まさかの時のために
 2002年1月、期間にして4週間にも及ぶが、PowerBook G3の不調原因究明で手元を離れていた間、久しく使っていなかったDuo 2300cを持ち出して使用していた。キーのタイピングに少々戸惑いながらもなかなか快調に使用できている。ただし、いくつかの点で、即座に対応、というわけにはいかない。
 まず困ったのは、バッテリー関係が正常に作動するかどうか、ということであった。記憶を頼りに作業を行う。まずはバックアップの電池だ。数時間チャージして確認したがOKであった。
 新品から半年後の中古を購入して、途中、マザーボードが断末魔の悲鳴を上げ、急遽少し古い同じものを中古で求め、すでに4年目を迎えようとしているものだから、Duoの内蔵電池はなかなか持ちがいいように思う。万一劣化しても、パーツとしては大丈夫のようだ。ま、数千円の出費だろうか。ただ、PowerBook 150のように、単四のNi-MHのバッテリーをリプレース装備することはできない。
 次はメインバッテリー、こいつも下手をすると始末が悪い。このタイプのバッテリーはOSの都合もあるけれど、バッテリー調整なるものを月に1度行っていると、かなりの確立でリチャージ可能な期間が延びる。残念ながら、「詰め替えくん」という方法のNi-MHの単三電池6本を用いての自作はType IIIなどのバッテリーと適合させるのは少々難しい。
 幸い保管しておいた古いバッテリーが充電可能、ということが分かり、運良くバッテリー関係の不安は一応クリアーできている。
 本体はメモリーも最大に上げてあるし、ハードディスクもIDEで1GBに容量もアップしてあるから、通常の使用状況だと何も手を加えるところはない。
 僕のはトラックパッドをトラックボールに交換しているが、この点もボールを水晶に交換している手前、ステンレスの支持でも違和感がない。キーボードの不具合も最終というか、Fタイプの日本語版だから、多くの面で言われているような使用感の悪さは体感しない。
 このようになかなか使えるのである。問題はDockinng Stationだ。純正ミニドックを現在使用しているが、周辺機器との不具合は今のところ30マシンのようなことも起こっていない。残念なのはEthernet関連で、これが無いためにネットワークを組むことが難しい。現在のように10/100のコネクターを直接変換できる装置があれば、即座にこの面は解決できるのだが。
 これらの点は少なくともMC68030から68040、そしてPPCに至るまでポジティブな進化をして終演したDuoならではのことのように感じる。
 最近になって、PowerBook 520cを入手して、その機構にビックリするやら何やらで、すっかりPowerBookっていうのは妙に中途半端だな、と感じていたが、Duoだけは2400よりももっと自由度が高いAppleならではの考え方を持っていたキカイのように感じられる。当時、一番のネックは価格ではなかったのか、と感じる。
 しかし、もう少しこれがどうのこうの、ということをDuoクラスに求めることになると、所詮これは無理な話、どうしても今のiBookに落ち着くことになる。このiBookも発熱関係だけが問題になってくるんだが、今回のモデルではどういったものになっているのだろうか。
 PowerBook G3の時も最終判断はSCSIポートが付かないまでも2000年モデルをチョイスしたのは発熱面でなかなか良い印象を持っていた点で購入したのであったし、新しいモデルのPowerBook G4も熱を逃がす工夫が随所に見受けられる。iBookがモデルチェンジして、今のスタイルになったときに触って、発熱量の関係とディスプレーのヒンジの件で購入を断念した。特に発熱量にはまいってしまっていた。
 そういったところから、2002年モデルがどういったものになっているか、そこが一番の注目点であるわけだ。いずれは持ち運び自由で、PowerBook G3と同等ということで選ぶとなると、iBookということになるのだろう。
 もう一点PowerBook G3の修理に高額の修理代を要求してくるのなら、別の使い方があるのをすっかり忘れていた。
 それは、USBの外付けキーボードとマウス、そして手持ちのモニターを接続すれば立派に使用できるのである。つまり、Duo的な使い方ができるわけだ。PowerBookのディスプレーの状態も使用しないことによるバックライトの劣化が保護されるから、この方法はなかなかいいものになってくる。が、これは家庭内で使う場合においてでも、PowerBook G3の大きさに少々閉口する。その点iBookなら、職場では付属のディスプレー、家庭ではデスクトップ的な使用、という両方ともけっこうイケル感じになってくるように思うのだ。
 おっと、そうやって考えてくると、どうにもDuoはこの辺で引退、ということになるのだろうかな。現状ではNewer TecnorogyのUltraDockを購入すれば10/100のケーブルでネットワークが組める。しかし、こいつが一般に出回っていないことに起因することではあるが。
 とっさの判断ではあったが、Duoもけっこう捨てがたい魅力があることを再認識した次第だ。

[もどる]

inserted by FC2 system