その後のMacBook(その6)
MacBook II ができてしまった

 2012年7月11日の夜、ウェスタンデジタル製の320GB SATAハードディスクを純正タイプの東芝製SSDに変更します。同じ大きさのくせに半分以下の重さしかないため、信頼性が気がかりでなりません。おまけ にチップなどは全く外からは見えないのですから、エア・マックの親玉のような気分にもなります。
 こうやって、ブツクサいいながら#6のトルクスドライバーでシコシコと交換します。このWD製のハードディスクは外付けケースに移し、これからデータ移 行することとしました。



 これが、すでににSSDで快調に動いているMacBookを前にしているかのように想像する私流のやり方ですので、ダメな場合のガックリ感が強くなるの ではないか、とも思ったりするのですね。

 ま、ここはセオリーどおりにやることとして、まずはOSですが手持ちのMac OS 10.7.4でインストールを行うこととします。あらかじめ、外付けのUSBハードディスクをつないでおきます。で、起動してCキーを押し、ディスクユー ティリティーでSSDを初期化します。今回は容量が少ないので、パーティションは切らないでおきます。
 インストール完了まで40分程度。結構速いものです。最長1時間ほどかかってましたからね。で、再起動するも画面真っ暗。アーダメかな〜?! 。
 あきらめにも似た気分でしたが、強制終了し、再び電源ボタンを押して起動します。その時でした。

アッ

 息つく暇な勝ったですね。OSの設定から始まっていますから。何、これっ!?
 一応ユーザー設定、といえども、メモリー内にバックアップされているので、市外局番のみ修正して、外付けのハードディスクよりデータほかを移行します。 これが25分程度。いやはや、本当に速いのです。しばらくの後、いつもの画面になることを期待して再起動。
 あ、何?、あっという間にログイン画面に変わってる。これがあのMacBook?。にわかには信じられないのです。

 そうそう、Airを最初に導入したときがこういった調子だったな〜、というのを想い出しました。唯一メモリー関係で2つほどのアプリを立ち上げて使用す るとメモリー容量が3ギガ弱になります。映像など、Macの画像部分のファイルなどが多くなると、今後はメモリーが8ギガは必要になるのではないか、と感 じました。
 複雑な回路設計は解りませんが、大量のストレージは別にして、SSDも256GBは必要になるだろうことは予想できます。夜も遅くなりました。一度 シャットダウンします。

えっ、 インジケーターが回っている。これって今まで出なかったよな〜。

 実は、このことを気にしていなかった。10.7になって、消えたものだ、と考えていたからなのです。これまで、どこがどうおかしかったのかは不明です が、この瞬間から過去1年間のモヤモヤが一気に消え去り、ウレシイを通り越して放心状態のガックリ感で一杯になったところです。

 2012年7月12日、この日は午前中大雨になってしまい、稲光と少しのゴロゴロがありましたが、朝の内にMacBookを動かしてみます。
 異常ではないのですが、トラックパッド下のクリックボタンの調子が少しおかしいのですが、全般の調子を見るため一度シャットダウンして、バッテリーを外 してみました。やはり機構上の問題ですから、このままとしておきます。トップケースと一体ですから高価なんですよこれが。
 で、起動。アッ、インジケーターが止まった。またか、と思ったのですが、いやいや、これは違う。何というか、リセットやってなかったですよね。必要ない ことではあるのですが、ストレージとバッテリーが変更になっていますから、この際はやっておくべきでしょう。
 簡単なことですが、リセットボタンなどどこにもないのですし、キーボードを替えたときもこのセットは必要ですから。
 以後は見事に何度やっても起動します。何というか全く新しいMacBookになったように接することになるのです。

 さて、少しばかり気がかりの起動時のことを確認してみました。下記の通りです。ほとんどの起動時、この数値は合致します。スゴイ変化です。たとえば、同 じ機種でハードディスク仕様なら、ヨーイ・ドンでやった場合、相手がグレー画面に変わる頃には、こっちはアプリを開いている、といった状況です。

電源ボタンを押して移行は次のようになります。
 とまー、このようにこれまでのMacBookとは違うマシンになってしまったようで、少々恐ろしい気分になってしまうのです。

 この後の数日間はテストテストで、主にグラフィックはiPhoto、タイプはテキストを主にやってましたが、時として起動しづらい場面に遭遇します。
 とはいえ、これまでのように散々じらされるというようなこともなく、2〜3度繰り返すとOKとなりますから、もはや、これまででしょうか。

 数日後の7月14日、再び若干起動しづらい現象が起きたのと、アクセスが若干遅くなってきたことが起き始めました。嫌ですね。しばらくの速さが何だった のだろう、って思いつつ、忘れていることを探し出しました。そういえば、このSSDにはアップルマークはなかった?! 。これは、あのソフトがいるぞ、と気がつきました。
 それはOS 10.6から採用になったTRIM機能です。純正以外のSSDには必要なこの機能を有効にするイネーブラー(フリーソフト)をオンにするのを忘れていまし た。これをONにしてみると、SSD本来のの速さに戻ったように思います。



 もう一つ、これは少し確認が必要ですが、電源アダプターとAC電源のマッチングの良否です。
   上の件とは違って、Appleはこのことに結構触れていましてね、電源コードのプラグを抜いてしばらくおいて装着してくれ、というものです。
 メニューバーのバッテリーのアイコン横に(充電できません)の表示が出始めると気にする必要があるようです。電源プラグを入れ替えすると上手く行くよう です。
 最終は、デスクトップにファイルなどを多量に置かないことです。ファインダー上からいろいろさ行ができることから、ファインダーへのアクセスでヒッカカ ルファイルなどがあると少し良くないかな、とも感じます。

 ここまで来れば、ほぼ完全と思います。で、起動しづらい原因は何だったのでしょうか。詳しくは解りませんが、おそらく、上記の通り、というところでご容 赦いただくとして次のことを考えました。
 まずは、メモリーですが、OS 10.7では4GBは必要であると思います。Core 2 Duoに関しては、クロック数等は、Appleが公式に発表している動作マシンによりますから、これは信じるべきであり、これらの技術仕様はAppleの 発表に準じれば大丈夫でしょう。
 しかし、ハードディスクだけは、ハードディスクはAppleでは多くのことは最近発表はしていませんが、バッファの関係は重要であろうと思います。容量 はプラッター数にもよりますが、相性からすると選定には悩むところが大きい、と思わざるを得ません。特に私のように、純正の富士通製の160GBでも起動 しづらかったのですから。

 もう一つの問題はバッテリーです。はっきり申しましてApple製品のポータブルのマシンのバッテリーには常に泣かされ続けられています。 PowerBook 100から始まり、5300シリーズを覗いて全てダメでした。現用マシンではPismo、G4 12インチ、そして,、今のMacBookまで、ことのごとくサードパーティー製のバッテリーです。純正を購入することは考えていませんでした。
 ポータブルでくくりますと、Newton MP-130、eMate、iPod初代、とバッテリーの種類の違いはあるものの、持ちがすこぶる悪い。悪くなるのが速すぎる、ということになってしまう のです。
 今回の私の件も、バッテリー交換プログラムから外れているにもかかわらず、膨張してしまった。これまた、おそらくですが、購入後2年目辺りからバッテ リーの調子がおかしくなって来始めていたのではないか、と思います。
 サードパーティーのバッテリーが悪いとは言えません。PismoもG4 12も自然放電後の充電もスムースですし、当時のバッテリーの持ちである2時間から3時間は今でもクリアーできるのです。

 こういったところから、内部基板とのアクセス等の相性がいいもので、シークが比較的カッチリ行くタイプのハードディスクと検品済みのサードパーティーの バッテリーを選ぶのが必要ではないか、と考えました。

 しばらく後、数回に一度の割合で、起動がしず楽なることがあります。メカニカル面では電源アダプターとのコネクター部分の接触状態などを確認して清掃を するのですが、綺麗なものです。電源プラグの差し替え以外になると、もはや、私の技術的なものを超える部分になりますので、これ以上は無理、と判断したの ですが、やはり気がかりなところが残ります。

 そして、間もなくMac OS 10.8のリリースを迎えます。これまでの起動しづらいのがどういう理由で起きるのか、OS 10.7をインストールして1年間退治し続けたことになりますが、これらも解決できるでしょうか。
 はたまた、私のMid 2009のMacBookはOS 10.8の動作保証されていますが、これが本当かどうか?などを含め、決断を迫らせるのかどうか、など、再び自問自答を行う羽目になったわけです。

 
inserted by FC2 system