その後のMacBookについて(その4)
バッテリーが 危機的状態に陥る

 2012年の7月は本当に大雨と晩夏を思わせる梅雨の晴れ間の繰り返しで始まりまし た。7月の2週目に入り、Airの快調さに比べ、Core 2 Duoのマシンでこれほど違うものか、と思うほどのMacBook+Mac OS 10.7の組み合わせ。ホトホト嫌になります。とにかくスタートアップしないのです。この機種独自のことでもない様子。私のモデルだけがダメなのでしょう か。それとも早くから見切りをつけているユーザーがOS 10.6のままで使用しているのかもしれません。
 その一つの理由はヤフオクをはじめ、中古市場でもポリカーボネート製、いわゆる樹脂製のMacBookは高価なのです。私もトップケースの交換か否かで 1台予備機として確保しておくために奔走したのですが、どれも5万円弱から3万円強の間、つまり、本体だけでも完品で綺麗なものですと3万円前後となるの です。最終段は私の持っている筐体のものが、ユニボディーの価格にまで迫る状態でしたから。

 それゆえ、先のトップケース交換後の丈夫さと合わさって、静かにOS 10.8のリリースまで待つことにして、難しい起動方法に閉口しながらもある程度の処理ものにはMacBookを使用していたのです。
 ブログの方でバッテリーカバーの取り付け変更を記載した折りにAirと同じくスラントを着けることを含めて対応しました。これがなかなか調子が良くっ て、再びホームでのメイン機種として使わねばならない、と心に決めたのでした。多少大げさかもしれませんが、Pismoにしても10年の長期にわたり、3 台のPismoを合体し、CPUをG4 550MHzまで引き上げて使うことができました。私、今でもPismoは一時代の名機であろうと思っています。
 続いては、MacBookを購入して、これまた長期使用が出来ると思っていましたが、OS 10.7に打ちのめされました。
 そのとき、モバイル環境もまだ必要になる、とPB G4 12インチモデルを購入しました。これまた867MHzを2台、1.3GHzを1台という有様、問題の根本である発熱もギガヘルツを超えると内部構造が違 うこと、そしてDVDの読み込みとコンボモデルの関係などで相当にやられました。
 もっとも、比較的安価でゲットしましたので事なきを得ましたが、関係雑誌の記事などがどこまで信頼できるものか不明になり始めたのもこの頃でしょうか。
 こういったことがあって、これからのことを含めて、私のPC使用環境では全てを1台のMacにまとめて... 、にはならない現実では、どうしてもMacBookをメインとしたコンピューターライフをやらないとならない、そのためにはもう少しMacBookに働い てもらわなければならないのです。
 余談が過ぎましたが、あまりにAirの調子がいいもので、このように愚痴っぽくなった次第です。

 まずは、OS 10.6で使用しているAirですが、10.5以来変わらないデスクトップ画面を何とか10.7風の落ち着いたものに変更したく、探していましたら、結構 素敵なものを見つけまして、これをインストールすると、アーラ不思議、気分がますます良くなります。ライオンがアントライオンになったかのように。もっと も短命ではありませんがね。
 とはいえ、確認用の様々なユーティリティーをMacBookにインストールしてみるのですが、メモリーもハードディスクもCPUも完調なのです。メモ リーユーティリティーでは余力は3GBを下ることなく容量も十分ですから、とにかく「起動しづらいこと」だけが気がかりであり、この原因がつかめないので す。
 これが、7月9日午後のことでした。

 ことはその日の夜にやってきました。MacBookを机に置いたときの安定性がないのです。Airのように滑ることはありませんが、左のパームレストが 高くなっているような感覚に襲われたのです。

まさか?

 ゲーッ、バッテリーが膨張しています。破裂はないかもしれませんが、これ以上使用するのは御法度です。急遽シャットダウンして、バッテリーを外します。
 しばらくすると膨張が小さくなるのですが、元には戻りません。これで使用を諦めることとします。またしてもバッテリー。



 実はApple純正のバッテリーにはずっと泣かされ続けています。殊にひどかったのがPismoの時です。購入して2年ほどでしょうか、急激にバッテ リーでの使用が出来なくなりました。
 セル交換プログラムなどがサードパーティーで始まりだした頃ですが、この純正もこれが出来るかな、と思いつつB.T.I製のものに変更。現在でも作動し ています。結局、純正バッテリーはお釈迦になってそのままにしています。
 それ以前は、PB 540cにしても、バッテリーが悪くなると縁の切れ目的になっていました。世間では劣悪評価の5300csを除いて。かつてのDuoでも純正が決していい ものではありませんでしたものね。
 PB G4 12インチも同様でした。残量があるのに、追充電できないのです。これが再び純正を選んでも同じになることは容易に想像できます。それゆえ、VPower のものを入れて今でも快調です。

 とこのように、私のMacのポータブルマシンにはことのごとく純正バッテリーは使い物にならなかったのです。今回の膨張劇は私のMacBookでは起こ りえないこととしてバッテリー交換プログラムの対象外です。加えて、バッテリーのカバーをいじってますから、これまたAppleはいい顔しませんしね。
 もちろん、純正バッテリーもお高いのですが注文できます。しかし、今回も同じような症状が出る可能性がある、として純正は無視し、サードパーティーのも のをチョイスすることとしました。 


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