最強のMacBookを作るの巻

 2012年10月、私のMacBook 2009 Midが断末魔の悲鳴を上げる前の9月、急遽導入した2007モデル。これがダマシのようにOS 10.8をインストール出来ない、ときて、再び良質の2009 Midモデルを導入し、およそ1年間にわたる悪戦苦闘に終止符を打ったわけです。
 しかし、2007年モデルはある意味凄まじいほどCPUに依存していた頃の速いモデルのように感じられ、このマシンを何とか生かせる道があるのではない か、と策を講じたわけです。

おかしなドミノ移植
 2012年11月、当然のごとく使いづらい2007モデルを何とかしてやれ、と思い切って手持ちの東芝SSD(非純正)を装着し、元のWindows7 の入った500GBのハードディスクを、ダメになった当初の2009モデルに移植しました。ここからおかしげなことが起きるのですね。
 とりあえずは、2007モデルですが、オーッと、2GBのメモリーでOS 10.7がスーッとスムースに走るのです。一瞬何が起こったのか不明でした。同時に、私がこれまでやっていたことは一体何だったのか?。何とも不思議な感 覚が走ったのです。
 やったことは、ハードディスクと日本語キーボードの交換移植だけでしたが、これがそもそもの原因ではありません。となると、バッテリー?。これは3台全 てに装着してやってみたので大丈夫でした。P-RAMバッテリーも影響なさそうです。本当に不思議な現象が起こりました。
 いずれにしても、今さら戻ることは出来ないので新しいMid 2009を使うこととして、元のMid 2009モデルはいわゆる動態保存、としておくこととして、意外なパフォーマンスを示した2007モデルにOS 10.6の最強モデルとして主にホームページの編集とintel Macの古いソフト、10.7以降は対応しない周辺機器のテストマシンとして動かすこととして、計画を立てて実行することとしました。

2007モデルと2009モデルの違い
 まずもって、2009モデルとの違いは何なのか、ということにあります。2009モデルのEary,MidとLateモデルほどの大きな違いは無いにし ても、2年間の時間の差は結構あります。



 マシンの内容は既に過去のマシンであることから多くは申しませんが、違いの大部分はPowerBook G4 12インチを規範にしているのか、樹脂製のMacBookとして、MacBook proに近づけるものであったのかに分けられる、と思います。
 筐体全体とキーボードの配置などから2007年モデルは前者になろうかと思います。少し長目の時間使用してみますと、Mid 2009モデルとは熱の出方が若干異なります。2007年モデルでは、ディスプレーヒンジ部分の通風口に近い部分が熱を持ちます。
 それに比べて、Mid 2009モデルはキーボードのQから斜めにXの部分が熱を持つようです。ヒートシンクの関係からそうなるのではないかと思います。そのためか、ディスクプ レー下の排気口のスリットが全開方に近くなっているのがお分かりと思います。
 キーボードの配列も、Mid 2009モデルは今風になってますが、2007モデルではPB G4 12インチに近いものになっています。このモデルはバラしていないので、おそらく内部回路が違うのではないか、と思われます。私も使用したことが無いキー ボードを電卓にするための数字が記載されています。
 まずはCPUですが、基板の回路上から2009モデルの方が2007モデルよりクロック数が小さいのに、処理速度が速い、という違いがあります。が、こ れには裏があって、メモリーが2007モデルは667MHzなのに対して2009モデルは800MHzなのです。
 ちなみに800MHzを2007モデルに装着しますと、667MHzのメモリーとしてしか認識しません。速度域も何かストレートに感じません。
 どうやら、マシンの設計がCPUに依存する傾向が強かった、と思います。その証拠に、現在のメモリーは800MHzですけど形式はDDR3になっていま す。これによって、現在のマシンは動いているのですから、intelのCPUもデュアルコアのCore 2 Duo の形式が7iにまで進化していますから、CPUは一定性能を確保して、処理速度はメモリーの容量で解決する方策を採っているのではないか、と考えるので す。
 となると、発熱量とのバランスがありますが、2007年モデルは若干消費電力が多くなることが予想され、メモリーは2GBを2枚の最大の4GBを装着す る必要があるように感じます。そうした方が発熱に対しても有効ではないか、と感じます。

というところで
 で、簡単に最強マシンができるはずなんですよね。で、メモリーはPismoとMacBookのバッテリーも発注する関係から、いつものヴィンテージコン ピューター社へ発注をかけました。
 私もうかつだったのですが、2012年は欧米諸国でのクリスマス休暇が上手くフィットしてしまい、荷物の発送が結構遅れたようで、国内での通関までが結 構長くなってしまい、12月28日に受け取った次第です。
 とりあえずは、2GBX2枚のメモリーをテストがてら装着前と後とで起動以下エディターでタイプテストしつつ、iPhotoの加工を加えるテストです が、これがなかなか快調です。この辺のバランスはSSDの影響も大なるものがあるようです。
 この上にスプレッドシートなどを加えると、Mid 2009モデルにも引けを取りません。ことに、旧ソフトがイケル最終のOS 10.6の世界では、バランスが好ましいように感じます。



 さーて、困りましたよ。どうするかネー。まずやることは、半分イヤイヤながらこのマシンをwww/Gridの編集用に使用してみるかな、ということにな ります。設定としては、Mobile Meが使用できないので、Wi-FiはメールをカットすればOKになります。
 この状態でしばらく使用してみたいと思います。そうした方が、Airの10.8が遊ばずに済みますし、モバイルは両方使えるので好都合です。
 それに苦もなく、PismoはOS 9と10.4、PB G4 12インチは10.5で動きますから、ごく最近のサプリ関係は大半が動作するマシンが揃ったことになります。
 で、ここに来て、なんで2007モデルのMacBookの人気が高いのか少しばかり解ったような気がしました。
 本当に、Mac OS 10.6ではアッ!、という感じになるのです。いえ、長年2009 Midモデルで散々やったわけですから、このマシンで10.6を走らせていたときより、もっと速いんです。
 ようやく、MacBookとしては最強のマシンが出来たように感じます。



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