MacBook(Mid 2009)のその後2
相変わらずの起動時のおかしさは続いています。朝の一発目(?)の起
動、数時間おいての起動をアダプター、バッテリー各々でやってみるのですが、どれもスムースにいきません。
先にインストールDVDはできあがり、まずはクリーンインストールを今回やりました。自作のLionはとうとう4枚になってしまいました。さすがに
10.7.4の起動ディスクは重たいですが。
今回のインストールは最初のLionの時のようなヘマはやりません。元装着していたハードディスクを外付けとして、タイムマシーンのバックアップがあり
ますので、ここから復元して使えるようにしました。
で、これで結構良くなったのですが、どうも起動に疑問が残ってしまいます。
6月5日、この日に何が起きたか、70年前のコトと同様にとてつもないことが起きたようです。MacBookのその後は前述のように大変でした。話を1
日前に戻し
ます。
とにかく、これまで散々テストして、ある種の結果を出していました。それは、電源アダプターなら、電源アダプターで起動するまでが3回程度。バッテリー
はバッテリーで3回程度、ということから、一つには残留電流電圧の制御ができないのではないか、あるいはアダプター電源かバッテリー電源かの判断が出来な
いのではないか、ということにあるのではないか、と思われるのです。
特に後者は、スクリプト程度のものではなく、OS
10.7のコマンドが回路上のアーキテクチャーとフィットしづらいのではないか、と思われたわけです。
全然関係ありませんが、拙宅の陸屋根からの雨漏りに対して、私がやっているりコーキングが後一歩にまでになったことによく似ています。まさか、こんなこ
とで... 、というのがそれなのですが、これは後ほど。
半紙を戻して、まずはバッテリーからです。
前回のバッテリー調整で完全にやっていないことはなにか。それはSMCの調整と、完全なバッテリー調整です。6月4日、まずはSMCから。
これは簡単ですね。バッテリーを外して、電源ボタンを5秒ほどおせば完了。続いて午後から97%近いバッテリー残量を空にすることからです。
システム環境設定の省エネ対策のところで、バッテリー駆動のチェックを全て外します。それでも4時間程度はかかりますし、スリープ関係もあり、私も所用
がある。結局午後9寺過ぎまでかかり、残量14%で本日は終了します。
明けて6月5日、朝からの雨です。コーキングの後はどうなったか。悪いことに午後からの雨で少し持ってきました。
午前中ですが、バッテリー調整の続きをやります。不安共々電源ON。どうでしょう、バッテリーで見事に揮毫します。レレ、バッテリーがおかしいと思って
いたのに... 。これが最初の印象です。しばらくネットなどのことをやって、バッテリー残量が6%になったところで、これ以上になると...
、とのダイアログが出ます。本来なら、ここで、ダイアログになるまでやるべきかもしれません。が、そうなると、これまでのAppleのバッテリーの保管方
法などとの絡みから、私はACアダプターを接続しました。
その後の作業はAirに任せて、MacBookは充電をすることとなります。
ここで、ビックリしたのですが、Appleが一般に言う、この状態での充電はゆっくり、のはずが、どうも急速充電のようなのです。ホント、私はこの日ま
で気づきませんでした。
ほぼ2時間で充電完了です。後先になりますが、ここで「省エネ」にチェックを入れておかなかったのが、以後の作業確認に重油なことをもたらしたのです。
充電完了後のバッテリーではありますが、まずはアダプターで起動します。ガガーン、起動画面になりません。あれだけ快調であったACアダプターがダメな
のか?
これでは元の木阿弥ではないか。アップルストアのCore 2 Duoのproマシンがチラツキ始めました。本当のことです。今更メインマシンをOS
10.6へ引きずり込むことは出来ません。
結構、ガックリ感があったのも事実です。証拠として、このACアダプターでの軌道を数回やりましたがインジケーターが13回程度でピタッと止まって悶絶
になるのです。
ネット上で、どれだけ文字の配列などやって調べましたがダメでしたから、私のマシンだけだろうか?、とも感じられるのですが、そういったことなら、
Appleが出すはずだ、と思うのです。
どうすることも出来ないので、ま、バッテリーで動かすこととしました。これは先ほど調整など完了しているわけですから、動かないとバッテリーが悪い、と
いうことになるでしょ。この理屈は何度も申し上げています。
ところが、本当に「ところが」なんです。見事に起動するではありませんか!。
この時点でアダプターを接続すれば元の木阿弥ですから、じっとこらえて、再起動します。オー、動きます。じゃ、シャットダウンして電源ボタンON。見事
に起動するのです。
まさか?、まさか?
もしかして、ACアダプターの不調だろうか... ?
実は記載こそしていませんが、次のようなことがPB G4
12インチで起こっていたのです。Airもそうですし、古くはiPodの第一世代から、ポータブルマシンの電源は、ヨーヨータイプのものをのぞいて、四角
いACアダプターが多用されています。
このアダプターには、アダプター本体への接続でコンセントオンリーの足の引き込みが出来るものとコネクター一体の電源ケーブルタイプがあります。
このタイプで多用したのは、PB G4
12インチでした。ササッとダイレクト版を選んでコンセントに接続したままで、ON/OFFはコンセントから抜き差しをしていました。
が、新しく12iインチを導入したとき、ダイレクトコンセントは無くって、ACコード付が付属していたのです。こんな格好の悪いの...
、と思っていましたが、前のアダプターがガリガリ音を立てるのです。
どうでしょう、一般のユーザーならACアダプター本体が不良と思われるでしょう。そこで、MacBookのコンセントダイレクトに変更したのです。で
も、ガリガリが出るのです。MacBookでは出なかったのにどうして?。
これです。私のアナログのリレーに電流が走り、MacBookもこれではないか、と思ったのですね。エッ!?、今、そのようにプラグ付のACケーブルに
しているんだ。どうして?
もしかして、そう、もしかして。粗悪なAppleのこの手の物の接点不良じゃないか?。本当に即座に判断しました。
ここで、もう一度バッテリーで起動させるのです。OKです。
確かにバカげた方法かもしれません。がこの確認をやっていないと、クレームの場合、Appleは無視しますからね。
エレコムのスイッチ付電源タップからコートを抜きます。マジ、アダプター本体への接続も確実です。こうなると、私の拙速な判断が少しの経験から来るのだ
ろうな、という声が聞こえます。
しかし、アマチャンがやったこれまでのことは本当です。仮に、Appleが引き取ったとしても、まさか?!となっているに違いありません。そういったも
のです。
愛用のWD-40を用意します。これを綿棒にとって、ACプラグの足、アダプターの足をぬぐいます。ティッシュを細く丸めて、コネクターの穴もぬぐいま
す。
で、テーブルタップにつなぎ、MacBookにつなぎます。そして軌道。今回はACアダプターからです。オオ、オミゴト、起動するではありませんか。
これで当面は大丈夫だ、と思ったのですが、そう簡単に事が運ぶわけがない。雨漏りのコーキングと同じかもしれません。
明けて6日。好天になり、気温も上昇してきました。朝、起動しますが...
。ダメ!。ガガーン、そんなバカな〜?!。こういった落とし穴のようなものに幾度足を突っ込んだものか。小さな電流電圧を扱うものですが、私にとってのコ
トは重大です(爆)
再びバッテリーで起動すると上手く行くではないですか。もしかして、と思いつつ、Air用の45Wアダプターをつなぎます。以前に、これで充電しました
が途中までは充電しましたが、最後の詰めで充電が長くなるので、短い間であればどちらも影響ない、と判断してです。
そして、リスタート。見事に起動するではありませんか。となると、旧タイプのマグセーフアダプターがだめなのか、と思いつつ、Airの受け口と比べたの
です。
信じられないかもしれませんが、拙宅は絨毯の表にボイラー入れ替え時のサビの細かい鉄粉が混ざり込んでいます。どうしても、アダプターの受け口にこびり
つきます。WD-40でしめらせて、ぬぐい取るのですが、どうしても残ります。
Airにも若干ですがこびりついています。が、その部位が違うのです。もしかしたら鉄粉ではないのではないか、とも感じますが、いくら拭ってもへばりつ
くのですから、間違いはない、と今のところ思っています。
バッテリーが満タンでAirのアダプターなら作動する。状況はアダプターの受け口の状態をのぞいて変わっていない。それなら、丹念にサビを取り除いてや
ろう、とマンボウを横にして出来るかビリ取り除きました。
そして、セオリーどおりに接続して起動させますと、見事に行きました。今回はガックリ感がありません。このことは、Appleのどこにも記載されてない
からです。そりゃそうでしょう、すでに新型のマグセーフコネクターに全て変更されていますから、過去のことは知らないよ、がそれに当たります。
もう一つ見落としがありました。それはアダプター側のプラグの動きです。これは伸縮する凸型の金メッキ金具です。この動きが若干渋くなっていると、上手
くコネクターの凹に入り込まないようです。そして、凹にゴミが入り込んでいると道中が妨げられる可能性があるようです。
現在のマグセーフでは、アダプター側のプラグは金メッキですが、本体の受けはニッケルクロムメッキになっているように思われるし、磁力も弱められている
ようにも思われます。
アダプターのコネクター関係は凸部はともかく、受けるのは平面の方が好ましいようにも感じるところです。
さて、これでどうか?
失敗です。起動したり、インジケーターが止まったり...
。バッテリーでもアダプターでも同じです。何が原因だろうかもう解りません。「起動できない」、「ブートできない」とか「インジケーター」とかで、ネット
上では合致するものは一切出てきません。
その中で、これは!?、と思われるものが2〜3ありました。一つは、Lionを速くする方法。もう一つはマグセーフの清掃の方法です。まぁ、これの大半
はやっているのですが、改めて、これらのことが現在の取説には記載が無いのです。余談ではありますが、Mac
Proの性能を活かす中級機が1992年に私がSE/30を導入した金額と同等ですからね。レートを別にしても金額以上の性能差は歴然です。当然、
MacBookにしても、PowerBook 170と同等ですが、性能差はMac
Proと同じです。そのため、私自身も、そう簡単にアキラメはできない、というのがホンネです。そして、Mac OS
10.7にした途端に今の症状が出始めたのですからね。
ところが、関係あるこの2つの記事のうち、後者にきさいしてあることが意外にも、私の大ミステークを浮上させようとは、この時は全く無視していたわけで
す。
明けて、6月7日。どうやら天気予報は下り坂を示していました。この日はブログにも記載したとおりの憤懣やるかたない思いの中、やることはやったという
1日でした。ことは、8時過ぎにやってきました。
これまで調べていた中で、マグセーフの磁力が強く、「引っかけた場合、本体を落とす」とあったのです。Airで確認したとき、これは正しいな、と思いま
した。加えて、旧マグセーフのプラグ形状では、引っかけても外れない可能性が高い、と感じるのです。
そこで、両面テープとインデックスの切れ端を利用して、プラグの周囲へ両面テープで貼り付けました。効果はてきめん。
そして、考えた問題はアダプターの出力です。「アダプターで起動するときには60Wのアダプターでは電力不足ではないか?」でした。コネクターをつない
で、通電させた場合、電力はバッテリー充電回路と本体への電力供給回路へ分岐させる判断をしているのではないか、と思ったのです。
これらのことと、過充電防止などの回路が組み込まれているのがバッテリー内に搭載されているマイコンでしょう。この微妙なところで、時間がかかるのでは
ないか、と思ったのです。
では、バッテリーのみではどうか?これはダイレクトに電力が本体の回路上を流れるから、と判断しました。
しかし、今はバッテリーでも起動しずらい状態なのだから、バッテリーもダメになっているのではないか?。
いや、そんなことはない。充電は出来るし、駆動時間も4時間程度は表示される。内蔵のマイコンが悪いというわけではない。
では、アダプターの出力(w数)が低いのか?、というわけで、バッテリーを外し、アダプターだけで起動すると、ダメー。ということは、バッテリーも充電
できるのだし、メニューバーのバッテリーアイコンにもXは付いていない。ということは、アダプターも大丈夫だし、今度はMacBook本体か?
でも、上手く行くと98%以上は確実に動作しているから、本体が悪いのではない。
確かに、Lionにして、この症状は出ていました。10.7.3にしてかなり改善されました。5月の半ば過ぎに10.7.4にして、少しバランスが崩れ
始め
た。それからですね。
決定的になったのは、どこも異常が無いのにバッテリー駆動の後でアダプターをつないで起動したとき、メニューバーに「充電できません」の表示が出てから
です。
少々ターミナルでスクリプトもタイプしましたが、これが影響しているとは思いません。
もう一度、コネクターから云々を確認しますと、思い当たる点が一つだけありました。そればマグセーフの清掃時のことです。
私、バッテリーを装着したまま、この部分を掃除していました。精密ドライバーで接点を2つ以上接触させたことはありませんでしたが、やはりバッテリーに
は通電の回路が作動したのではないか?。そうなると、バッテリーのみでも、アダプターであっても、バッテリー内のマイコンと本体の電源供給回路とが悶絶に
なっていたのではないだろうか?。
このように考えたのです。それでやるのはSMCのリセットですから、アダプターとバッテリーを外して、5秒間電源ボタンを押したままにする、というこれ
をやります。
結果は?
ダメー。
もちろん、バッテリーででもダメ、アダプターでもダメでした。古い話を想い出しましたよ。ちょうど1年前にも、同じようなことをやってます。どうして、
私のMacBookだけに起きるのか?
今の状態に非常によく似ています。
そこで、電源ボタンの長押しをやってみました。SMCリセット時の方法を講じました。すると上手く行きます。こりゃイイぞ。というわけで、この日はこの
まま数回起動・終了を繰り返しましたが、アダプター、バッテリーとも良好でした。
翌8日、この日は雨模様で昨日の環境のとおりに5秒長押しでやってみました。上手く行きます。それじゃ、再度SMCのリセットをやればいいのじゃない
か、とアマチャンは思いつくのです。
ダメー。
しかし、おかしいじゃありませんか。長押しっていうのもね。いつも憶えているわけじゃない。そりゃ、ドラマでリターンキーをポーンと押すような仕草は電
源ボタンでは出来ないのです。少なくとも、指の腹で押さえて1秒前後でOKでなければなりません。それが5秒もかかるのはね。
もしかして、何かがバッティングしてるのではないか、と思いつきました。マジかどうか解りませんが一度ターミナルへデフォルト入力してみました。少しパ
スワードでミスしましたが、10.7.4はこの辺も対策したのかもしれません。
これは、終了時のダイアログの「再度開く」を無効にする確認でもあるのですが、スクリプト入力ミスかどうかは不明です。何しろ入力でアスターリスクや
ドットが表示されないのでね。
で、バッテリーからやると上手く行きます。おかしい?!、と思いつつ、2回ほどやりますが、見事に作動します。
じゃ、アダプターではどうか?。これも上手く行くにはきますが、どうも確率が低い。スクリプトはOKであったはずですが、実は...
何だってんだ!?、怒りがこみ上げてきましたよ。10.7.4ではこれも簡単になってる。しかし、終了時のダイアログは当初チェックを外しても本当に次
の起動時に前回の画面表示をしていたのですから。ターミナルで変更スクリプトをタイプしなければならなかった。10.7.3までは確認できなかったので、
そのままデフォルトにする必要がなかった、というわけです。
やはり、使えるとした人が初心者に利便性を良くしようとしてやり過ぎると、やはり困る面も出てくるのですよね。最近は、これらのリサーチがオープンでな
いような気もします。
もちろん、これをなくするため、当初スクリプトをタイプするのは個人の責任ですから、何とも言えませんけど。
全般に、これでOKというわけにはならないのです。やはりアダプターでは電源ボタンを長押しする必要があります。ここまでになると、やはり電源アダプ
ターでしょうけど、充電も可能ですし、バッテリーも悪くありません。最終で考えられるのは、バッテリー内のマイコンと、本体内の電源供給回路との関係かも
しれない、と思うのですが、明確なところは不明です。
真面目に考えて、時期Mac OS
10.8が大きく変更され、MacBookが使用できるとすれば、Lionの時とは違い、10.8.2ぐらいまで待つ必要があるのかもしれません。その時
はバックアップ取って、しばらくはテスト期間としなければなりませんね。
しかし、仮に10.8にアップできるかもしれませんが、そのときまでには何とか結果を出しておきたいとも思うところです。
今回の件はわずかな期間でしたが、良い経験をさせてもらいました。