Mac OS Xの最新バージョンにする

 2001年10月19日(金)頭が痛い思いのなか、Mac OS X 10.1のアップデートディスクが到着した。このアップデートそのものの頭に来るところは、モノが来ていないのに、請求書が先に来たこと、OS Xの購入時クーポンが発注後即座に不用になった点などのことでだ。簡単に考えていたにもかかわらず3週間も待ってしまった。このことに加えて、日々のうっぷんが溜まってしまって、爆発寸前のところでもあったわけだ。
 でもって、到着した金曜日にアップデートを試みたが、これがクラシック環境ベースのMac OS 9.2.1にして開始したところ、Xのインストール途中、いい線までいってコケル。何度やってもダメであった。いい加減頭に来ているのに何てこった。どこがどうといって悪いところが見あたらない。不思議な気分状態で、現在までのOS Xの入っているハードディスクのパーティションに何も入っていないことを確認して、一気にイニシャライズしてやった。ここまでで3時間経過。何たることだ。
 デベロッパーバージョンの10.1をインストールしていたからだろうか、とも考えたが、どうもそうではない。その後OS 9.1からアップしてもダメであり、この日はアップデートを断念。OS 9.2.1だけのアップデートパーティションの調子ががなかなかいい状態だし、これがインストールされて、メジャーバージョンアップのX 10.1ともなると期待が増えないわけがない。イライラがつのり、結局翌日回しにしたはいいが、休みになるといつも早起きの睡眠不足になってしまう。
 そういった土曜日の早朝、山小うどんへ行く道すがら、考えてみた。人通りが少ないからよかったものの、ぶつくさ言うでもなく、両手で手刀切るような感じで「これはこうだから、こうするんだ」っていうジェスチャーやっているんだから、見つかれば「変なおじさん」に見受けられること必至だ。
 出した結論はこうだ。アップデートディスクはそのままのフルインストールバージョンではない。そのため、元のOS Xは最終の10.0.4でなければならないのではないか、と気付いた。でも、問題はもっと簡単なところにあったように後で気が付いたが... 。
 とにかく、最初に9.2.1をインストールして、OS Xの最初のバージョンをインストール。完了後、10.01から一つずつアップデートしていく。10.03に来たときに、昨日と同じようにコケタ。何度やっても同じだ。アップデートにかかる時間が短いから助かったようなものの、この一件が分かるまでの道のりが長い。
 問題点はログ・インするときのユーザー名がデフォルトで日本語になっている。これがどうしてそうなったかは不明だが、ここは確実にアルファベットでタイプしておく必要がある。そうやって、10.04にまでアップデートして、ようやくにして、今回の10.1にアップデートできた。
 次いで、Jedit、ATOK 14を再インストールして使えるようになった。結構快適に使用できる。G3のPowerBookでこういった快適さだから、G4だとかなりのレベルで使えるのではないだろうか。とにかくログ・インの名前をアルファベット表記とすることを忘れないようにしないとならない。
 10月22日の月曜日、今回のOS X 10.1のインストールの一件を同僚のM君に話すと、これが僕より傑作で、パー手ションのバックアップを取った後、イニシャライズしてしまい、何度やってもインストールできなかった、と彼がいうではないか。
 送られてきたCD-ROMがてっきりフルインストール版と勘違いしていたから、とのこと。そういえば、CD-ROM表面に小さく「アップデートディスク」、「リクワイアードOS X」と記載がある。つまらないことだが、こういったことは注意書きも何にもない。ディスクの中にPDFの形にしてでもいいから入れておくべきだし、注意書きも別の用紙で添付すべきではないだろうか、と感じた。
 その後、直ちに多くのものがアップデートされた。Jeditしかり、ATOKしかり。そして、以前より使っていて、しばらくご無沙汰だったメモダイアリーというシェアウェアがアップデートされX用のものもリリースされた。間もなくMac OS Xの何かが始めるようだ。そう、ちょうどPowerPCのマシンが出たとき、SYSTEM 7になったとき、あの頃によく似ている、と感じるのは僕だけではないはずだ。

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