マック膏

 巷ではiMacとかiBook、はたまたG4なんていうのが有名になっていますが、わが家に置いた場合はどうしても無理が出てくるものです。少なくとも、一つ前のG3のタワーは葬儀社、医者の受け付けなどにはそぐわない機種でありましょう。当然iMacなども同様です。一般の日本家庭において、現在のMacがふさわしい形態を有しているとは考えがたいのであります。黒いPowerBookにしても同様に、形態がなじまない面が多いようにも感じるのです。
 ま、スタイルのみならず、総合してこのまま捨てるにはもったいない、何とか生かしてやろう、と僕は古いMacを使用しているところなんですが、べらぼうに古い機種というものでもないのです。ある程度趣味の世界にはいるでしょうけど、Plusという機械があります。現在はMC68030のアクセラレータを装着し、GomTalk7という日本語環境で使ってます。GomTalk7とは、Appleが保証したSystem7の環境に漢字トーク6.0.7を組み合わせて使うシステムです。これが実に安定してまして重宝しています。で、このPlusは主にテキスト関係で、何となく古い機械を使ってみたい、という気分の時に使います。他の機種とコンバートできるフロッピーディスクも800KBの2DDですから、少し容量にも無理があります。
 こういった古い機種のことを、今のMacユーザーにどうのこうの申し上げてもいたしかたない。「何、それ?」と疑問視されるのが常です。確かに以前のMac関係の専門雑誌には、こういった古い機種の紹介もありました。それらは一部は現在も続いていますが、所詮Old Macというカテゴリーのメジャーにはなりません。
 こう考えてくると、現在多くのソフトウェアが最低サポートしているのはCPUがモトローラMC68040でしょう。一つ古いMC68030に対応しているのは少なくなりましたから、これはソフトウェアの関係からすれば少し無理があると思います。また、OSに限ればソフトウェアもOS8以降に対応するものが多くなってきました。反論される方もいらっしゃいますが、あくまで、現行の機種の使用感と、ある程度しか差が認められないぐらいで使用できないと、いくらMacといえども選定は難しいわけです。
 しかし残念なことながら、まもなくこういった古い機種の対しても一応使えるソフトウェアもPowerPCを使用したモデルから、ということになるのではないでしょうか。完全互換に近いものでしたら、PowerMac7500辺りだと考えます。
 これなら、ドーターカードにCPUが組み込まれていますし、拡張ボードのスロットがPCI方式ですから現在にフィットしています。最高G4まで行けます。その上にいつものプラチナホワイトの筐体ですから、結構ユーザーが多いのではないか、と考えています。
 こういったことなどから、僕はホームページに僕なりの拘りをもって改造の記事を掲載しているところであります。どうか、ここのところを主として改造記などをご覧いただいたら、と考えるところです。
 もし、Macユーザーさんでしたら、どうか、僕の行っている方法を講じる、たとえば7500にG3のカードを入れて使い続けるのがいいか、多くの周辺機種の使い勝手が変わったG4のMacを購入した方がいいか、選択肢は以前より多いのですから、ぜひ、ここのところを十分考慮していただきたい、と思います。
 こういった点はぜひMac DIOのホームページをご覧いただきたいものだ、と感じています。はたして、肩こりの貼り薬になったでしょうかね。

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