つらい時だけど...
2003年の6月も押し迫った頃、Power
Labの倒産のニュースが流れた。不思議なことだが、ネット上の広告は存在するし、あたかも営業を行っているかの様子。Mac
Fan誌にも広告の掲載が出ていた。
数日後、ネット上でPower
Lab関連のP.T.Kのサイトなどはことのごとくぶっ飛んでしまっていた。当然のように僕はPismo用のキーボードをもう一台程度持っておきたかった
のだが、この時点で遅きに失した。
7月に入ってPower Mac
G5のリリースを知る。昔に戻ったかのような筐体を見ると、妙な懐かしさのようなものを感じざるを得ない。時を同じくして、市内のOAシステムプラザへ出
向くと店頭展示品のPower Book
15インチの800が相当に安い金額でジャンクの展示品と一緒に置かれていた。直ちにCPU内部の情報が伝わる。来年末には相当にすさまじいものが出るの
ではないだろうか。
こんなことを情報として目にすると、僕はG4のPower
Bookはあまり好まないものの、一瞬「終わってしまった」という感じがした。新品のiBookなど話にならないほど安い。ところが、Power
Book G4 15インチの新しいモデル
のリリースの通知はまだないという、こういった状況になっている。
P.T.Kの関係で、エレクトリックパーツ高知へ電話した。入手は少々難しい。Pismo自体もまだまだ現役でしっかり使っていらっしゃる方が多いの
で、中古市場にもそうは出ない、というのである。
僕も3年前にこのPismoを購入した。その後、直ちにG4のPower
Bookが出たのだが、その姿などにどことなく馴染めなかったのを思い出す。一度なんかTM
HOUSEのMさんに「Pismoを壊れるまでしっかり使い続ける」と言い切ったこともある。購入当時はそれほどの入れ込みだった。
話を元に戻して、僕のPismoは比較的いい条件でPower
LabのBTOとして購入したのだが、いかんせん、最初からメモリー不良などという事態に陥ってしまい、その上にPower
Labで僕に対応する方がその都度変わるから、こちらの気持ちに対しての反応がさっぱり
当を得なかった。そうそう、関係雑誌などでもPismoの分解方法も出されなかったように憶えている。
その後もマイナーなトラブルが随所に出てきた。ここ最近では、ハードディスクのクラッシュ、そしてDVDドライブの故障など、それらに結構金がかかっ
た。最近でもディスプレーが一部のソフトウェアを使用すると赤くなるなど、これらのリサーチなどもやらなければならない。なんだかんだ難題が存在するが、
いまだに使いやすいし、なじみがいいから使い続けているわけである。
しかし、一向に人気の衰えないこのモデルだから、何とかしてNewerのG4としての復活を考えたいところなんだが、どうやら、最初からささっていた下
側のメモリーがおかしいことに、最近になって
気づきだした。この機種の最大の欠点である熱がこもる場所に、下側のメモリーが刺さっている。このメモリーがどうも熱に弱いように感じるのである。
P.T.Kを取り付けたときにも、ステバンの通風口が半減するため熱がこもってしまううこともあったが、現実として、このメモリー部分の熱を逃がしてやる
方法に未だ対処できていない。
漸くにしてPismoのいい面、つまらない面が判り始めだした。P.T.Kのことから、またしても一層このマシンに愛着を感じ始めているところである。
この状態でも、ガンガン使いまくる所存である。あれから3年、強いて言わなくても、僕の日々のツールになっていることは確かである。