これからのMacBookを目指して

 2012年、この年の7月から8月までMacBookには金銭的にかな りツギコミました。もちろん、今様のProを購入するまでには至っていません。はっきり申しまして、OS 10.7より10.8の方がはるかに調子がいいし、SSDもメモリーの件もそれなりに結果が出ているため、報告をしたわけです。
 が、なぜ、こういったことに至ったのか?。若干アーカイブ的になりますが、MacBookに対して手を入れたことなどを記すこととします。
 ことの始まりは7月のお祭り前からでした。

起動しづらい要因
 ついにこの日を迎えました。私、少しだけ嬉しくなりました。実のところ、7月25日から興奮が続いています。ロンドンオリンピックに合わせたように MacBookもとんでもないことになりました。
 2012年7月27日から8月の半ばまではMacBookがUになったワイ、と思っていたものを起動しづらい場面にちょくちょく遭遇し、ブツクサ言いな がら使っていました。動かしているときのMacBookの空きメモリーが2GBを切ってきますと、虹色の風車が頻繁です。
 したがって、その第一原因であるSafariの履歴をクリアーしておかなければならない作業をついつい忘れてしまうと、次の日には「起動しづらい」状況 になってしまうのですし、この実際を数回経験しました。
 昔のテレビドラマ逃亡者の一説ではありませんが、「...ナントカも盲いることがある」のナレーションと全く同じであります。

 本当に7月27日までのMacBook Mid 2009とOS 10.7には散々泣かされました。この1年間のことはこの機種の報告にしては、ハード面、ソフト面から相当ありました。小誌の項目でも一笑に付されるもの を含めて結構な数があります。
 ハード面では、SSDに換装し、機能しなくなったトップケース(キーボード)を交換するまでになってしまいました。このMacBookのメインはそのま まなのですが、AirをOS 10.6で動かしているので、以前のように頭にくることはなくなっているのですが、それでも、最終は起動時にウェイティングサークルが途中で止まる現象は 回避できないままになっていました。
 これをナントカしたい、として散々考えては居たのですが、おそらく、これであろう、と考えて、これほどSSDの調子にアゼンとしたわけですから、この際 です、やってしまえ!、と純正のSSD 256GBを導入し、128GBの内容を移行しました。これには2つの道を考えてのことです。
 まずは、もう一度SSDをイニシャライズしてクリーンインストールをするため。そのために、この128GBのSSDはかなり強めに内容を詰め込みまし た。これまでの320GBのハードディスクをバックアップとして使用できるように、先のAir用のSSDをスリムケースに入れ替えて待機することができま した。
 もう一つは、10.8導入のために、容量を大きくした純正のSSDを用意して、10.8の起動ディスクを作っておくこととして、次期Macに対向する気 分でいたわけです。



 パーツはいずれもヴィンテージコンピュータ社から調達しました。
 ソフトウェアは、FreeMemoryとマジシャンをインストール。掃除ついでにラウンチパッドコントロールをインストールしておきました。
 このように過酷な環境にさらされるであろうMacBookに処置を下したわけです。もう一つの重要なことはこの時点では明確ではありませんでした。

 ともかく、この仕様でOS 10.8で作動させるのですが、純正の256GBのSSDでも、ほんの2週間ぐらいが絶好調の状況のみです。7月末頃から再び起動しづらい状況に追いやら れます。Core 2 Duoのマシンを最新OSで動かせる必要は無いためでしょうか、この対処方法は未だに見つかっていませんでしたし、その原因もこれ、というものも判らず終 いでした。



 で、万一のために先に作っておいた10.8の起動ディスクを再度作っておくこととしました。利用するのは百均で購入したUSB2.0のアダプターホル ダーです。これで8GBのメモリースティックになるわけです。
 もちろん、今のMac OSにはWindows陣営でいうディスク・トゥー・ディスクのように、ストレージ内にバックアップが作られていますが、万一のために、起動ディスクは必 要です。
 今回は、このディスク(SDカード)からOS 10.8を再インストールしました。もっとも、私の場合は起動しづらい件のため、いろいろ触っているので、起動ディスクからやったまでですから、通常のイ ンストールでは必要ないものと思いますけどね。



 この結果、空きメモリーが相当に少なくなってしまいます。Jedit、FireFox、メールを開くと残り1.7GB位しかありません。
 ことが発覚したのは、今年のお盆の時でした。ヴィンテージコンピューターさんへお願いしていたDDR2の8GBメモリーの確認が終了して届く日の追跡を Safariでやっていたときでした。これだけを11日〜13日まで日に2回ずつ航空便、国内配送の確認のため、およそ1回に4〜5回履歴が残ることと なってしまいました。
 最終8月13日、何とメモリーの空きが700MB程度になってしまっていたのです。当然FreeMemoryで空き容量を増やしたところで1GB程度。 本当に、4回ほどSafariで確認すると1.5GBぐらいまで空き容量が少なくなるのです。
 もう一点は、Wi-Hiです。こと最近のAppleは無線を重視しているようで、AirMacの電源を落としているのを忘れていたときなど、起動しづら い現象も起きるようです。
 つまり、内蔵の周辺機器をサーチした後、家庭内LAN関係からネットの状況を探しに行くのではないか、とも考えるのです。これまた、おそらくですが、残 りのメモリーでバッテリー関係などの電源チェック、ストレージの関係を探して、ようやくファインダーへ、という設計になっているのではないか、と考えるの です。
 したがって、運良く起動できたときは3GBほどの余裕があれば、MacBookは快調になるわけですね。それじゃ、とJeditで文章を書きつつ、メー ルを立ち上げ、FireFoxを立ち上げた次点で、メモリーの空きは1.5GB程度です。これで、荷物の追跡をSafariで行って見ると 0.2〜0.3GB損失するのです。で、履歴を消去すると、ほぼ元に戻る。Safariの履歴はグラフィック性もあって、メモリー食いであることが判りま す。
 やはり、メモリーを増やさなければ... 、というわけです。DDR2のメモリーは大半が2GB(枚)ですから、4GBは少々高価です。当然のことながら、AppleではMacBookは4GBま でしか公表していません。
 実は、私が対コストのことを考えると、この価格面がネックだったのです。が、SSDでこれほどまでにパフォーマンスがアップするのなら、やって損なわけ がない、と思い切ってメモリーを8GBにアップしたのです。

メモリー8GBへ
 動作確認のため、ヴィンテージコンピューター社へ返送していた8GBメモリーが手元に届いたのは2012年8月14日の午後でした。早速開封して取り付 けを行います。



 幸いにして、外は雨模様で静電気は起きないでしょうが、パンツ一丁で作業開始です。まずはバッテリーを外します。当然ながらバッテリーを外さないと作業 ができませんもの (^_^;)
 0番の+ドライバーでカバーを外します。一部ですが、本体の金属部分を素手で触り静電気発生を防ぎます。200ピンの配列などが少々違うだけのようです が、同様に、ピン(足)を含めたメモリーの金属部分には素手で直接触れないようにしておくことも大切です。価格が高いだけのことかもしれませんが、価格の こなれたDDR3であっても同様でしょうから、万全の体制を取って億に超したことはありません。
 メモリースロットに少し段がありますので、メモリーのピンにある切り込みが左側になるようにして、注意してメモリーを押し込みます。グッと噛み込むよう な手応えがありますから、この時点で装着OKとなります。
 カバーを取り付けた後、電源ボタンを5秒ほど押してリセットしておきます。バッテリーを装着し、電源投入し、起動音がすれば作動OK。メモリーには異常 がないのですが、一応、P-Ramのクリアをやっておきます。改めて起動後に輝度調整などを元にして、早速「このMac」で確認すると、オーッ、メモリー が8GBになってる。しかも、空き容量が... 。



 が、空き容量が6GBぐらいです。8GBの1/4以上食い込むのですから、やはりOS 10.8は相当にメモリー食いのOSというわけです。当然ですが、インターネット関係はWI-Fiのみの作動です。先ほどと同じようにSafariを使用 すると、やはり食い込みが大きいですね。
 ここではAppleのいう最大4GBというのは無視して、8GBで作動するということから、メモリーに余力があるというのは使用する上で、かなり有利で はないか、と考えます。そのことを第一として、DDR3のメモリーが使用できる最終の樹脂筐体のMacBook以降のモデルであれば、この際ですから 16GBまで引き上げておくのが得策ではないか、と思いました。Appleが動作保証するOS 10.8の最低メモリー2GBは単に10.8が走る、というメモリー数と理解した方がよろしいかと思います。
 しかし、スゴイですね。何かへいこらしていたMacBookが左団扇で「まかせなさい」と要っているようでなりません。
 たしかに、MacBookはこれまでと全く違いはしないまでもProでもない、本当にMacBookUになってしまったように感じたのです。
 人間というのは不思議なもので、同じ機種をメインに3年半もの間使用していますと、ほんのちょっとの不具合が再び私を元の状況に追いやってしまう。そ う、再び起動しづらい状況になりつつあったのです。

 8月15日は再び半日程度作動させたままにして「起動できるかどうか」の確認を取ってみました。ちょうどお寺さんが来訪前ということとあって、階下で DVDを見ていました。およそ3時間程度。もちろん、午前中から作動させて、昼食時はスリープ状態にしつつ、DVDを見終わって、階上でアダプター通して 使用、とこのような状態で午後10時近くまで作動出せていたのですが... 。
 明けて16日。今日は雨がない様子。朝一のスタートはOKでした。やはり、繰り返し短時間でシャットダウンは良くないかな?。と思いつつ、10時過ぎで シャットダウン。午後1時過ぎまでは外出する手前、そうしておきました。
 簡単な昼食の後に起動するのですが、ウエイティングサークルが止まります。再びイライラの世界ですワ。ついに根が尽きたか?。季節は違いますが、「天は 我々を見放したか?」の状態です。真面目に2諭吉ほどのメモリー出費を考えてしまいました。

 8月19日、鬼ヶ城がかすんでいます。昨夜はサーッと雨があったようで、日が高くなるとセミが最後の一声を高らかに上げています。数年間地下にいて、地 上は2週間程度ですから子孫繁栄に大変なんでしょう。城山近辺はアブラゼミもまだ見受けますから、自然も... 、としたときでした。
 起動しづらいのは、シャットダウン時に様々なアプリなどを元のケースに収めていないからじゃないか。その性で「不正終了したので、終了時のアプリを開く かどうするか」のダイアログが出るのか、と思ったのです。
 10.7.4で完了した、終了時の「次に起動するとき、終了時の状態にしますか?」のダイアログのチェック機能の結果が10.8では起動時に反映されて いるのだ、と気付いたからです。
 Windows派の方々には日常のことですが、MacではOS10.6まではいとも簡単に終了できていたのです。10.7では、先のダイアログ事件から 無視していたのですね。
 これら総合で、終了時はダイアログのとおり、終了をクリックせず60秒ほど待つこととしました。思った通り、その後、10.6まで出ていた終了時のウェ イティングサークルが出てきました。
 で、一息入れて電源ボタンを押すと、オーッ!いきましたよ。それなら、ATOKのロゴを表示させるようにして、元通りにしても大丈夫であろう、とやった のですが、再びダメー。
 もはや、これまででしょうかね。Tips特集号などまだ出てこないものね。

取り付けとパスワード
 真面目に鳴かず飛ばずの毎日。酷いときにはログイン画面に至るまでに3回も電源ボタンを押さなければならないのです。どこにもチップス集に出てはいない 事項のようで、Appleのディスカッションなどにも記載がありません。
 8月も後半に入ろうとしているのです。お盆の前に純正SSDと8GBのメモリーで最強に近い装備となった私のMacBookですが、アキレス腱の不調を 抱えているようなもので高性能故の扱いづらさがあるのではないか、と再びProへの移行を考え始めました。

 再び2012年8月19日のこと。
 この日は日曜日でしたので、私もオヤスミです。天候もおかしくって、早朝にお墓へ行って、朝食と昼食をコンビニで買い求めただけの日中でした。新しいも くろみであるバルナックライカの件でヤフオク見つつ、一方では「Macが起動しない」の件を一生懸命見ていました。確かに起動画面で止まるのですから起動 しないのでしょうね。



 とうとう、commandキー+sキーでログばかりにしてもやってみましたが、アマチャンが手を出すメンテナンスではない。再びSDカードの起動ディス クのディスクユーティリティーで修復しても問題なしの結果です。
 8GBメモリーの点検時、メモリーの刺し方に指示がありました。確かにこれまでになくグッと力を入れないと上手く収まりませんでした。私の言う真空管ア ンプでのトランスなどのレアショートと同じで、刺さってはいる=導通している、にはならず、単に接している状態だけなんだ、になっているわけです。
 メモリーはOKですから、SSDを疑い、再度外してピン(接点)の確認後、いつもより強めに押し込んでおきました。
 が、起動しづらいのは変わらずでした。
 これにより、MacBook内部のロジックボードほかとSSD、スーパードライブ、メモリーなど全て異常なし、と個人的な断定そ下したのです。

 それにしても、かれこれ1年間、「起動しづらい」という、このモヤモヤにそろそろ対処策を出してくれてもいいではないか、神様お願い。が今は夏でも「天 は我々を見放したか」では困るのです。再び新機種Proがボンヤリと浮かんでは消えの状態です。もちろん、実際は数分間ですよ。

 思い当たるサイトをそこかしこ見てたとき、AppleのディスカッションでiCloudのことが出ていました。電源ボタンを押すと、そこをはじめ、様々 なところへ回ってログインに至るようなのです。だから〜っ、だから、そこへ行かないから頭にきているのじゃないか!。
 しかし、個人のライブラリーのプレファランスより2つのファイル外してやればいい、と出てますので外そうとしたら、後述で一度でもiCloudを利用で きる設定していれば関係ない、と出てるので私の場合はiCloudを利用をしてないだけで関係ない。しかし、Apple IDとアカウントはiPadを購入して、iTunesとApp StoreのApple ID関連は... !?
 アッ、もしかしてMacのユーザーパスワードはそのままにしていたんだ。まさか?!
 ということは、どうなってんだ?
 iCloud、iTunes、App StoreにWi-Fiなど、ネットワーク関係へ起動コマンドが走るのなら... ?

 OS 10.7からはiCloudや上記のアプリが主流になってきたから、単純な旧パスワードはOS 10.6までのマシンに通用するだけなのかもしれない。そういえば、Airで期限間際のMobile Meが受け付けなかったのだった。まるで、西暦2000年問題だな〜。
 早速、MacBookのパスワードを新しいものにしました。で、リスタート。お祈りです。
 ツーっと走ってウェイティングサークルが3回ほど回ってログイン画面。ウォーッ。思わず叫んでしまいました。で、慣れは恐ろしいもので旧パスワードを打 ち込みそうになってしまいましたよ。
 これで、ネットワークから始まって、手持ちのAir、iPadと同期が取れるようになりました。マジ、これは便利です。iPadにスケジュールを記入す ると、アーラ不思議、MacBookにもAirにもiCal、いや、カレンダーに記載されている。当然のようですが、オッチャンの私にはうれしいことなん です。メモも同期してますから、これでラクチンですね。
 しかし、しばらくすると起動しづらい面が出てくるのです。本当にどうしたものでしょうか。



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