Duoに水晶球を

 僕のDuo2300cにはトラックパッドに換わってトラックボールが装備されている。実のところ、このトラックボールは調子がいいのだが、残念なことに280c辺りから支持が人口ルビーからステンレスの球に変更されてしまった。250辺りのパーツが入手できるかどうか、正確なところは知らないが、PB150でルビーの使用感覚がいいのを知っているために、ぎくしゃくした今のDuoのトラックボールは使用感覚がイマイチである。
 もちろん、トラックパッドもいいのだが、他のトラックパッド使用モデルと違い、パームレストとツライチの位置なんで、その支持が弱い。おまけにドラッグするごとにOS7.6までは指をはずすことが出来ないので、ついつい力が入ってしまい、壊れる頻度が高い。僕も2回も交換して、3度目のときにトラックボールに変更したんだ。
 ところが、トラックボールをよく見ると、PB150の艶つやしたボールと違って、PB100のように艶がないものが使用されている。実際使われると分かるが、支持球とボールの接触感覚が各モデルごとにうまい具合に調整してあるように思う。が、280になったとき、Appleはどうも誤ったことをしたのではないか、つまり、支持球をステンレスに変更したのなら、ボールも艶つやしたものに変更すべきだったんではないか、と考えられるのである。
 そこで、Duo Zoneのホームページで水晶の球を知る。少し前、この有志の方々でDuoを主としたPowerBookのスケルトンケースをまとまった数作製されたことで有名になったのをご存知の方も多いであろう。そこのページにこの水晶球のことが出ていたので、注文した次第だ。
 わずか1日で到着した。早速装着するが、動きがシブイ。僕の考えだと、ステンレスと石英なら、石英の方が強いからなじみはいいはずだ、と判断していたのだが、実際は....。
 そう、そんなことはない。取り外して、ステンレス支持球の周りは、ムム、ゴミが一杯ではないか。綿棒で取り除きスクアランで見えない汚れまで取り去る。あとは拭き取れば、そのままスクアランはコーティングとして残るし、樹脂にも安定剤として残る。結果は良好。水晶の冷たさが指に伝わり気分がいい。わずかに力を入れられるようになった。ぎくしゃくしていたボールの動きが、ギャップの分だけのガタに変わったんで使いやすい。すっかり気分がよくなって、思わず1時間ほどDuoを使っていた次第だ。
 270までのルビーの支持球に石英がフィットするかどうかは分からないが、ステンレスの球には好都合の水晶ではないか、と考える。

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