MacBook(Mid 2009)の変調

 このモデルの前回はMacOS X 10.7の顛末を記しました。2011年末までのところ安定し始めました。ところが、やはりおかしなことが起きるものですね。
 まずは、すったもんだやって、消去されてしまった写真などが復旧した段階で、バージョンが10.7.1になったわけです。が、それでもダメなところは一 向に良くならない。こういったところから、私自身がおかしなことをやっているのではないか、と思うのです。いや、ホントですよ。
 落ち着いたのは10.7.2になってからです。それ以後、ウェスタン・デジタル社のハードディスクも静かで快調になってきました。
 が、やはり... 。

 そう、電子ものの特徴である「突如」が私を襲うのですよ。もう、完全に頭にくる状況に私を陥れてしまうのです。今回ばかりは私自身がキカイに良からぬこ とを行ってなどいない、と信じています。しかし、いくら何をどうしようと、悶絶状態になってMacBookが動かなくなるのです。強制終了してもダメでし た。インターネットの履歴を消してもダメでした。ソフトウェア関係は障害を与えていない、と判断します。
 こうなるとバラシです。30本程度のビスとの格闘になります。今までに2回やってますので、今回は3回目となります。
 冬ということからに汗だくにもなりませんし、かなり落ち着いて作業がやれました。で、明確な原因は判りません。なら、バラさなければよかったのに、と思 いましたが、考えられるところの異常は見受けられないのです。最後の最後で出てきました。
 お前さんテクニシャンではないだろう。たしかに。が、長年こういったキカイにかかわっているとキカイとしてダメなところもある程度は理解できるのです よ。

 まずは、天板と一体になったキーボード。これがすごくヤワで、私のような叩き気味のタイピングでは劣化が早く、動作の確実性が損なわれる可能性が高いよ うです。一度トラックパッドの下が割れまして保証期間内であったため無償で柔軟性を増したトップカバーに替えていただきました。代わりに、キーボードの底 のアルミが軟らかいため、全体がグニャつくのでしょうか。若干ですがキートップが波打っているようでもあります。
 加えて、筐体の補強をしている金属部分が薄いため、ポリカーボネートの本体全体がしなってくるようでもあるのです。そして、ひび割れ追放目的で、ポリ カーボネート自体の柔軟性が増しているため、一層... 、というところです。
 そして、多数のビス止めで全体の剛性を均一化しているのですから、どこかが接してとか、で見回したら、ある金属片がポロリ。そして、それに接している部 分が剥がれている... 。



 金属片はダミー的なビスのナット部分で、その部分に天板のヒンジが入り込む。そのためにシールドしているヒシチューブが破れて金属の枠組み補強に接した り離れたりしている。この状態がいわゆるレアシヨート気味になっている、といった状態だったのです。

 まずは、金属部分をボンドG-17で接着してやりました。若干見づらいのですが、上の写真の親指の上に見えると思います。これは筐体側へ貼り付けですか ら、当初の両面テープより良いかと思います。

 続いてはヒシチューブ側の補強です。これはメンディングテープを張り付けて対処しました。最初はガムテープも考えましたが、メンディングテープは熱にも 若干強くて好都合です。最強の○○○○をつくる会で学んだところです。何しろ接点の金メッキ部分に細く切ったメンディングテープを張り付けて導通なしにす るぐらいなのですから。



 この際ですので、シロッコファンのフィンを歯ブラシと筆で清掃しておきました。これで組つけます。

 で、手始めに起動。うまく行くではないですか。問題か所はやはりあそこだったわけです。

 が、DVDがダメ。見るとまぁ、挿入口が少しばかりヘシャゲているではありませんか。作動はOKながら、排出がうまく行かないのです。またバラシ〜?
 イエイエ、もう大丈夫。ドライブはOKですから、問題はスロットのみ。というところで、マイナスのドライバーを斜に構えてジワリジワリと起こしてやりま す。アーラ不思議、キーボードも収まりが良くなって...。
 一応、細かいガタを600番のペーパーで修正しておきます。で、再びDVDを。グッドです。
 改めて、MacBookの移動には両手を添えて行うことを再認識し ました。

 もう一つは供給電源ですが、これはいずれ報告したいと思います。


inserted by FC2 system