3.5インチ・フロッピーディスケット
 いきなり英語表記を出して申し訳ない、と思っています。実のところ、このフロッピーディスクとは最近ご無沙汰なんです。今のバックアップっていうと、多くはMOかもしれませんが、国内のユーザーは安いCD-Rが多いのではないでしょうか。

 最近、あるブランドのフロッピーディスクを久々に購入して、そのヘナチョコさに驚いているわけです。古いソフトのデ・ジャ・ブーのディスクを取り出してみると、これは驚くほどの丈夫さです。ラリー・ピナの著書にあるとおり、このディスクなら磁気を近づけても大丈夫なように思います。
 そう、僕の時代なら、一枚500円ぐらいしてました。当然Macなら3.5インチですから、DOSの5インチタイプをうらやましく思いました。何しろ、漢字トーク7のフロッピーディスクの多さには閉口していました。
 そこで、今でしたら20枚単位の箱入り、当然海外工場で作っているし、コストも1/100程度になっている状況だろうと思います。その中から、少しずつ使う、しかも繰り替えし使うわけですから、どうしてもエラーが出る状況がよく分からないのです。もちろん、メーカーとしても、販売ソフト自体にフロッピーディスクはほとんど見られないのが現状でしょうし、ディスクメーカーも単に一回だけの保存用、としか考えていないのかもしれません。
 この辺りのことを考慮すると、現在のAppleがフロッピードライブを装備していない製品群ばかり、という行き方が分かるような気がしますし、スティーブ・ジョブスが最初にカバーを付けた3.5インチのフロッピーディスクを、いち早くMacに導入したことに通じるような気がします。
 さ、そこで、どういったメーカーのフロッピーディスクが今いいのでしょうか。意外や意外、それは、SONYのブランドです。しかもアメリカメイド。これが一番安心できるように思われてなりません。どこがどう、ということではありませんが、まずケースが昔のもののように厚い。オートイジェクトのドライブに入れるとカシャーン、といい音がします。こういった点からもいいですね。ケースの接続箇所も国産のより多いようです。
 以前はディスクそのものの良さを重視していましたが、最近では再びケースにも注目され始めました。やはり、2DDなら、ワープロの主流ですし、そのフロッピーから修正保存を繰り返すわけです。そうなると、ディスクの良さも必要でしょうが、それ以上にケースの重要度も増してくるわけです。
 多くは2DD、2HDのフロッピーディスクは使用頻度が下がりましたが、いまだ簡易な保存メディアとしては存続するものでしょう。どうか、今一度、フロッピーディスクは何がいいか検討してみるのも一興です。どちらかというと、ノーブランドの昔どおりの物の方が良かったりもするものですから。

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