MacBook Pro 17インチモデルのこと(その1)
インディペンデンスを受け取るの巻

 インディペンデンス、私、どうしても、このマシンには、この名称を使い たかったのです。意味合いは別段ありませんが、マシンがアメリカのモデル。古い同名艦は戦中を生き延び、戦後まで就役し、新しい艦は現在も就役している、 という意味と、この17インチモデルが何かしら合致しているからに他ありません。
 2013年のある時期、微妙な心のずれが私を襲いました。まずはiPhone5C、5Sをドコモがリリースするということ。しかし肝心のMacはPro が円柱形の筐体でリリースされそう、と言うことだけでした。
 私のMacBook Mid2009は2009年5月のApple StoreのBTO作です。一台目は、妙な欠点があって、これまで、として新しいマシンをヤフオクで仕入れて今に至っています。CPUはCore2Duo です。どうやら、このマシンはOS 10.9でも動きそうだ、というのは分かっています。
 その一方で、Airの13インチを今のうちに仕入れておけば、これがメインになるはず、とまでふんでいました。が、現実はiPhoneの方が随分と先に なってしまって、このMacBookそのものがニューモデルを否定するかのような感じになってきたのです。実際のところ、Airは新しくなりましたが、 Mac自体、その後にiMacが新しくなった程度で、何のアナウンスも出ない状態でした。
 少々ゼニは遣うが、ワンクッション置いてもいいのじゃないか、と考えるのは同類の方にはご理解できるでしょう。この際です、17インチを狙おう、と決め たのです。
 が、私と同様に、次期マシンをどうするか?、先に今のうちにゲットすべき?、という感じの人が多かったのではないか、と思われます。したがって、巷の ショップのCMは見るには見ますが、どうも合致しません。次なるのは、やはりヤフオクです。2013年9月下旬、ここで意外なものを2台見つけました。

 両方いいな、と思ったのはいうまでもありません。落札価格はどれほどになるのだろう。この時点では腰掛け程度になるのかもしれません。が、どの程度まで 銭を許せるのか、その最低マシンのうち、私の希望と合致したものを選んだのです。
 セリの最初が5万円前後でしたから、7万を超えると考えものだ、と思っていました。もっとも、不細工な15インチはレティナディスプレーの MacBook並の薄いマシンにしなければならないのですから、Proってーのも考えものでした。その点、17インチは今は無いモデルですから、夢はつぎ 込んだ方がいいに決まっています。
 最低条件として、2010年以降の縁取りのあるディスプレー、英語キーボード、この2点に絞りました。意外にないものです。キーボードは、これまでにな ると写真で判断できますから、スペースキーの右側にコマンド、オプションの2つのキーが備わっているのが英語キーボードです。
 出品者も次期モデルが全く見えない状況ですから、手放すべきかどうか、つまり出品するかどうか、結構悩んでいる様子。もちろん、買い手もこのモデルがレ アなことと、今は無いモデルとして、どういったものを選べばいいか、今購入すべきかどうか、考えもののようでした。
 もっとも、私自身、その巨大な大きさには無頓着な状況であったのはいうまでもありません。

 そういったことから、出品者、落札者お互いが「今後」が見えない状態で迎えたのが締め切り5日前でしたが、結構ヤバイ17インチモデル、それに、完品の 17インチモデル、の2つが私の要求に合致しているように感じました。
 先に申しましたように、金額は7万前後でないとならないのです。次期モデルのことを考えると、10万円を超えるようなものは考えてしまうのです。いくら レアで最高位のMacBook Proであってもです。もち、中古ですしネ。
 同じようなキズを持つマシンですが、1台は鞄に入れて自転車の荷台(前かごでしょう)から落下させた物。見事にキズついて、下手な修正がしてあります。
 もう1台は、へこみと傷あり、とありますが、どうもオカシイ、と思われるものでした。だってそうでしょ、落下させた跡が見え見えなんです。しかし、欠点 はそれだけ。当然、OSディスクをはじめ、付属品はACアダプターのみですから、お安くゲットするならこれだな、と思い、写真からだと何とかなりそうな筐 体であることは一目瞭然でしたから、これを狙うことにしました。
 が、やはり、対抗する落札相手も私と同じことを考えていたようで、あっという間に65,000円を超えました。72,000円を超えようとしていたとき でした。キリの値段を付けてきそう、と判断。私のいつものパターンをやって76,000円をいれました。その時の価格が75,000円でした。相手が以上 で来たら、私は下りるぞ、と決めていたのですが、一向に気配がありません。そうこうするうちに、75,000円で終了。Getとなりました。

 ヤッター!、とは一切思わなかった。よくよく考えると、私の心は全く動じなかった。むしろ辞めた方がよかったのではなかったか、とまで思った始末でし た。それほど得体の知れないもの、しかもジャンクめいているものに7諭吉もの金を出すなんて... 、が9月20日に受け取ったときに見事に的中しました。



 何しろ、佐川のニイチャンは薄っぺらい箱の手提げ部分を持ってきたのですから。け、何コレ?。旧型の17インチの箱にプチプチで来るんだ巨大なマシンと ACアダプターだけが入っている始末。
 オーイ、本当に動くの?不安だらけです。やはり予想したとおり、ゆがみは説明にはない部分もあって、修正が苦労しそうなことは完全でした。しかし、他は 完品で、電源を入れ、スイッチオンにしたところ、見事に起動。バッテリーもOK。ディスプレーが擦り傷が少し目に付きますが異常はないものでした。
 改めて、やはり、お得だったかな、と思ってしまったのはその時でした。合わせて、今後数日かけて使える状態にするぞ、と決めたところでした。





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