二代目MacBookのこれから(その1)

長 目のプロローグ
 いきなりですが、MacBook (Mid 2009) MC240 J/Aの落札商品を受け取ったのが2012年10月2日のことでした。ずいぶんと回り道をしたように思いますが、致し方ないこととしておきましょう。
 これまで、このマシンは2008年までの私の主力マシンであったPismoでの処理が難しい時期にさしかかったため、やむを得ずの処置として導入を決め ました。言い 訳めいていますが、それほど過去のAppleノートとしてPowerBook G4からのスタイルを踏襲し、intelチップ時代に入ってはいるものの、これら旧タイプのフィーリングが受け継がれているものとしてのMacBookで ある、という私の入れ込みの強さ ゆえ、とさせていただきます。
 そのPismoにはG3 400MHzのチップから、ファーストマック社のG4 550MHzのチップを搭載し、OS 10.4で十分に動かせる最終仕様で使ってました。データ移動はFireWire 400が使用できるため、ターゲットディスクモードによって、かなりのスピードで完了できました。このFire-Wireが装着されていることからも MacBookを選ばざるを得ない理由の一つでした。
 もう一つは価格の問題です。このMid 2009がリリースされた後のProモデルと比較しても、この10諭吉程度の価格でこれですから、4年前としてはかなりの廉価版MacBookであった、 と判断しました。
 これが2009年の4月頃でした。で、考えに考え抜いてAppleストアへキーボードだけASCII配列の英語版に変更できるBTOモデルとして発注し ました。
 ところが、いつまで経ってもAppleストアから連絡がなかったのです。ようやくのことで届いたメールには「新しいプロセッサを搭載したモデルがリリー スされたので、あなたが注文した(それまでの2.00GHz)モデルに替えて、この新しい方をお渡しします。購入価格等は変更ありません」というものでし た。 CPUがCore 2 Duo 2.0GHzから2.13GHzに上げられた、このMC240 JAが送られてきました。
 以後、今に至る様々な事はこれまで記載していますので、重複は避けることとして、BTOのMacBookも3秒間ほどの電源ボタンの長押しでスムースに 起動できていたため、再び、どこがおかしいのか不明、あるいはこれが 普通なのではないか、などなど、一時的に何がどうなっているのだろう、ということの探りを放っておいたところです。
 しかしながら、同じようなMacBook Air 11インチの2010年モデルがOS 10.8で速い起動と処理能力を発揮しているので、やはり、BTOのMid 2009がオカシイ、と判断し、やるのなら同じ機種で確認したい、ということもあり、ある程度の価格は仕方ないとしてもう1台ゲットするため物色を始めま した。
 ところが、このMC240 J/Aという機種が中古市場でも結構高価で、なおかつ、高価な割には綺麗なものが少なくなっていて、求めるにはかなりの苦労がつきまとっていたのです。
 とするウチに、動かないが比較的キレイ。ただし、付属は電源アダプターのみという物を見つけました。これはイケル、と安心したのです。ところが、一人食 らいついてきました。10分延長を 2回。2007年モデルの時もそうでしたが、どうしても値が張り始めます。私も一時断念しようとしましたが、現時点での新機種導入の最低分割価格には至っ ていない し、おそらく至ることもない、として再び参戦の末、ゲットしたのです。
 落札以降3日の10月2日に当方の元へお輿入れになった次第です。

テスト1
 到着後、開封した途端に後ずさりするほど驚きました。ほとんど私の持っているモデルと同じではありませんか。「バーカ、同じMid 2009なら当然だろう」ではなく、筐体のこすれ具合など、まるで同じ様なんです。修理に出して戻ってきたような、そんな感覚に陥ったのです。
 電源投入すると、?マークのフォルダーが点滅するばかり。OS 10.8のSDカードで試すと、起動が速い。2GBのままなのにどうして?。まさか、ハードディスクが入っていない?、などなど、謎が深まります。おまけ に、OEMとしてアマゾンからゲットした電源アダプターと同じようなものが添付ですから、何かオカシイ。
 商品説明では私の持っている物と全く同じ仕様ですから、ハードディスクが入っているはずです。というところから、トップケースは後回しにして、メモリー をアップするためバッテリーケースをオープンします。
 再びガ〜ン!、頭を殴られた気分になりました。全く仕様が異なった純正バッテリーが搭載されていたからです。なぜでしょうか。再び疑問の渦の中に... 。



 外したメモリーは白い導通グリスが溶けた状態でしたので、前のオーナーは純正2GBのメモリーでずっと使用されていたことが解ります。
 で、ハードディスクは、というと、ありました。これまた当方のと同じ富士通製の160GBです。ついでのモチ、日本語キーボードに慣れていませんが、 SSDも入れ替えすれば、とりあえずは起動の問題と動作確認、バッテリーの状況も解るため、これを実行しました。

キーボードだけ違うのだが
 電源投入段で躊躇しました。トラウマではありませんが、一発で入らないと元の木阿弥ですから、この時点では一発に賭けることとしました。
 ボタンを押して一瞬の後、あれッ、パイロットランプの点灯が速い。と間もなくウェイティングサークルが回り始めログイン画面へ。オーッ、これだ。やはり 手持ちのMacBookはおかしかったんだ、と気付いたのですね。
 シャットダウン前に再起動の確認。これもOK。シャットダウンの後、電源投入。OKです。ログイン画面でのシャットダウンボタンをクリック。その後の起 動もOKです。
 やはり、これが正常で私のBTOはどこかがオカシイのだな、と感じた瞬間でした。後ずさり以上に、ガックリ感が強くなってしまいました。
 バッテリーは順調に充電をしています。となると、バッテリーを満充電することとして、充電しながらテキストでタイプをしてみます。
 JIS配列の日本語キーボードですから、キートップの大きさなどからポジションが若干左へ追いやられているため、どことなくタイピングに違和感がありま す。ま、充電後にトップケースも入れ替えすることとして、付属していたハードディスクを外付けケースに入れてテストするとお亡くなりになっているか、 フォーマットミスの様子でした。後者に期待することとします。
 数時間放置して、マグセーフ部分がグリーンランプになるまで待つこととします。どこかしらブルブルッ、と震えのようなものが来て気分が高揚し始めまし た。

トップケースの交換前に
 こうなればシメタものです。別の用務が終了したため、思い切ってトップケースを交換することとしました。本当に手慣れたものになってしまいましたが、日 本語キーボードを外してこれまでのBTOへ移し、その逆をやることとします。同じことを二度やるため、結構な時間になってしまいます。
 ついでといってはオカシイのですが、内部を確認することも合わせて行うこととして、まずは、シリアルナンバーを「このMacについて」から控えておきま す。



上の写真がBTOのシリアルが459222C99GVで、



今回の物が459221569GUとなっています。
同じ部分にハイフン入れてそろえますと次のようになり ます。

・45922-2C99-GV がBTO
・45922-1569-GU が今回の物

 つまり、どう考えてもこれまで使っていたBTOモデルの方ができた時期が新しい=今寄り、ということになります。このときは、別に気にもとめなかったの ですが、まさか、と思いつつ両方のトップケースを外したときに見つけたのです。

一 瞬うなりました。







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