MacBook これでいいのだろうか?

 Mac OS 10.8をインストールしてご満悦でありました。本当に、これはMacBook Proと肩を並べるぞ、と思ったのですが、あっという間に現実の口が開いており、その中へ吸い込まれてしまいました。
 起動しづらい原因の一つは、どうやら、起動ディスクのチェックなどが曖昧になってしまっていたのではないか?、と思ったのですね。どうやら、10.6ぐ らいまではしばしばあったようで、このMacBookもその時点では上手く行きました。が、数回やると元の木阿弥で、イライラするばかりになってしまいま した。
 しからば、Airに10.8をインストールしたらどうなるのだろう?、とバックアップを取った上でインストールしてみました。これが8月23日。結果は 素晴らしい。即座に直前のバックアップから移行。もう一つのパーティションにはこれまでの10.6をインストールしておきました。



 その後はどうしても快調なAirがメインになってしまう。が、ダマシダマシ(?)使っているMacBookの方が使いやすい。この辺が私の拘りなのかも しれません。それゆえ、MacBookUなどとホザイテいる、ということになるのですが... 。
 この時点で、最新のバックアップを取っておきました。万一のため、と考えて、それからは藁をも掴むような状態で、何とか現状を維持して起動が上手く行く ように願っていたわけです。
 が、決定的なものが来たのはOS 10.8.1のアップデートでした。



 明けて8月24日、早速OS 10.8.1のアップデートを行いました。オー、いいではないか。ここが再びダメになる分岐点でした。原因の一つがAirは素晴らしくいいのに、 MacBookは再びダメになる、という不思議さです。私もうかつだったのは、SDカードで作っていた10.8をイニシャライズしてしまっていたので、こ こからがMacBookの動きに対しての闘いの日々が数日続くのです。
 その日の夜、もしかしてストレージが大きすぎるのではないか?、と気付いて、少し前まで装備していた東芝の180GB SSDと入れ替えました。相も変わらず症状は同じです。バックアップから復元。何とか行けましたが症状は変わりはしません。
 すでに、純正256GBのSSDはフォーマットして使うには同じ症状が出るのは解っていますから、今回は使わないこととしました。

 もしかして、起動時の起電力が60Wの電源アダプターでは役不足ではないのか?、と思ってOEM製品の85Wアダプターに変更しましたが、同じでした。 が、少し発見したのは、アダプターの負担が軽減されているようで、発熱量がずいぶんと違います。
 メモリーは公表外の8GBであり、この方もメモリー食いのOS 10.8ですから、それに見合うメモリー等への電力供給は、やはり85Wのアダプターが必要なのでしょう。この面はMacBook Proの仕様に準じているわけだろう、と自己判断しました。



 やはり、MacBookの調子は良くない。Airは絶好調ですから、もうどうしようもありません。明日はバルナックライカのテストをすることにしている ので、天気が心配ですが、MacBookに取りかかるのは夜かな〜。どうも気がかりでダメなんですね。
 どうして、10.8.1に先にアップデートしてしまったのだろうか?自責の念がつきまといます。エーイッ!ダメなら新機種だ、11インチのAirでは爺 ちゃんの私には、いわゆる机上での作業が十分に出来ない、と判断して、一気に10.6でやった途端、画面真っ青のままで終わってしまいました。
 以前ですと、MacBookを叩きたわしてやったのですが、トップケースも新しくなったし、機構上も問題がないし、そして、Mac OS 10.8で動く確認も数日前にやってるし、さすがの私も控えました。こういった日はやればやるほどダメになりそうですから、最悪、添付の10.5のディス クから始めることとして、イサンを見てオヤスミしました。
 でも、なかなか寝付かれないのです。何か悪いことでもしたのか、OS 10.6から10.7にした時の失敗がMacBookのどこかのROMに焼き付いているのではないか... 、といつもの針小棒大な考えです。
 しかし、真面目な話、最悪はMacBook添付のOS 10.5から順にやらないとならない。少なくとも、10.6にアップしてどうするか、おそらく2〜3日がかりで処理をやらないとならないだろうな、と考え ると、スーッといってしまいました。

MacBookが生き返る、そして...
 明けて2012年8月27日、仕事に行く人は行く、生徒諸君は休み、私は年中休み。が、結構いろいろ処理するものがあるのです。本当ですよ。市広報のま とめなどなど、結構気を遣うのです。どこかの自治会長のように、遅れに遅れて公報配布などはしたくありませんものね。
 で、朝は昨夜眠るのが遅いにもかかわらずガバッと起きてしまいました。時間は6時前。実は妻がゴミ出しの日だったもので、それより前に静かに作業してた のですけどね。布団を上げつつハードディスクで最終まで使用してたのはウェスタンデジタルの320GBであったし、上手い具合に10.6も別のパーティ ションに入っている。最悪はこれから起動できるのだから、この際だ、処理時間の関係もあるのだから、これをMacBookへ戻してどうなるかが先だ、と移 動しました。
 祈るような気分で起動。ウェイティングサークルが27回ほど回ったところでスッとストップ。ヤレヤレ。電源ボタンを10秒押して後に起動。ん、これはイ ケルかもしれない。
 まずは、OS 10.7.4の起動ディスクからディスクユーティリティーを作動させて、アクセス権まで処理。そして、元に戻したウェスタンデジタルのハードディスクから 起動。Very Good!。オニキスでクリーンなどの処理。これでOKのはず。ATOKなどが先に来たのでアップデート。
 眠くはないものの、これで3時間程度かかっています。ともかく、これでしばらく作動させて、良好であればOS 10.8にアップデートだ。が、どうやればいいのだ。バックアップはあるはずだが、前の日の画像などは無くなっているのは確実だ。ブログの原稿を始め、こ れまで貯めたデータ関係は少しのミスはあるものの、大半は残っているのを確認。早速、ゆるりと使用してみることとしました。
 本来はやりたくなかったのですが、11時過ぎにシャットダウン。その足で、先日のバルナックライカで撮影した写真を見せに犬飼さん宅へ。
 その後、あり合わせでの昼食。何でも鑑定団を見た後でMacBookを起動。やはりウェイティングサークルが27回ほど回る。しかし上手く起動。(本来 はこれが普通なのだと思うも)胸をなで下ろしたと同時に、今日はお祝いだ、と作動を続けていました。2回ほどリスタート、シャットダウンをやって異常の無 いことを確認。すでに私の頭には、OS 10.8の方が何かと便利、とアップデートすることとしました。この日の午後は不安が一気に消え去った気分になりました。
 まずやったのは、すでにOS 10.8.1になっている全てをApp Storeから、この今のMacBookへダウンロードしてアップデートすることとしました。1度目のダウンロードに時間がかかるだけで、フン、というよ うな、10.7リリース時のApple側のエゴなど微塵も無い短時間でのアップデートでした。

 意外でしょうけど、30分間ほどのインストール時間はコンビニで買い物の外出をしてしまいました。当然ですがMacBookはスリープみたいでしたが、 無事インストール成功。いつものとおり、自動で再起動を任せました。
 相変わらず、ウェイティングサークルが27回ほど回ってOKになりました。安堵の一瞬です。私、仕事でのコンピューター会社のSEをどうのこうの言って ましたが、改めてハード関係の担当はアップデートなどになると、バグが出ないように、と願いつつ休息も取らずに格闘となるのだろうね、と思うと、「費用が 発生します」が、どことなく解るような気がしました。
 これから、午後9寺近くまで、夕食の間などはスリープのままで作動させました。少々重い物も作動さえるのですが、絶対にウダウダ言わないようにして、鬼 門の再起動などは避けました。サイト関係もフリーズすること無く上手く行きます。思ったとおり、OS 10.8の方が10.7より安定度は高いように感じます。
 とうとう、夜の11時近くまでやってました。犬飼さんと相談していたバルナックライカのフード、フィルターなどを探していたのですが、上手い具合新品で あったため、早速発注した後、シャットダウンしてオヤスミ、としたわけです。
 動画などの再生も無いので、SATAのハードディスクですが、MqacBookには、やはりこれかな〜、と思いつつ、本日は終わりとします。

新たな問題点発見
 異常に興奮気味の翌朝、思わずバッテリーでMacBookを起動しました。OKです。油断は出来ないまでも、良くなったかな〜、という感じです。作業状 況を整えるまでスリープにします。
 で、まずアダプターにつないで作業開始。今回は85W電源を使用します。話は前後しますが、充電時間は60Wに比べてかなり短縮します。良好です。
 とりあえず写真を何とか回復したいので、バックアップ分からiPhotoの関係を移動しました。8月23日分までは大丈夫でしたが、ブログの写真などは 二番煎じになってしまいました。
 とうとう、昼飯が午後2時近くになるまで作動をし続けていました。バッテリー、ハードディスクとも発熱量は少ない物と感じています。しかし、ヒートシン クのある部分は、相当の熱量があります。
 が、この時は気付かなかったこととして、意外にファンの回転開始時が遅いのです。これは何かありそうですが、その時は気にもしていなかったのです。
 そんなこんなで、次はライカについて、エルマーの50mmレンズのフィルターを探していましたが、これが難しい。そんなときに救いの神が... 。
 39mm径のフードに52mmのフィルターが装備できる製品を見つけたので、直ちに発注。MacBookのSSDに関しても何かないか?、と思いつつ探 すのですが、これがどうもありません。ヴィンテージコンピューター社のホームページにもすでに純正の東芝製の256GBのSSDはなくなってます。代わり にUSB 3.0に対応のサムソン製の純正SSDが出ていました。その後、何気なくAir用のモジュールSSDのスペックを見た時でした。
 「あれっ、こんなに遅いの?」そうなんです。最近のSSDは読み込み、書き込みとも最大500MB/秒となっています。サムソンの純正SATA 3のSSDでも同様です。モジュールタイプも、現行のAirや15インチProのレチナディスプレー用には500・400MB/秒です。ところが、 2010年のAir用はそれぞれ260・200MB/秒なんです。一瞬不思議に思いました。それで、最初のAir用はどうなのか?各々120・90MB/ 秒です。
 ふと気付いたのは、最近のSSDは転送速度が速すぎるのではないか、そのため、処理速度が若干遅い私のMacBookに装着すると、これまでの状況に なってしまうのではないか?
 たしかにアマチャンの考えですが、CPUを含めたマザーボードの設計が古い=処理速度はストレージと同等か速い、と思うのです。これはハードディスクの 回転数の関係によく似ていると思います。ハードディスクの回転数が速すぎるとデータの転送が上手く行かない、ということですから、SSDにもそれが当ては まるのではないか、と考えたのです。



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