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iBook タンジェリン3・・
使える状態に
なってきた
ど
うもうまくない
P.T.Kのキーボードに変更してしばらくの間、的確なタイピングが出来ていました。違和感を感じたのは、キーボード自体だったのです。Pismoでも
気づいていたのですが、Pismoの場合は、キートップの面積が従来のPower
Bookと同じサイズですから、純正に較べて快調にタイプできていました。ことに、私のような、若干叩き気味のタイピングに対して、純正はガタが若干出て
きます。特に初期モデルでは、この傾向が多いように感じているところです。この点もP.T.Kでは若干なりとも、そのダンパーなどの微妙な硬さで常に快調
にタイプできるということでしょうか。
が、ことiBookではキートップの面積が広いためかしら、P.T.Kの硬さが顕著に表れてくるんです。ン〜、打ちづらいとかではないんですよ。何とい
うか、ササッとした動きが硬い、と感じてしまうんです。この部分が割り切れなくって... 。
というところで、純正に交換してみました。これがね、長年ASCII配列でやってる者にとっては少しばかり使いづらいんですよね。タイプの調子はなかな
か良いのですが... 。
それなら、タンジェリンの純正英語キーボードを探そう、として、うまい具合にあったんです。ヤフオクでしたが、この程度の金額で、といったところで入札
したところ、20分前に21円差で涙を飲みました。私は消費税も掛けない出品者に対して、こういったおかしげな金額差で落札される方はネ... 。
じゃ、青い方の...
、と考えましたが違和感が出てくるのは間違いのないところです。実際、タンジェリンの方が今にしてみると受けが良いのだな〜、と改めて感じ入った次第で
す。
純正JISとP.T.Kのどちらを取るか、を考えたところ、タイプの状況は使っているうちに体が覚えるだろう、と再びP.T.Kに変更したところです。
視覚によってこうも違うものか
タイプしているうちに、何となくおかしい気分になってきたのです。どうってことはないんですよ、確かに。でも、おかしい。
しばし考えましたよ。これが何か、ようやく判ったのはキーボードのカラーです。クリアのP.T.Kはスケルトンと呼ばれているものです。前回の写真で示
したとおり、キーボード周囲のトップ部分の半透明の部分とは本当に違和感がありません。これはこれで良いのです。しかし、妙に透明感がありすぎる、という
気分になってきます。これが違和感の理由です。
と、いって、それじゃ、その確認は... ?。
本当に今回のiBook購入については何か運命のようなものが支配しているようでなりません。またしても、ホワイトのP.T.Kの新品をGet出来たの
です。しかもリーズナブルな金額で。
下に示すのがそれです。ステッカーがiB1WHとなっています。サイドにドットテープが取り付けてありますから、先に出したクリアスケルトンタイプは
iB1CLになっていることで区別がつけられます。
本当に不思議なんですが、このホワイトのP.T.Kに変更すると、同じ準ASCII配列なのに、これまでの違和感が消えてしまっているのです。これには
少々ビックリしました。
そういえば、PismoのクリアP.T.Kの時も同様でしたが、唯一の違いは、キーボードと周囲のエボニーカラーとの対比が凄まじいほどだったから、違
和感がなかった、と思いますが、結局、私の方が文字キーのみ残して、他を通常のP.T.Kカラーに戻したことで、クリアーモデルとして使いやすさは向上し
ました。が、やはり、元のスタンダードなP.T.Kに戻したのは、今回のiBookのときと同じなのだな、と考えたところです。
当分はホワイトのP.T.Kでタイプすることとします。
これで良いわけはない
はっきり申し上げて、貝型iBookはどうして姿を消したのでしょうか?。筐体にヒビが入るから... ?。
私が思うのは筐体云々が主たるものではない、と考えます。おそらく、最大の不評の原因は「バッテリー」でしょう。
ことはeMate300に遡ります。別項でも申し上げていますが、eMateにはバックアップバッテリーがありません。全てをメインバッテリーの単三型
ニッケル水素電池4本に託されているのです。幸いバッテリーの充電が必要となればマシンの方で充電せよ!のダイアログが出ますので、チャージャーを接続す
れば2時間でOKとなります。
貝型のiBookもメインバッテリーが全てをまかなっています。ところが、通常はAC電源をメインとしての使用状況が大半であったためと、回路上の問題
もありましょうが、本機のコネクター部分がグリーンに発光することで判るように、電源は全てがバッテリーを通して行われるため、逆にバッテリーが活性化し
続けるためにバッテリーがダメになるのではないか、と考えるのです。
このの問題の解決策はいずれ申し上げることとしましょう。
もう一つ、筐体の異変です。この材質は定かでないのですが、ポリカーボネートではないか...
。いや、アクリル?。詳しくは判りませんが、eMate300のようなABS樹脂ではないようです。
もう一点は、透明のアップルマークなどとの接合部分にヒビが入る、ということから、互いの材質が何らかの影響を与えているのではないか?。
このような様々な憶測が浮かんでは消えるのですが、モノはポリカーボネートであろうと思います。スペシャルエディションからはこの半透明部分がホワイト
になってしまいます、というか、次の四角いホワイトのiBookの材質に変化します。
難しい表現ですが、最初のiBookの半透明部分は若干のくすみを持たせて強度を上げている、ということになります。ハンドル基部の内部から出るヒビは
可塑剤が飛んでしまう、のではなく、歪率とディスプレーの開閉からハンドル部分が動くことから必然的に起きるものではないか、と考えます。
同様に、ディスプレー下のアップルマーク周囲に入るヒビはどうして?。これはPismoのようにはめ込みマークと筐体との合わせ目がキツイため、かじっ
たリンゴの上下部分からジワ〜っと入ってきます。それとマーク側をもう少し浮き出すようにすればこれは改善できたかもしれません。
しかしながら、パワースイッチ付近にも入る可能性はありますから、ポリカーボネードでも可塑剤などの配合割合が若干良くなかったのかもしれません。
また、G4キューブについても同様ですが、ポリカーボネートも透明度が増すとホンの少しのエッジ部分でもヒビが内部に走ることはMacにかかわらず古く
から経験されていることです。
可塑剤のことを申しましたが、前回でも記載したとおり、本機のCM写真のように、日当たり良好の場所に置いたままにしていると、可塑剤が飛んでしまい、
つまり材質がカサカサになってしまうため、ヒビが内部から進行する、ということになってしまうわけです。中に毬藻などを
入れた四角すいのおみやげを日当たり良好の机の上に長い時間置いておくと、中からヒビが入って、最終はパラパラになってしまうことをご存知のはずです。
すでに、この手のiBookがリリースされて7年目を迎えるのです。通常では、ワックス分などで保護をして、少しでも可塑剤が無くなるのを保護してやる
必要があるのではないでしょうか。
一興ではありますが、ヒビの入っていないときに、この部分をスクアランで拭ってやると少しばかり良くなるかもしれません。
もっとも、材質の違いはあろうけれど、eMacの筐体にヒビが入らないように、はっきりしたカーブで整えられている形状のモノは大丈夫なのかもしれませ
ん。