ヨーヨー型ACアダプターの...

 実際の呼び方は、お題目のとおりで良いのかしら?。アタシゃね、この フォルムが大好きなんダ。ましてや、Pismoに最初に同伴して来たものだから、そりゃ、うれしかったんです。
 エッ、同伴って?、アータ、ちっちゃい字ですけど、アダプター本体の裏側に「私は中国生まれ」とか「私はタイ生まれ」って書いてあるでしょ。
 Appleの戦略かもしれないけれど、最近はみんな " i " なのよね。みんな「私」とか、アタイとかボクとかオレとか、そういって、キカイなのに自分を誇示しているように感じる。
 ところが、このヨーヨー型のアダプターはPismoで最初にイカレタ周辺機器でした。これじゃ、" i "もカタなしよね。何しろ電源コードの100V側のコネクターがスパークし始めて、内部が黒くなってしまったのを皮切りに、Appleの在宅修理ってやつ で交換、って状態だったんだから。
 間もなくアダプター本体がイカレテ、同じような方法で交換。このいきさつは別項で記載しましたよネ。
 アタシの思うのは、どうもACコードの白いのは大丈夫みたいだし、製品番号が定かではないけど、本体は中国製の少し重くって巻き取りスリットが少し開い ているものなら良いみたいに感じます、って、以前に報告したよネ。
 このヨーヨー型は結構多く出回っているみたいで、善し悪しの区別はなかなか判断できないかもしんない。
 で、最近(2005年4月)になって、ウソかもシンナイけど、少しずつ謎が解けてきたところなんだな〜。

 この後、思わぬことを発見したけど、まずはアダプター本体の電源供給ラインの巻き取りなんかから紹介してみよーっかと... 。

 まずは、皆さん、コンピューター本体へ電源供給するラインは、必要な長さだけ出して、残りはアダプター本体へ巻き付けたまま使ってるんじゃないかしら?
 アタシもずっとそうしてきたし、別に異常はなかったんです。
 でもネ、どことなくおかしい。本当にどことなく怪しいんだ。

そこで思い浮かんだのは、次のことかしら。
1.細いケーブルを全てアダプター本体から外し、伸ばしたままで使用
 Power Book本体へ供給するケーブルの巻き取りは、みんなはどうやってるんだろう?、無造作に巻き取ってるのかしら?
 詳しくは分解していないから不明だけど、けっこう、ケーブルがヨーヨーの中心部分から出ている部分に少しストレスがあるんじゃないかしら?、と考えたわ け。
 それで、巻き取りの改善は次のように行ったぁーさい。



 写真のように出口からきっちり巻くと、初期の製品はホルダーにケーブルの左右移動が出来ないほどになってるから、出口の縁がケーブル外皮に直角に近い角 度で食い込むような状態になるんですよネ。
 これはケーブルをほどいてみるとよく分かるし、特にタイ製のものなどは、出口の縁に余裕がないから、ケーブルがぐっと折り曲げられることになる... 。

 これを防ぐ方法として、まずは写真のようにしてケーブルを巻く準備をします。一週目をゆっくりとミゾに入れながら、立ち上がりのケーブルの下側へ通しま す。(リールのセンターが滑り止めになってるから、これは数回練習してください。)
 2周目にかかった時に、写真のような状態になればいい、と思うんダ。



 写真は後期モデルなら簡単なんだけど、口の開きの小さい前期のモデルでは難しいかも... 。ま、チャレンジしてみてクンナイ。心なしか通電が良い状況になったような感じがする... 、というのは気のせいでしょうかね。

 そうそう、逆もまた真なりなり、というコトバもあるとおり、数回に1回は逆に巻いてほしいんだ。これも、若干だけど、ストレスフリーの解消策にもなるよ うヨ。



2.アダプター本体と電源ケーブルのコネクター、本体への電源供給のコネクターの清 掃
 これもね、ワカンナイのよね。接点クリーナーなんてものも一杯出ているけど、どうも眉唾物ヨ。
 アタシはこの際だから、水道水をティッシュに浸して絞ったものでクリーニングすることをお勧めします。
 凄まじい汚れに少しばかりビックリするんじゃないかしら?。
 十分乾かした後、WD-40をスプレーしてティッシュペーパーで拭き取ってOKとします。
 これも定期的にやることが必要。
 なぜ水か、っていうとネ、うかつな接点復活材ではパーツへのダメージの方が大きい場合があるの。
 そしてね、接点部分が鉄で出来ている場合が多いから、汚れ取り剤がダメージを大きくする場合があるからなんです。
 ヨーヨー型のアダプターで確認したところ、電源ケーブルを含め、コネクター部分は非鉄金属でした。

 次はこの間おかしくなったACコードの方ヨ。これにはおそれいったネ。
 どうも、メニューバーのバッテリーマーク(アイコン)がおかしい。AC100Vから供給しているはずなのに、バッテリー表示のまま... 。
 やはりアダプター本体かな?、と思って、コイツも英語版に付属してたヤツ交換するとうまく行く。
 それじゃ、電源コードの方を2004年に買った英語版に付属してたヤツに変更してみたんですが、変わらない。アダプター本体は大丈夫、って判断したん だ。

 以上のことから、アタシとしては、この電源アダプターは次のように使ってほしいの。
1.使用するときはヨーヨーから電源供給ケーブルを巻き戻し、伸ばして使用する。
2.巻き取る時は内部の出口部分はストレスフリーの要領で巻き取る。
3.数回に1回は巻き取り方向を変更する。
4.定期的な接点クリーニングをする。

 そいじゃ、どうして変化するんだろう?最初におかしくなった悲惨な状況に比べて、別段どこも悪くはないんだけど... 。
 で、AC電源のコネクター部分かな?と思い、少しばかりアウターの口金を絞めてみたんですよね。でも変わらなかった。
 その時は外観からAC電源プラグを見ても床が悪いのか判断できなかったワケ。

 そこで、何度かコンセントへ挿したり抜いたりして、フトしたときに電源が供給されるポイントがある。そのタイミングがどうもAC100V部分の電源プラ グ部分みたい... 。まさか?、と思いつつ、次の写真を見てほしいの。

  

3.AC電源コードのプラグを作り替える
 今回はアダプター本体がおかしいんじゃなかった。それ以上に、AC電源プラグの溶着してフレキシブルにした部分が経年変化で堅くなることが解ったわけ。
 それにね、小判コードの断面の大きさからすると、フレキシブル部分が内部のコードに食い込んでいるから、内部コードの外皮が溶けてしまって、それが芯線 まで達しているから、つながったり外れたり... 。時には茶色と青の線がレアショートし始めるようなんダ。
 この時にね、アタシの最初の在宅修理はこの部分のレアショート、って解った。
 電源コードをたどってって、アダプター部分の丸い方の溶着してある部分と比べると、プラグ側のフレキシブル部分の処理の差は歴然だよネ。



 結局、DIYショップでナショナル(松下)のパーツ(電源プラグ)を買ってきて作り替えした、ってことなんダ。費用は100円だヨ。
 ホント、惜しいよ。これだけのモノ持っていながら、片方はコードの太さ無視っていう処理方法がネ。
 長期間にわたって使用しているものは、ACコードの電源プラグを作り替えするのがイイんじゃないかしら。



 絶対とは言えないけど、これで、かなりのトラブルは防ぐことが出来るんじゃないか、と思う。
 実際のところ、もう過去のモデルだからこんなコトする必要もないんだけど、PismoもクラムシェルのiBookも人気が高いから、どうしても、このア ダプターは必要なんだ。
 それが、ちょいとしたことで、ダメになる。100円で修正できる。アタシャこんなところが知っているのと知らないのとでは大きい差になってくる。まして や、AppleはPower Bookの修理代を値上げしたしネ〜... 。

 といったところで、今は大丈夫みたい。



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