「ひらがな」から「英語」へ切り替えるとき、旧型ノートマシン、旧型キーボードではファンクションキーがないものですからコマンドキーとス
ペースキーで変換するのですが、一呼吸置いて替わるのです。頭にきましてね、散々会社へ申し上げましたよ。12の前のバージョンである11が非常に良かっ
たものですから... 。
とまぁ、こういったところから、Mac OSがUNIXベースのOS Xになりましたよね。当時のATOK 14など旧OSの最終OS 9用とOS
X用に二つ出たのですから。
この頃を境にOS
X用は飛躍的に変化しましたね。しかし、先に申しましたとおり、15、16、17と変化しました。ほぼ1年ごとにです。2005となって、ようやく落ち着
いたのだろうか、と感じましたよ。
これから2年後に2007がリリース。そして1年ごとにバージョンアップでしょ。ユーザー泣かせなんですよね。
今回PB G4 12
1,33MHzで古いバージョンを確かめましたが、MacBookで使用している2010のように、割り切ってバージョンアップしてほしいし、開発上、
Windowsマシン用とは切り離してリリースしてもいいように思うのですが。もちろん、その間はMac
OSと同様に10.6.Xといった具合にすればどうでしょうかね。したがって、来年2011年のリリースはATOK for
MacにするのではなくATOK X Ver.10.11ぐらいにする。
これなら安心してユーザーも購入出来るのではないでしょうか。当然、登録ユーザーですから、Ver.11にするには有料アップデート。ま。素人の考え方
ですけど、今のやり方ではコンピューターの進歩に対してソフトウェアの開発の度合いでメインアップデートばかりやると、ユーザーは離れると思うのです。
で、PowerBook G4 12インチ 1.33MHzとATOK 2009との組み合わせではどうなのか、ということに注目してみました。
流石に、状況も「女王狂」などとは変換しません。しかしながら、PB
12のキーボードの左右に余白がないために、取りこぼしなどが少しばかり発生します。同時に、変換は確実なのですが、どうもキチッとした動きをしません。
スムース差ではありません。穏やかに変換するのです。
もう一つの悪い点は、起動して「ATOKが使えるぞ」、のファインダーにロゴマーク表示まで結構時間がかかるのです。待てば?。いえいえ、デスクトップ
のフォルダーなどのアイコンが隠しになっているので動かせないんです。
この2点がジワリジワリとイライラ感をつのらせるのです。しからば、現在のシステム環境からすると、ATOKのバージョンでは対応OSの中間を取ればい
いのか?とも考えられますが、どうもそうではない。
こと、OS
Xでは10.6以降、intelのチップに最適化している。したがって10.5でもPowerPC(G4)使用のマシンとでは相性が異なる、といったとこ
ろが私の脳裏にすぐさま浮かぶのです。
ま、そういったことから、今回思いついたのは再びATOK
2005です。867MHzモデルにもこのバージョンをインストールして結果が良かったのを思い出します。基盤と内部のアーキテクチャーは若干異なります
が、確実性を上げたもので基本は替わらないものと考えて、ATOK 2005をインストールしてみました。
ところが、バージョンダウンは互換性はあるものの、処理対応は難しい。したがいまして、2005のインストール後に動作確認して2009を削除しまし
た。
同時にMacBookの方の動きがおかしくなりましてね、文章をこのPBで作らなくてはならなくなって結構多用するようになりました。おかしいことです
けれど、なかなか快調なんですね。若干キータッチが異なるもので、すぐさまフィット感がつかめるものではないので、感覚が難しいのですが。
いずれにしても多様にモデルチェンジ、いやバージョンアップしすぎるキライのあるATOKですけど、このモデルにはこのバージョン、というのがほしいと
ころです。