青い彗星
PowerBook
2400cは、1997年5月30日に当時の日本IBMとの共同開発で日本国内ユーザーを主にリリースされた、と聞き及びます。当時はPowerPCの開
発、製造がモトローラ、IBMであり、ポータブルマシンに多用されていたPPC603eは主にIBM製であったことから、この機種がリリースできたのでは
ないか、と私は思っています。
私がこのマシンを見たのは、その年の冬、松山にあった「OAシステムプラザ」の店内でした。当時、私のライフスタイルから、そろそろポータブルマシンに
メイン機種を譲ろうとしていたときでもあり、Duo
2300cをメインにしていた頃です。それに、筐体の故障が多くありましたが1500csのタイピングが気持ちよく、これの購入をした頃です。
以後はポータブルがメインマシンであったにもかかわらず、「帯に短し襷に長し」のPowerBookはPismoまで、Duo2300cと後ずさりです
が540cがメインとなりました。
2400cそのものは良く出来たマシンであると思っています。今になって思うのですが、座布団G3
PowerBook担当の開発者は、2400cの筐体を結構意識していたのではないか、と思ったりもします。
つい先ごろが15年前
2400cは1997年と1998年の2年間だけの市場でした。モバイラー好みのみに及ばず、CDドライブなどがコンパクトになり、無線LAN、カード
バスなど、G3カードを装備して、家庭内でもキーボード幅があれば家庭内でも十分使えるマシンでした。
バッテリーを2個とACアダプターを持参していれば、現在考えても使えるマシンであったように思います。
ことの大変革が始まるのは、Mac
OSがUNIXベースのX(テン)になった頃からでしょう。私はパブリックβ版の頃から、「これは何か起こりそうだ」としてOSだけは揃え始めていまし
た。2012年、ダウンロード版になってしまった10.7にしても、10.7.4までは起動ディスクとしてCD-Rで保管しています。このことと合わせ
て、CPUがintelに全て変わったことが過去のMacを葬った、と考えるのは私だけではないと思います。
加えてOS Xの安定性は、旧Mac
OSとは比べものにならないほど安定しています。2012年の今、2400cがリリースされて15年ですし、intel
Macがリリースされて6年です。長いようですが、この世界では安定性を保ちつつの開発としては相当速いペースで進んできたのではないか、と思います。
私自身も2011年夏から2012年の秋口まで、原因不明のMacBookの不調に悩まされ続けてきましたが、新たに同じモデルを導入して原因解明が出
来て以来、そろそろ、リリース当時人気であった旧マシンの見直しをやっても良いのでは無いか、と思い始めたところでした。
PDAのことが....
2011年夏からのMac OS X 10.7とMacBook Mid
2009の関係悪化の解消までには1年を有しました。その間はMacも新しいのにするのにかなり短いタームでしかない、と思いつつ、Appleは動作保証
している。私のも10.6では問題がない。オカシイと思う前に、要らぬ心配と補償が切れると多額の費用がかかるAppleへの嫌な心が芽生えてきていまし
た。
同じ時期、Wi-Fiから始まった無線LANも整備してiPadも導入しましたが、何か割り切れないものがありました。そんななかで、ふと綺麗な
Visorプリズムをゲットしたのです。記憶の中にあったPDAのことがサーッとベールを取るように全面へ出てきたのです。
その後、Newton
MP120をゲットして有頂天です。若干遅い動作ですが、かなり確実性があります。あー、こんなんだったかな〜?と、むしろ新鮮でした。しかし、これだけ
で終わらせるのはもったいない、と思って、直ちに関連周辺機器をゲットしたのですが、母艦であるMacはどの辺のものを入手しておくべきか、手持ちの
Duo
2300c改は動作します。540cはバッテリー端子不良で分解が必要です。5300csは液晶全滅。iBookはイマイですし、Pismoの9.2は大
げさすぎます。本当に上手い母艦がないのです。
そんな思いの2012年10月末、思いも寄らぬものが現れたのです。この年は皆既日食と結構な流星群が観測されました。その流星群に乗って... 。