MacBookのトップケースを交換する

 荷物の届いた6月27日、荷物の到着時刻は夜の会議2時間前で、開封は ここまで としたのですが、幸か不幸が会議の参集車への連絡不足で、私の役が新しい人に変わっていたので、無駄足を踏んでしまいました。今度は、この「ガックリ」で 少々作業が出来ない状態。結 局、その日は箱を開封しただけとしたわけです。



 このときは、Appleの裏切りをまだよく考えていなかったのです。
 また、本当にトップケースの交換のみでイケルのかどうかも、不安材料として残ってい ることも確かです。
 そのかわり、3つの方法を考えていました。MacBookが動いた場合は、あえてAirから10.6を移動はしない。AirのSSDが快調なら、パー ティションを 切ってAirにOS 10.7をインストールしてみる、と。
 が、これらのことを思いつつも、この日に作業をしなかったことが思わぬ福音をもたらすことになるのです。

 明けて6月28日、ようやく雨も止んだ様子です。妙にこの日は3時頃から目が覚めて、気を落ち着かせるのに一苦労したところです。Airで動画でも見つ つ... 、はSSDを交換するため御法度。結局1時間ばかりウトウトしていたら5時過ぎまで眠っていました。
 朝っぱらから手を汚したくないので、残り物のパンで朝食を済ませます。それから、「梅ちゃん先生」を見た後に作業を始めます。

 最近、私はApple関係の雑誌を手にしていません。言いたくはありませんが、オートバイ関係の雑誌と同じような編集内容になってしまって、どうも食 傷気味なのです。この前も書店でMacBook proの新製品を知りたいと思ってMac Fan誌、Mac Peaple誌を比べるというか、見てみたのですが、はっきり言って2冊必要になります。特に内部メカに及ぶと、そうならざるを得ません。
 やはり、数年前、ちょうど現在使用中のMacBookを購入した頃から創刊号より購読していたMac Fan誌を止めたのですね。あのとき以来、Mac自体がユーザーにダイレクトに訴えるような作りになってきたと思われたからです。
 逆に、販売、修理などの部門が独立しすぎるようで、真のMacオーソリティーの在籍するショップは少なくなって居るように思われます。同様にオーソリ ティーの編集子の居る雑誌社も少なくなっていると感じるのは、私だけではないように思います。

 まぁ取り外しのビスの多さに辟易しながらの作業ですが、ものを開封して「ヤラレタ」と思いました。トップケースのキーボード裏面の金属プレートが変わっ ています。その他は同じようですが、アルミ製のプレート が、薄いですがニッケルメッキの鋼板に変更されているようなのです。



 ちょうどPowerBook Duoのような状態です。このメッキ鋼板はPC関係にはよく使われることで、筐体内の電子回路に直流、交流が入り乱れる場合、シールド効果があることが認 められています。古い話ですが、Mac PLUSにAC交流ファンを内部に装着したとき、画面の揺れをこのニッケル版で制御したことがあります。
 今回もこれが要因で、Appleも改修したのではないか、と考えたのです。そして、もう一点見逃してはならないのが、DVDドライブにかかる部分にダン パーが設置されています。微妙な隙間ですが、このダンパーはかなり効果があるのではないか、と思います。



 さて、私のMacBookは起動の債は相変わらずですが、トップケースを新しくしてからは妙に丈夫になって来たように感じます。
 で、タイプするのですが、メカニカルタッチになった、というのではありません。以前のキーよりはガサツですが、表示速度が結構速いように感じます。変換 はATOK 2012が素晴らしいため、これに譲りますが、英字でも印字のみは結構キビキビ反応するのです。これにはビックリしました。
 ま、本来ならクレームでしょうけど、キーボードのキーは個人差もありますし、Appleもなかなかクレームには出来なかったのでしょう。自動車のクレー ムのようにならないのが辛いところです。



 さて、新しいトップケースにして、しばらくして最終のホワイトMacBookのボトムケース交換の処理が発表されました。私の想像ですが、CPUの Core 2 Duoを装備してユニボディー形状では熱発散できないからではないか、と思います。
 樹脂ボディーでは最大クロック数のCPUですから、発熱気になり屋の私からすると、過去のマシンのことを思うと分かるような気がします。熱暴走までには 至りませんが、ポータブルパソコンの場合の発熱トラブルは願い下げです。
 もちろん、回路上のことは色々あるでしょうが、私のMacBookがこの調子で使用できるとならば、かなりオモシロイものになる、と思いますが、これに 対しての万 全策を取るための出費を考えると損得関係になって、またまた悩みを抱え込むこととなってくるのですね。



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