究極のDuo
Duo250 が突然やってきた

  Duoを使用しなくなって久しいところです。因縁めいた2300cの購入から始まっ て、280cを2300cのロジックボードに換装して、ようやく使用できる状況になっていましたが、あっという間に家庭での使用はPPCの540cの方が はるかに使いやすいことになってPPC280cをお蔵入りさせてしまったままにしておきました。
 これまでの不調は、ロジックボードが1回。ディスプレーが2回。購入したマシンは2300cが2台。280cが1回、というものでした。結構ゼニを入れ て いたことが解ります。不思議なことに、ディスプレーの大きさがどうも私の使用状況にフィットしていない、ということから、好きなマシンではあるのですが手 持ちのDuoをお蔵入りさせることになったのだろうと... 。
 もう一点は2300cのトラックパッドはダメが続出。トラックボールに交換した時にはすでに支持球がステンレスになってしまって、PB150のルビーと 較 べると、これが高価なDuoか、と思わんばかり。これがもう一つの理由です。
 5XXのインテリジェントバッテリーほどではないのですが、容量は多くなったもののType IIIのバッテリーでもCPUとOSの関係如何によっては、あっという間に容量切れもあるわけです。
 これらが連携してDuoの足を引っ張る方へ進んだためにお蔵入りさせてしまったのではないか、と考えるところです。
 よく考えると1997年から2004年まで文章作りなどで活躍したんですよね。大きく変わったのはPower Book G3 Pismo、そう現在の愛機です。Duoはこのマシンの2/3の大きさでしかないのと同様に、OS 8.6でも重いPPC Duoではどうすることもできなかった、というのが、今になって感じるところです。

 2006年も9月に入った頃、どうしても職務上12インチクラスのG4マシンが必要になってきました。現実にはこの12インチG4Power Bookこそが私をG4 Power Bookを購入させない足かせになっていたのですが、インテルのMacBookの13インチとそんなに大きさなどが変わらない。特にブラックモデルなら視 覚上もコンパクトに見えたわけです。
 となれば、今は待つべきかな、と止まるのが常です。10諭吉を超える金額ですから、ソフト面も対応するものが揃わなければ、最初のMacではないため、 一歩止まるのが最近の私です。
 そこで使用条件を考えてみますと、ワープロと、懐かしいクラリスワークスがあれば事足りるのです。クラリスワークスはそのまま今のApple Worksで置き換えが出来ますから... 。単純なんですよね。手持ちのハード面が一番揃っているのがDuoということもあって、コイツだな、と思いはするも今のはトラックボールと... 。カラーじゃなくてもいいんだから... 。
 Duoで一番は何だ?。となると、250です。残念ながらコプロは無いのですが、薄いしトラックボールの支持球はルビーときていますから、これしかな い。
 ところが、これら古い機械は今のところタマが少ないんですね。特にOS Xが普及して以来、中古は市場に出尽くしたのではないか、と思われるような時代になってきたように感じます。
 そんな折、250が出ました。バッテリーなども、ま、使える、という状況のものでした。モノクロTFTの液晶はクマは出るものの商品説明の写真ではそれ ほどヒドイものではないようです。このバックライトを消して使用するとどうなるか。そう、凄まじいことが起きるのですよね。気分は違いますがiPodで も、Newton130でも経験しています。明るいところなら十分実用に耐えるのです。これが250の最も素晴らしい点なのです。
 今回は、凄まじいほど廉価から進みました。これでいいのか?、という金額で落札したのですが、受け取った物は、多少の添付書類と共に今のMacにはな い、イラスト入りのマニュアルなどが付属していました。これらを読んでいますと懐かしい気分が再び私を包んでしまうのです。今でも、欧米向けの機種にはこ のマニュアルが入っているのですが、日本向けには無いに等しいのが現実です。

 まずは、起動してみますと、バッテリーはダメになっていました。ま、これは致し方ないことですね。バックアップバッテリーはOKでしたから、時計などは そのまま値を保持します。これはとても重要なことで、クラムシェルのiBookがメインバッテリーで全てをまかなっていることから、ディスコンになったこ とはあまり知られていないことと思います。
 そして、最も重要なものが写真のトラックボールの支持球です。見づらいですが、ルビーなんです。どうですか?。これがDuo270からはステンレスにコ ストダウンされるんですよね。通常のトラックボールを使用しての使い心地はルビーの方が断然優れています。
 余談ですが、別項で記載している水晶のボールとステンレスの関係はステンレスが水晶よりも柔らかいので減りが早いとのこと。私の考え違いでした。



 プリインストールシステムは7.6Eでした。つまり英語版です。これをどうするか、ということになりますが、まずは、Duo250のCPUが MC68030ですので、OS8シリーズは無理です。オールマイティーに考えると7.5.5ということになりますが、手持ちのメモリーが容量が大きいの で、8へ の橋渡し的な日本語版の7.6をインストールすることとしました。
 久々にひょんなことで入手したCD300を使用することとしました。トレー方式の何と2倍速です。ドライブはソニーですが、以前職員団体でも使用して いましたけれど、外付けドライブとしての確実性はほぼ満点を付けても良いのではないか、と思われるほどの精度の高さです。
 FEP(フロントエンドプロセッサー)という今では死語ですが、インプットメソッドはATOK 8を使用しました。これ以降は40マシン用と考えた方が良いように感じます。
 クラリスワークス2.0をインストールして終了です。オ〜ット忘れていました。ハイパーカードをインストールしなくてはなりません。このマシンにはこれ だけで十分です。
 そして、ハード面はSCSIのハードディスクは大切に使用しなくてはなりません。最悪は1GBのIDEをSCSIアダプターを付けて使用しなくてはなり ませんから。アダプターはまだしも、少ない容量のIDEハードディスクを探すのは困難になっています。
 ここまで1時間半、これで使用できる状態になりました。ま、バッテリーを何とかしなくてはなりませんが、使える状態にして、ひとまずは、保管することと しました。


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