Mac OS X 10.2とサードパーティー製品の不具合

 2002年 9月の上旬、テストとしてOS X 10.2をインストールしてみました。元のOS Xは10.1.5です。
 私のPB G3 400MHzではOS X10.1.5では何等問題なく作動していました。むしろ、今んとこ一番新しいOSだから、と自慢していました。通常フロッピーディスクを持ち運んで、職場と職員団体の事務所を往復する関係から、YANO電器のUB-03を愛用しておりました。OS Xは10.1.5の時はUSB端子にはそのまま接続した状態で何等問題はなかったわけです。
 ところが10.2では、次のようなときに傷害が発生するようになり、どうしたものか、と思案をしておりました。
 Apple関係のテクニカルな面のレポートほか、個人のものを拝見しても、あまりに早い傷害なのかしら、完全にこういった事へのサポートは一切ありません。その中で、できれはメモリー・エクステンションをPB G3とiBookにはインストールしてほしいい、ということでインストールをしました。ただし、これはOS 9.2.2までに有効です。かといって、Xではどうだ、と聞かれると、ご存知のようにディスクの中にはクラシックの環境でOS 9.2.2は存在しますから、これはインストールしておく必要があります。若干ですがトラブル回避のルートが採れるように感じました。
 しかし肝心なところではどうしようもありません。ここで初めてそのトラブルを申し上げますが、今まで快調だったのに、10.2からはスリープから復帰できないのです。周辺機器としてはイーサーネットとUSBのヤノ電器製フロッピードライブのみです。どこといって不具合になるようなところはは無かったのです。
 で、ですよ、2回もインストールし替えても全く同じ状態、スリープ復帰寸前でシャットダウン、スタートアップすると日付などは1970年のデフォルト。おそらく、このことだけで十数回テストしたのではないか、と思います。
 まずは札幌のDoー夢に電話。やはりありました。スリープ復帰できない問い合わせがある、というのです。しかし、原因解明のAppleも熱意は示していない状態なので、もうしばらく様子見をお願いしたい、ということでした。これで一安心。
 次は購入先のPower Lab、メモリーがおかしい、あるいはボード、ひいてはハードディスクが問題なのでは?。そのもの自体の状態で検証し判断するから、的確な回答は出来ない、という始末。お前さんアホかい?、サードパーティーのパーツでお前さんとこがBTOで組み上げ販売したPower Bookなんだぜ、と心の底から言ってやりたかったが、送料とか点検料をしこたま取られる。サッサと無視すすることにした。
 ほんのふとしたきっかけから不具合の原因が分かった。そういえば、ヤノ電器のホームページは覗いていなかった。フロッピードライブのところを見ると... 、やられましたね。総てに対応と記載されています。が、ただしとして「スリープには非対応」という堂々とした文字が目に飛び込んできました。運の悪いことに10.1.5以降のものには対応。ただし... 、となるわけですから、ことは一層複雑になります。
 というのは10.1.5ではこのフロッピードライブを接続したままでも何等問題はなかったのです。それゆえ疑問に思うことが大きくふくれあがり、Appleのテクニカル部門を批判したくなってきたのです。
 その前に、急遽職員団体のロジテックの2倍速を持ってきて接続し、スタートアップの後スリープ・復帰を数回繰り返しましたが不具合は認められませんでした。見事にスリープから復帰するのですから。
 何だってんだ?!。ほとんど気抜けです。ヤノ電器からはメールは来ますがテクニカルデータは一切来ません。もう一つの疑問は動かないとされるOS X 10.1.5ではどうして作動したのでしょうか。ここがまたまた不安になって来るんです。
 AppleにもYanoにも文句は言えません。その他のMac OS X 10.2(10.2.1)はPower Book G3で結構なパフォーマンスで動いてくれています。やはり、もう少し落ちついてから、Xの存在が大きくなるのではないでしょうか。

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