iBookタンジェリン(1)
・・・Get するまで... ・・・

iBook との出会いから
  2000年春、中古レコードショップ「ミリアム」でのこと。「エッちゃん、これってiBookでしょ」。マスターがいじっているMacの新しいノートがそ こにありました。実際のところ、それ以前に職場の同僚M君ともどもアメリカのAPPLEサイトへ登録していたものだから、新しいモデルのiBookのこと もすでに分かっていた、という状況でしたし、すでに1999年10月16日の国内販売後の状況も十分承知していた頃でしたし、すでに、この宇和島でも iBookが使われていることに少しばかりビックリしていたところです。
 ミリアムでのiBookはタンジェリンで、そこそこのスピードを有していて、一般家庭においての作業には過不足ないな、と判断し、「150,000 円!?、夏のボーナスで購入しようか...」と、その場で言い切ったところでした。
 実際そうだったんです。PowerBookはロンバードでしたし、この機種はキーボード付近が結構熱を帯びてくることが分かりました。それゆえ、薄く なったPower Bookになったにもかかわらず、Power Bookそのものが次世代ではない、と決めつけ、どうすればいいのだろうか?、と自問自答を繰り返していたときでした。
 が、当時のパワーラボからのショップ独自のBTOとしてPismoをリリースするが...というはがきが来たものですから、運良く松山でPismoのデ モ機をさわって熱を帯びていないものでしたから、ホンの1年後にG4チタンが出ることなど頭の中になく、私は「Pismo」ことPower Book 2000 モデルを購入したところです。いいわけではありませんが、チタンモデルが出ても今のアルミに至るまで度重なるモデルチェンジがあったPower Bookですから、今でもG4化したPismoを使用していることからすれば、あの時iBookを見送ったのは、あながち間違っていたとは感じられない、 と思う次第です。

 結局、それ以後、iBookのことは隅に追いやられ、再び浮かぶことはなかった。それ以上にキーライムカラーを経て、iBookは四角い一般のノートパ ソコンになって、Power Book同様の経緯で現在に至ることになるわけです。
 ところが、昨年辺りからPower Bookの進展より、iBookがPower Bookに追いついて来始めたことを知ります。俄然、中古市場にチタンのG4Power Bookの人気が浮かび上がってきました。同じく、ジワリっとPismoも浮かび上がってきたところです。幸い、私も遅れに遅れてしまいましたが PismoをG4化することが出来ましたし、中古市場でも良品が姿を消しつつある状況になってきました。

 今さら今のiBook?。これはもったいないです。すでにPower BookはMac Book Proとしてintelチップを搭載した素晴らしいモデルがリリースされます。
 そこそこの処理速度で、これまでの古い(データ化した)資料などにも使用できるマシン、職場の花など... 、随分と加味する用件が多くなりましたが、行き着くところ、最初のiBookに白羽の矢が立ちました。
 ところが、次なる困難が待ちかまえていようなど、この時は全く思い浮かばないことでした。

思いついたが...
 2005年秋、市内のショップにブルーベリーのモデルが中古で出ました。元箱がないだけの結構きれいなものでしたが、金額的に折り合いがつかない。それ に、発売当時は10:1程度でタンジェリンを抜いていたのですが、G3Macのアイスブルーのような色合いではないため、今では少しばかりフィーリングが 甘いな、とも感じました。
 結局、このモデルは23,000円程度で売れたようです。
 ちょくちょく買い物をする札幌のDo-夢でも、めっきりこのモデルが少なくなってきたのもこの頃です。
 もっとも、その頃の私は合併後のゴタゴタもあったし、PismoのG4化と時を会わせたようなP.T.Kの入手でコンピューターは手一杯でしたから、 iBookのことも眼中になかったところです。

 ことは意外なところから起こってくるものです。自治体合併に伴い、職場のコンピューターシステムがNECから富士通へ一新されました。簡単な作業もひと り一人に貸与されている富士通マシンには課なり係なりの管理しているソフトウェアが全く使用できなくなってしまったんです。インプットメソッドですら最新 版のATOKが用いること罷り成らない!、という始末。その上に、アクセスで作っていた重要なデータベースも使うことが出来ないなどという不合理なことが 起こっています。
 私も別項で記していますが、DELLのInspilon2500を導入して使用してはいたのですが、どうも使い勝手がよくない。机も両袖のある広いもの にはならない。
 これらが重なって、当面はPPC Duoで文章などをタイピングしてWindowsへコンバートしていましたが、実際の処理能力などがイマイチの気分になって、イライラがつのる。手持ちの Pismoを数回持参しましたが、使っている専用台には少々大きすぎる。困りましたね。処理能力とともに、何とか職場に咲く花のようなものが必要だ、と感 じたんです。

Getするまで
 ネット上はもちろんのこと、様々な方法を講じてゲットしようとしましたが、ものが少ないために、いかんともしがたい状況になってきました。
 職場にも白いG3のiBookを持っている奴は居ますが、当初のクレーム、白の上にクリアのカバーのiBookはどうも好きになれません。
 タンジェリンが理想ですが、カラーは別として、シェル型のiBookの良品をリーズナブルでゲットすることを目標としました。

 2006年1月、intelチップのMac Book Proのリリースのニュースとともに旧Power Book、iBookが少しずつ市場に出始めました。ところがシェル型のiBookの良品がなかなか出ないのです。これには閉口しました。
 1月中旬、ヤフオクに少しずつ出始めました。が、きれいなものには2万円台の後半の金額が... 。
 私のように、貝型のiBookは、それほどの物ではありませんよ、という状況が解っている者にとっては、アホかいな?、と感じてしまいます。
 オークション開始が5千円程度でも、最終が一気に30,000円近くになるのですから、実際に使うと、どういった感覚になるんだろうか?、と、いらぬ心 配をしてしまったりしていたところです。

 同じ頃、Do-夢にタンジェリンのきれいなのが出ましたが、職場から連絡が取れずゲットできませんでした。
 ヤフオクでは、英語版のタンジェリンが最終30,000円近くでゲットされました。相変わらずの状況です。
 この商品の少し後で時間切れになるタンジェリンを見つけたのはその時でした。ものは2つ。一つは結構きれいなものですが、押し入れの中にしまわれていた もの、っていうやつ。
 もう一つは、表示通り結構きれいなのですが、見かけないシステムディスクと元箱付き。その上、ハンドル部分の本体側バックプレートのビス穴にヒビが入っ ている、そして、傷の付いた部分などは手持ちのパーツと交換してある、といったものでした。
 私にとっては、比較的きれいで、元箱があって完動品というのが最低条件ですから、この2台の推移を見守ることにしました。
 その少し後、もう1台出てきました。これはきれいな上に、中のアップルマークなどにヒビが入っている、といった状況でした。
 迷わず、真ん中のを主にオークションの推移を見ることとしました。

 2006年1月23日、12,000円から上が出ません。最終20分前、15,000円を入れました。案の定、10分間の延長がやってきました。相手が ぎりぎりで13,000円を入れたようです。
 結局15,000円でGet!。1月27日、ゆうパックにて我が家へお輿入れになった次第です。



 到着したその日、通電して無事作動することを確認。28日の土曜日から本格的な整備にかかりました。手持ちの128MBを装着してこれでOKとしたもの の、思わぬ落とし穴が存在か... 。

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